外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

黙祷に

2019年01月12日 | 日記

1月12日(土) 曇り

期末試験が終了し、この学校に来ておそらく初めて
とも思える心に余裕ができつつある時間です。

今日は朝8時に部屋を出てアプリの地図の案内を
頼りに東へ向かいました。

向かった先は西海子公園という湖のある公園です。

 
先日あるサイトで、この辺り一帯が1937年当時の
日本人居住区ではないか、と紹介されていたのを
見ました。

日本の歴史教科書には紹介されない
「通州事件」の場所です。

通州事件を調べると、その残虐なこと、想像する
だけで吐き気をもよおすものです。それが小説や
映画の世界ではなく、現実にあったもの。
北京にいる間に必ず訪れ、黙祷したいと思って
いました。

以前北京政府の一部の機関を通州区に移すという
ニュースがありました。再開発を進めると。
この公園の周りも新しいビルがいくつか建設され
まだ建設されるようです。

風化という言葉が適正かどうか分かりません。
天安門さえも無かったことにする政府ですから
通州事件なんて知っている人なんているのか。
無いものは無い、証拠もない、ものとして
葬られるものと。

非常に悔しいことですが、せめてもそれを知る
日本人が後世に伝えるべき。
その助力となれば。

 

 

コメント
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