明日3日は節分、翌日の2月4日(日曜日)は立春で、立春は冬至と春分の中間で、二十四節気の一番目です。季節の変わり目には邪気(鬼)が生じるといわれ、邪気を追い払い一年の無病 息災を願うという意味合いで、節分には古くから豆まきの行事が行われています。
近頃では、節分に食べる太巻きがブームになっていて、おなかの中へ「福は内」でしょうか。おなかの中といえば、豆まきに使う大豆は大豆タンパクで、牛乳や卵に匹敵し、大豆にはイソフラボン、サボニンといった植物化学物質が含まれ、これらが健康にさまざまな効果をもたらすといわれています。
毎日の食卓で油揚げの入ったみそ汁、豆腐、納豆など、日本では大豆を使った食品が数多く、日本人の長生きは、これらを使った「日本食」にあるのかもしれません。
恵方巻きに使われる、御飯や酢、干ぴょうやノリ、漬け物、だて巻、高野豆腐、大葉、ホウレンソウなど、体に良い食べ物ばかりで、やはり日本食で「福は内(腹)」でしょう・・・・・。
大豆タンパクのペプチドが、おなかの中で胆汁酸と結合してコレステロールの吸収を妨げる作用があり、また、悪玉のLDLコレステロールを血中から取り除くのにスピードを上げる作用もあるとか・・・・、体脂肪とコレステロールを減らすという、動物性たんぱく質にはない働きが、大豆タンパクにはあるそうで、節分を機会に、おおいに大豆を見直そうではありませんか。
一方、動物性タンパク質には、必須アミノ酸が含まれていますが、植物性タンパク質には含まれていないので、動物性タンパク質を摂取しないと必須アミノ酸が体内で不足して、必要なタンパク質が作られないことになり、適度な肉、魚など、動物性タンパク質も摂取することが大切です。