外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南&北京=>故郷へ

北京五輪の翌年(2009年)からの外教(外国籍教師)生活と地元での留学生との触れ合いを綴っています。

空気汚染の霧

2013年12月17日 | 日記
12月17日(火) 晴れ

1週間ほど前だったでしょうか、一日中深い霧に包まれた日がありました。
早朝ジョギングをしておりまして、この学校の道路沿いにある街灯が6時すぎに消えた
瞬間から10m先が見えない状態になり、歩行にしたのですが、ライトを点けない自転車と
ぶつかりそうになったものです。

その時は単なる濃霧だと思っていたのですが、後で倩に空気汚染(PM)だと聞かされ
驚きました。その日倩はマスクをつけて現れたのですね。
今日も僅かながら霧が出ており、これもまた汚染の影響だということです。
言われてみれば、道行く学生にマスク着用が増えていますね。

元々この街は工業都市なので空気が悪いとは思っていましたが、南方からやってくる
汚染はその比ではないようです。

今日美珍が面白い話を聞かせてくれました。
彼女たちが1年生頃、この街で全国の運動競技が行われたそうなのです。
それまでは空気は良かったものの、その大会が終了した後から一気に汚染が酷くなった
のだとか。彼女が言うには、大会が終了するまでは行政から各工場に排気、排水の規制を
かけていたそうなのです。
いかにも体面だけは守る中国らしさですね。

学生には日本の都会にいる人々はこの時期から5月頃まで風邪か花粉症のどちらかで
マスクを着用するという話をしました。もし私がマスクを着用したら風邪だと思って
ください、と伝えたのですが、新たに空気汚染verが加わることになりそうです。
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ネットショップで初の返品

2013年12月16日 | 日記
12月16日(月) 晴れ

週末から気温がまた低くなり、今朝も池に氷が張っていました。今年もあと半月ですね。

先週金曜日に続いて今日も補講。今日は3年生でしたが、先日に続いて同じ映像を見せて
学生は喜んでいましたね。

授業開始前に宅配便業者から荷物到着の知らせが携帯メールに届きました。
今日の宅配便は校内のあるお店が受け渡し場所になっており、ちょうど学生が一人同じ
場所にある別の宅配便に行くということで一緒に行きました。

その学生が受け取りに行った業者、私が先月下旬にあるサイトで初めて買い物をし、まだ
商品を届けてくれない会社でした。
商品は25日に注文し翌日にはこの市内にある営業所に届いているものの、そこから
このお店に配送されてないのです。1週間ほど前に一度連絡が来て、今日明日中に届ける
と言ったものの、その後音沙汰無し。

学生が商品を受け取った後、状況を尋ねたら、名前を伝えただけで分かったようです。

注文したのは梯子。1週間前に連絡をしてきた男は「荷物が大きすぎて・・」と言い訳を
していたのですが、この店の人間の話では配達中に商品が壊れてしまったのでショップに
返送しているのだと。

そんな連絡が一切ないことにも腹立たしいのですが、配送中に壊れる梯子とは強度が
気になりますね。
ショップの商品紹介では大人が3人乗っても大丈夫という画像を紹介していますが、
現実はどうなんだか。すぐにサイトからキャンセルの処理をしました。
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試験問題ドラフト作成

2013年12月15日 | 日記
12月15日(日) 晴れ

期末試験実施まであと1週間、この週末で漸く4科目の試験問題を全て作り上げました。
明日以降に印刷を依頼します。
1学年で50数名なのですが、カンニング防止の為に今回も2種類の試験問題を作成して
いるため、1科目につき26枚前後を2セットという少々面倒な印刷依頼です。
前の学校だと外教共用のプリンターで思うがままに作成していたのですが、こちらでは
そうもいかないので、面倒です。

宿舎事務所のプリンターが不具合を起こしたのをきっかけに、自分でキャノンの複合機を
購入したのですが、これが当たりでした。
日本のWordで作成した文書は中国のWordで開くと微妙なフォントのズレが出てきて
印刷の際に微調整しなければいけないのですが、自身のPCを直接繋げれば、作成したまま
印刷が可能になります。
少々大きな買い物でしたが、買ってよかった。

