外教生活 in 中国山東省濰坊-淄博-泰安-済南 & 北京

~旧タイトル:日本語教師LIFE~

試験終了、そして不合格者

2013年12月28日 | 日記
12月28日(土) 晴れ

昨日で期末試験が終了し、まずは一息。
成績を全て算出して提出、と行きたいところですが、まさかと思っていた不合格が3人も。
試験の平均点がいずれも50点満点中42~46という大サービスぶりにも拘わらず
何をやっているのやら。
出席点が低く心配していた学生は試験で取り返していました。
不合格中の3人中2人は2年生。
この試験は予め試験範囲(全て練習問題)を指定しておりましたし、そのテキストには
巻末に答案もあったので、日頃から授業に出席している学生の平均点はとても高いのです。
この二人は何をしていたのでしょうね。

この学校には追試の制度があり、次の学期に実施されるそうなのですが、我々は追試用の
試験問題を成績と一緒に提出しなければいけません。
しかし、面倒ながらもさほど難しいことではありません。

もちろん、大学側へ提出する成績は私の裁量次第ですのでどうにでもなるのですが
この状況下で不合格など考えられないため、少しばかり仕事をしてもらおうかと考えて
います。

追試かレポートか選ばせる
レポートの場合は朝のお馴染みの15分ドラマを1話分書き取りさせる。
追試の場合は更に二つの選択肢を与える。
一つ、私が作成する試験を受ける。
二つ、該当の学生に試験問題と模範解答を作成させ、内容が良ければその試験で受験。
   つまり自作自演
一は合格の保証無し、実際その追試にも不合格になり再履修した3年生が二人2年生の
授業におりました。
二は自ら試験問題を作らせることにより、そのまま学習してもらうというもの。

なるべく再履修はして欲しくないのですよね。
もし再履修となると来年の一学期に現在の1年生と同じ授業を受けることになります。
録音を聴くことを意識づけている1年生がこのまま冬休みから2学期も頑張れば、2年生
になる頃には私と会話できるレベルには達するはずです。
私の日本語による授業の中で先輩であるはずの3年生がついてこられないという状況も
考えられるわけです。
本人にとっては肩身が狭いでしょうね。

なるべくならそういう事態は避けたいものです。
当該の学生にとっては今までにはないアイデアだと思うので驚くかもしれませんが
やってみて興味を持ってくれたら面白いですね。
コメント
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