神原ワールド稽古場日誌

神原ワールドが繰りひろげる劇の世界・公演のお知らせ・稽古場の模様を皆様にお届けします♡

見送る者

2020-08-28 12:13:24 | 演劇

        

 19日に亡くなられたのは知っていましたが、なかなかブログには書けずにいました。山崎正和氏には30年くらい前、ピッコロ演劇学校時代にいろいろ教えていただきました。厳しかったですね。せりふの基本を教えていただきました。今もずっと教えを忘れず頑張ってます。変な読みなどしようものなら「汚らしい日本語をしゃべるな!」と怒られました。

          

 コミックバンドおかげ様ブラザーズのきんたミーノさん。ラジオのヤンタンにも出ていました。大学の先輩です。25日に逝去されていたのを今日知りました。私とほぼ同い年です。早過ぎますね。学生の頃はバンドのバックダンサーをやらせていただいてました(ギャラはご飯ね)。

 淋しいです。私らはただ見送るのみ。 …今夜は酒だな。

 お疲れ様でした。

 

 

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心の中はブラックラグーン

2020-08-27 10:24:48 | 演劇

 実は私、劇団のアトリエにmyマンガ本を大量に置いています。もちろん誰が読んでもよい劇団文庫として置いているのです(持って帰る時は一言云ってね)。その中に「ブラックラグーン」が全巻あります。この前の衣装合わせ(遅刻しました)のあと読んでみると、面白かったうえに、以前と違った印象を持ちゃったりしました。これって自分の中の何かが変わったからなのでしょうか?それとも…。謎です。

 物語は、4人のアウトロー(ロック、レヴィ、ダッチ、ベニー、主にはロック)を中心にアンダーグラウンドな世界で物語は進みます。自分という人間の、この世界でのあり方が作品の底で絶えず問われているのが不思議。自分はどう生きるか、そこにどう存在するか。派手な展開の中に、そのことが問われ続けている気がします。それが今の私に響いているのかしらね。    

               

 今の私は当面、9月の公演に向けて行くんだろうなあ、と思います。

 

 ㊟おっさんずラブではありません☒

                   

 

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今日から俺は

2020-08-25 15:35:58 | 演劇

 「今日から俺は」といえば、映画化もされたあの人気ドラマ(面白いですよね)のタイトル。この前、映画の「グレイテストショーマン」のナンバー「From Now On」を聴いていて、はたと「同じ意味じゃん」と気づきました。皮膚がん除去の為80針縫った、あのヒュージャックマンが安静中にもかかわらずスタジオのエキセビションで思わず歌いだしてしまったナンバーです。「今日から俺は」とは関係ないですが、タイトルの意味は一緒ですよね。

                     

 言葉は祈りを込めると歌になるのです。感情の極致は「歌」でしょうね。それは叫びや呻きや溜息も含む「うた」なのです。もちろん、音楽としてなら旋律やリズムも大切です。しかし、絞り出される人の声、心のざわめきを音にした声が最も重要ではないでしょうか。

                          

 私もしばらく舞台で歌っていません(30年以上)。気持ちいいですよ~(^^♪ 

 感情をただ爆発させるのは私生活。どう見せるか工夫して、コントロールして爆発させるのが舞台。そのための台本やったり、スコアやったり、演出やもんね(^^)/ でもミュージカルは食わず嫌いの人多いですよね。最初におもろいもん観ないと食わず嫌いなりやすいです。

 

     レ・ミゼラブル    コーラスライン  

              ジーザスクライストスーパースター

                                

 

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大衆演劇へ行こう!

2020-08-22 22:10:56 | 演劇

 昨夜は西成のオーエス劇場に浪花劇団の近江新之介を観に行きました(新ちゃんは私の叔母によく似ていて、とても他人とは思えません)。ゲストは近江飛龍劇団の近江飛龍。久しぶりに二人揃ったところを観ました。私はいつも楽しみながらもじっくり観察します。そして芸を盗みます。というとかっこいいのですが、帰ってからおさらいするわけではないので、そこはいい加減です。昨夜は久しぶりに大笑いして帰りました。やっぱこれですワ。

          

  近江新之介         近江飛龍       オーエス劇場の浪花劇団は、8月30日まで(^_-)-☆

 誰もが、誰かから元気をもらって、また誰かにあげているのです。元気は分けると増えるのです。

 元気があれば何でもできる!ダーッ❣

                

 

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忘れ草

2020-08-19 16:22:10 | 演劇

 「忘れな草」は不信。「忘れ草」は信頼。つまり、相手が忘れてしまうのではという不信から「忘れないで」ということで「忘れな草」。反対に、相手はいつまでも自分のことをきっと忘れないと信じているから、どうか忘れてくださいと「忘れ草」となるわけです。

 痴呆症になれば覚えていられなくなるのでしょうが、大概は忘れられないことです。済んでしまったお芝居はすぐ忘れるのですが…。うちのように、年4回も5回も公演があると、終わったお芝居はすぐ忘れます。次(の台詞)を入れなければなりませんから。しかし、思い出はそうはいきません。いつまでもこの胸に居続けます。

                  

 亡くした友、元恋人、文鳥…。繰り返し自分の人生の中に登場し続けるのです。私が死んで思い出せなくなるまで。それは終わった恋ですら同じかと。私が命尽きるまで、彼らは生き続けるのです。忘れられない映画や芝居のように。その人の中で、その人の人生と共に生き続けていくのです。

 「忘れ草」が欲しくもあり、欲しくもなし。 

 さて、私を覚えていてくれる人がどれくらいいてくれるのかしら。 …それはまた別の話、やね。

 

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