しかし、試験問題を枚数分印刷となると、インクの消費量が心配なので、あくまでも
原本印刷のみに使用します。

早い段階から複合機が欲しい、と外教の言葉を代弁しているのですが、外事科長の腰が
かなり重いのですよね・・・。
その事務所で外教が自由に使えるPCのRAMが500M、と今時どこの事務所でこんな
に動きの遅いPCを使わせるのか、という状態ですのでね・・。
たまにそのPCをカナダ人教師が使っており、見かける度に「動いてる?」と声をかけると
「動いてるよ、忍耐が必要だけどね」と笑っています。

明日は印刷依頼の為に、これまたカーボン式の伝票を書かなければならないのですが、
ここにいる限りこの面倒な手続きは続くのでしょうから、今のうちに慣れないといけません。
大学名がTechnologyという割にはとてつもなく旧式な学校です。
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初めての補講

2013年12月13日 | 日記
12月13日(金) 晴れ

正月三ヶ日に友人が結婚式を挙げる為、二日間の休みを申請したところ、補講を要求され
ました。給料を時間分削減してもいいから、と休講を希望したのですが、学院(学部)の
規定でそれは許されないと。

ただし、例年元旦の休みは三日間あるので、学校が休みになればその必要はありませんから
1~3日まで休みになることを願っておりましたら、昨日通知があり、休みは元旦のみと
なりました。
3週間前にならないと休みの期間を決められない、その状況にも慣れてはおりますが
いつまでたっても受け入れがたい中国の悪しき習慣です。

昨日急遽授業があるクラスの学級委員に連絡し、3日の補講を今日行い、2日の補講を
来週月曜日に行うことに決めました。
今日は従来の授業に追加して4時間連続だったため、後半の2時間は映画鑑賞にしました。
三谷さんの作品です。
こちらの都合で補講にしたので、その時間は自由参加にしたのですが、皆楽しんでいました。

来週の月曜日は3年生の合同授業と2組のみの会話の授業。
試験範囲の授業は済んでいることもあり、こちらも映像の鑑賞にするつもりでいます。

教師も学生も望まない補講、ただ学部側が体裁を守るために強要するものですね。

私は前の学校では自身の都合で授業を休んだことがないので、初めての経験なのですが
アメリカ人教師などは自己都合を優先していました。
前の学校では補講か給料カットを選べたのですが、この学校の方針だと彼らも補講を
せざるを得ない。
しかし、聞いた話によるとほぼ全員がクリスマスも勝手に休みと決めているそうです。
外事科長はまだ休みの期日は決まっていないと説得に努めていたようですが、どうなるやら。

我々のような日本人教師の少数派では、要求もままなりませんが、英語教師と一緒になれば
纏まった人数になりますので、多少変化があるかもしれませんね。
来期から連携をもっと強めましょうかね。
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不思議な受験計画

2013年12月12日 | 日記
12月12日(木) 晴れ

今日も主な授業が終わり、ホッと一息といったところです。
週末にかけて試験問題を完成させる予定ですので、これからが本番ですかね。

木曜日の会話の授業の休憩時間中にトイレで男子学生と喫煙しておりまして、今日は
その学生から「来年の7月に日本語検定の1級を受験したいから対策を教えて欲しい」と
依頼され、断りました。

理由は、まだ1級を受験できるレベルではない。

もちろん受験するのは本人の勝手ですが、現レベルではお金の無駄遣いにしかなりません。

前の学校と違って、この学校の学生は不思議な受験計画を持っています。

平均的に3年生の1学期で初受験なのですが、2級を持っていないのにいきなり1級を
受験する学生もいるのですね。実力が伴っていればいいのですが、そうには思えない。
倩は3年次に2級に不合格になったものの、次の試験では1級に挑戦し不合格、そして
今回も1級に挑戦しました。
卒業までに1級を取得できなかったらどうするの?と尋ねましたら「困ります」だと。

もちろん、4年生になって2級受験はプライド(面子)の問題もあるのでしょうが
卒業した時に、「結局2級さえも合格できなかった」という結果になっては、困るのは
本人だと思うのですよね。

