神原ワールド稽古場日誌

神原ワールドが繰りひろげる劇の世界・公演のお知らせ・稽古場の模様を皆様にお届けします♡

ネオ大衆演劇

2016-04-23 18:16:24 | 日記

 台本は粛々と進むのさ。

 大衆演劇を知り得たのはここ十年来の収穫です。小劇場はもとより、新劇、狂言、ミュージカルにオペラと、いろいろ吸収してきました。しかし、劇団浮狼舎に入って初めて大衆演劇というものに目が向きました。座長の神原自身がその舞台にも立ち、また浅からぬ縁あって作品にも大いに影響を及ぼしていたからでしょう。

 この劇団に入ってからというもの、私(島上)の中の演劇の垣根は劇的に取り外されてきました。時の先駆者は皆、アングラと言い得る存在だと(師匠もまたそうであったと)わかってから、何だか仕切りのようなものがすっかりなくなってしまって自由になりました。元々、私は「高校演劇」だとか「新劇」だとかの名称に違和感を持っていました。みんな「芝居」でいいじゃねぇかと。「演劇」というと、未だに日本人には理解できません(残念ながら学校教育の完全な失敗です)。だから「芝居」でいいの「芝居」で。

 そこで大衆演劇です。

 田舎歌舞伎や村芝居もありますが、今も普通に毎日どこかで必ず上演されている大衆演劇は、芝居というものの原点のように思われるのです(あくまで私個人の感想ですが)。そんな大衆演劇を更に叩いて、伸ばして小劇場風にしたのがうちのネオ大衆演劇。もうお客さんが面白けりゃそれでいいんです。形は様々。その定かならぬ形が形になろうという今、やめてしまうのも一興かしらね。

 昨年とは打って変わって、歴史的にはな~んにもなかった文化八年。巷にゃこんなお話があったんだよ…と。さらっと(刀はぶんぶん振るけどね)演っちゃいましょう今年も!                   

                               

 

 

 

 

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始まりは終わりに向かって

2016-04-17 21:25:27 | 日記

 何事も始まれば終わる。第10回ハレンチキャラメル公演「あばよ!」…まんまやね。

 台本は毎度、連載小説のごとく。稽古は先週から始まりました。

 すべてのことを巻き込んで芝居は始まります。人生のすべてを呑み込んで、始まったら終わるまで。そうやってきたんだ皆。

 さあ演ろうか今年も。人生は前のめりが基本(^^)

                     

                      

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劇団ハレンチキャラメル始動!

2016-04-10 00:06:48 | 日記

 4月を迎え、7日に第10回劇団ハレンチキャラメル「あばよ!」の顔合わせがありました。仕事等の関係で全員は無理でしたが、皆さん忙しいなか集まっていただきました。

 7月2日(15:00/19:00)・3日(15:00)の両日の公演を最後に劇団ハレンチキャラメルは解散となります。最初は旗揚げ解散のつもりでしたが、今までの小劇場と違う手法が面白かったということや、作家がどこまで度外れることができるかやってみたかったというところが長く続いちゃった理由ですかね?どうでしょう?くま子さん(作家 神原くま子=神原くみ子)。かなり好き勝手にやってきて思い残すこともないし、劇団員の高齢化も進んできたので、ここいらが潮時かな…と。

 思えば、私は第1回目から未経験のことばかりで試行錯誤の連続でした。侍なんてやったことないですからね。一番苦しんだのは、台詞のヤマ上げですか。台詞を歌うな(節や抑揚をつけるな)と教えられ続けてきた者が、今度はきれいに歌えと言われる。禁じ手を必殺技にしろって、難しいですよね。今でも苦しんでいます。殺陣も不得手ですし、何より腰が決まらない。どう見えてんだろうって必死です。どんな風だかいっぺん観に来てやってください、格好いいですから(どっちやねん)。

 まだ台本はありません。でも3ヶ月後には見事江戸の民となっていましょう。空前絶後、小劇場時代劇、どうぞご期待ください!

                           

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新年度

2016-04-04 00:07:18 | 日記

 世間は新年度☆ 始まったとさ。私はインフルエンザにかかっていて世間とは距離を置いていたもんで、いまいちピンときません。

 でも、ちょっと…イヤかな。昔から春はちょっと苦手で。少しだけ思考停止(++)

 

 世の中に 絶えて桜のなかりせば 春のこころはのどけからまし      在原業平

 

                       

                                           

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