我らはさして褒められることもしていません。ただの芝居屋です。毎回の公演も必死です。余裕はありません。劇団員も減ってきました。でも芝居をしなければ芝居屋にあらず。芝居に対しては真摯に向き合ってきたつもりです。スタッフには安いとはいえ必ずギャラを出し、赤字を出さずカツカツですが何とか遣り繰りしています。それも多くの演劇界の仲間が、相身互いで支えてくれたおかげで、ここまでやってこれたと思います。
それでもやはり足りないところがあったのでしょうね。真摯ではないとのお叱りも聞こえてきます。協力してもらっている方へももっと関わり方を考えねばなりません。こっちは仲間と思っても先方がどう思っているかはわかりませんものね。「甘えんなよ」と言われれば、確かに甘えているのは事実です。そこはこれから真摯に受け止め、「甘え」ではなく「信頼」を育めるように心掛けるべきですね。公演回数の多さに甘えては駄目です。ここいらで一度褌を締め直す必要がありそうです。 そして何よりも生き残らねば・・・ネ
芝居屋が店をたたむときは我が世の終わるときですから。