3年生2組、全員が未受験のこのクラスでこの話をしましたら、またもや一様に不服の
表情でした。
聴解力も会話力も低い割にはプライドだけは高いのですよね。
そして困ったことに来期の選択科目はこのクラスのほぼ全員が私の授業を選択しているので
とてつもない嵐が吹き荒れそうです。
中には私の厳しい授業を楽しみにしている学生もいるようですが、ごく一部ですね。
「選択科目は4年生になっても履修できるそうですから、安心してください」なんて
笑えないジョークを話してきました。
実は人数の多い一科目は、後の処理を考えて出席重視に切り替えるつもりでいます。
さすがに2クラス45人超もいると、無茶はできません。
一科目の35人には、「鍛えられたお陰で2級は余裕だった」と言わしめる授業にしたいと
思っています。
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学生の学習意欲を妨げるもの

2013年12月12日 | 日記
12月11日(水) 晴れ

久しぶりに0度近い気温になり、構内の池が薄く氷を張っておりました。

昨日北京行きを教えてくれた倩が、明日上海で別の会社の面接があるとのことで午後の
列車で出発しました。
北京の研修に行くことはほぼ決まっているのに、何故上海の会社へ?と尋ねたところ
面接担当が日本人のため、自身の会話力を試したかったのだとか。
その為に十数時間かかって列車に乗っていくのです、若さは羨ましいですね。

急遽推薦状を作って手渡しました。効果があっても無用になる代物ですが、何かの記念に
なればいいと思っています。
学校で彼女に会うのはこれが最後になるかもしれませんのでね。

さて、最近学食内で見かける光景で心配の種が出てきました。
1年生の女の子と私は面識の無い男子学生との食事。
2年生と3年生の恋人らしき姿は何組か見かけており、大概は既に救いようのない状況
なので、私も敢えて救いの手を伸べるつもりはないのですが、1年生となると見過ごせない。

もちろん、人の恋愛感情にケチをつけるような大人気ないことをするつもりは無いのですが
濰坊の学校にいた3年間で見た限り、同じ学校内で恋愛をすると十中八九成績が急激な
下降線を辿ります。
同じ恋愛でも恋人が他の学校にいるケースは比較的安定しています。

その原因を私なりに考えたところ、同じ学校内だと授業と学生寮の門限以降の時間以外は
ずっと一緒にいる、という状況になってしまい、勉強の時間など・・・ということになる。

前の学校では赴任した年に1年生だったクラスの女の子二人が1学期にはとても真面目に
勉強していたにも拘わらず、私が担当を外された2学期の間に彼氏ができて、再び担当に
なった2年生の時には、完全に挫折しておりました。

この学校の入試レベルは前の学校よりも数段高いので、理性を働かせる学生が多いか、
と見ていたのですが、やはり感情をコントロールすることは不可能なようです。

1年生の段階から音声を聴くという学習法が定着しつつあり、このまま2学期も継続
できれば、来年の今頃には一部の現3年生をも超越する学生が続出すると見ているだけに
(たかが、と言っては失礼ですが)理性を失ってしまう恋愛に走ってしまうのは避けたい
ところです。

教師が授業で話すようなことでもないのですが、せめて男から言い寄られた時に、それが
自身にとって有益なことなのかどうか考えられるくらいの知恵を与えられるような話を
したいものです。
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学生の巣立ち

2013年12月10日 | 日記
12月10日(火) 晴れ

試験実施週間まであと2週間、一番頭を悩ます時期です。
試行錯誤の3ヶ月、授業の進み具合もあまり速くなく、出題範囲が非常に狭いのですね。
学生には「頑張って満点を取りなさい」と激励?しています(笑)

さて、今日は倩から喜ばしくも寂しい知らせがありました。
就職面接に合格し、来週から北京で研修を始めるとのこと。
まだ学生なので就職ではなく、インターンシップなのだそうで、北京で研修をしたあと
上海でインターンシップでの就業。正式採用されて2年間就業したら日本で働ける
チャンスがあるのだそうです。
中国の会社なのだそうですが、本拠地は東京にあるのだとか。
日本で働いてみたいという強い希望を持っていたので、条件としてはいいですね。

北京の研修は来週頭から始まるそうで、彼女に1年生の授業で通訳をしてもらうのは
明日が最後になりました。

9月にこの学校に来て以来、ずっと面倒を見てくれた彼女。
片腕を持って行かれてしまうような感覚ですが、新たなステージに向かう彼女にエールを
送りたいと思っています。

事あるごとに「1年生か2年生の時に先生と出逢いたかった」と言ってくれた彼女。
彼女のようなチャンスを掴める後輩を育てることが私の使命ですね。
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コンテスト入賞

