正月中はガス給湯器の故障で、自宅の風呂へは入れず銭湯 通いが続きました。13日には新たな器具の設置が完了の予定ですが、こんな正月は初めてでした。
きょう11日は、鏡餅を開く「鏡開き」の日です。餅を切る、封を切るという「刃物で切る」という言葉は、武家社会の風習だったもので、切腹を連想させるため、「切る」という言葉をさけて、「開く」という縁起の良い言葉を使っています。樽酒(たるざけ)のフタを割って開けることも「鏡開き」といいます。
硬くなった餅を刃物で切る、樽酒の「封を切る」、たしかに餅を割る、フタを割るのですが、「切る」「割る」では縁起が悪く聞えます。鏡餅や樽酒のフタを「開く」と呼ぶ方が「運が開く」という意味を込め、良いと考えたからでしょう。
鏡餅は焼いたり煮たりして食べ、醤油(しょうゆ)や砂糖、塩などを用いて味を付けますが、おいしく食べるには塩加減が大切です。一般に、料理の味加減を調えることを「塩梅(あんばい)」と言います。
塩には、殺菌作用があるので、相撲取りが取り組み前に塩をまくのは、土俵を清めるためだそうです。昔から神前で相撲を取るのは、農作物や豊漁を占うための神聖な儀式だったそうで、塩をまいて力士の安全を願うのに役立てていると言われています。
今年の初場所も、照ノ富士が休場で横綱が不在の場所、貴景勝が1人 大関の重責を担って期待され、関脇4人、小結4人、前頭の力士には力の差を感じさせなく、優勝は混戦模様で見るには楽しみです。
新しい給湯器が設置されたら、「湯を出す」のではなく「湯を開き」「塩で清め」なくては・・・・。