2013年12月09日 | 日記
12月9日(月) 晴れ

今朝QQにある濰坊の学生のつぶやきを見ましたら、雪が降ってきたとありました。
こちらはここ最近に比べれば寒かったものの、綺麗な晴天。
改めて濰坊の天気は厳しいのだと思いました。

さて、今夜は2度目の審査員に呼ばれました。
学生から話は聞いていたのですが、何のコンテストなのか全く分からず、とりあえず
行ってみましたら、今までに見たこともないコンテストでした。

音入れとでも言うのでしょうか、ドラマやアニメの声に合わせて声出しするというもの。
劇と違って、映像の中の会話に声を合わせるのでかなり難しいものです。

出演は10組でうち1組が日本語科の2年生、前回の2年生よりも纏まったクラスです。
よく練習しており、発音も同期もよく、今回は高評価を付けました。
もう1組、英語科の学生たちが日本のアニメを題材に使っていました。
恐らく、第二外国語で日本語を勉強している学生達だと思われます。
もちろん、早口の部分は何を言っているのか分からなかったのですが、簡単な言葉は
しっかりと発音していました。
専門ではない分野で挑戦するその姿勢が嬉しかったですね。

結果は日本語科の2年生が2位に食い込んでくれました。
題材がコナンで、司会進行を担当していた女の子が「私の一番好きなアニメ」とコメント
していました。選ぶ題材も大切ですね。

英語が主流の中、2位に入ってくれたことがとても嬉しく、とても気分のいい1週間に
なりそうです。
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ぬか喜び

2013年12月07日 | 日記
12月7日(土) 晴れ

水曜日のミーティングで来期担当する授業を告げられました。
授業数は変わらず、担当する学年も変わらないのですが、3年生の授業だけ若干の変更が
ありました。
今学期は全てが必修だったのですが、来学期の3年生の授業は2科目あり、いずれも選択。
一つが各クラスごとで一つが合同。
選択クラスを各クラスごとで行うのも奇妙だと思うのですが、4年生に昨年の話を聞くと
さらに不思議な状況が明らかになりました。

選べる科目は3科目で、そのうち2科目を選ぶのだと。
ということは、学生たちはほぼ必ず1科目は私の授業を選ぶことになるわけです。
そしてもう一つは同じく今年着任された男性の先生の授業。

選択科目を任される事を意気に感じ、本気で勉強したい学生相手に今までとは違う
授業を考えていたのですが、この状況では必修クラスと何ら変わりがない。

また今回の選択授業の選び方も、学生が担当教員を知らされないまま選択させられた
そうで、問題の多い2組の全員が1科目で私の授業を選択していたため、考え直した方が
いいよ、と授業中に告げたものの、他に選ぶものがないのなら仕方が無いと言った
ところです。

かなりの拍子抜け。

来年は1科目だけにしてもらって、本気の学生だけ選んでもらうようにお願いするかな。
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盗難事件その後

2013年12月06日 | 日記
12月6日(金) 晴れ

同僚の先生のバッグが盗まれてから、警察・校内保安局・食堂の管理者のコメントは
一貫して「2階の監視カメラは壊れているからどうしようもない」だったのですが
今日夕方、食堂の事務室に何とかたどり着いて映像を確認することができたそうで
(事務所に入るまでも面倒な交渉があったようです)
映像に映る犯人を確認できたそうです。
そして、その映像は壊れているはずの監視カメラのものだったと。

昨日食堂の職員に映像を見せてくれるよう交渉したところ、2階のは壊れているし、
1階の映像を見ても分かるはずがない、と只管拒否の姿勢を取っていました。
当初は通訳をしていた学生に任せていたのですが、黙っていられなくなり
「見て分かるかどうかは関係ない、とにかくビデオを確認したいんだ」と話し、まだ
渋る職員に対して、
「あなたは責任者か?」と詰め寄ったら、違うというので今日再度交渉することに
なったのですが

当初は「機密性があるので警察にしか見せられない」と言ってきたそうです。
それでも何とか学生が一人だけ入室を許可されたそうで、そこに映る容疑者を見て
最終的に同僚の先生が入室できたのだそうです。

何故彼らがカメラが壊れているなどと嘘をつき、同僚の先生の入室を拒んだのか
今はそちらが気になります。
まさか、容疑者が食堂の職員だったら、彼らは本人を隠す可能性もありますね。
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