デス・オン・ザ・ナイル

　数日前、アガサクリスティーの「ナイル殺人事件」ケネス・プラマー版観ました。このお話知らなかったのですが、途中で犯人わかっちゃいました。あなたはわっかるかなぁ～♪（わっかんねぇだろうなぁ～♪by松鶴家千とせ）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　私は事件よりも、エルキュール・ポワロのある謎がわかったことの方が驚きだった。何かそれだけで満足してしまった。この謎がこの作品に深みを与えるのですよ。観ればわかります。役者さんたちもみんな魅力的でした。

　　　　　　　　　　　　　　　

　丸尾さんとこのＧフォレストもよくミステリー劇場（実際に旧洋館を借りて）やっていますね。うちはミステリーより怪異の方が多いです。何が一番怖いかはお客様が決めるのです・・・な～んてね。

　劇はどこか狂っているものです。身体に悪く（2時間以上あれば必ず体を痛めます）、心も蝕む。みんな毒を楽しみに劇場に来るんですよ。だって演劇の「劇」って劇薬の「劇」ですものねぇ。よく効く薬は同時に毒でもあるのです。何に効くかはあなた次第。用量・用法に気を付けてお使いくださいネ。

　今のところ劇団 浮狼舎公演「カネヨの小鳥」は怪異譚…っぽいです。4月15～17日、予定空けといてくださいね～～👻

　

只今、副反応中 (*_*)

　昨日、3回目のワクチン接種いたしました。今日はやっぱり発熱君です。あと頭痛と倦怠感、筋肉痛。ひたすらじっとしています。

　日本橋のin→dependent theatre 1stで毎週火曜ゲキジョウという企画がありまして、今週火曜日（3/1）に行って参りました。30分ほどの芝居を２本。私は19:45からの回を鑑賞（大人の時間やね）。

　　　　　　　　　　　　　

　ここ最近一緒にお芝居しております二階堂弘美さんが出てたもんでね、ちょいとのぞきに。彼女の出ていたのは、門真フィルムコミッション演劇部による「はじめにくらやみから」（作・演出 金哲義）。彼女を含む女性３人のお芝居。面白かったですよ。このタイトルは、俳優のロマンを表したものです。二階堂さん、独白がんばりましょう！前後しての狂夏の市場の「舞台版 ロスト」（作・武田操美　演出・岩切千穂）も面白く、楽しめました。仕事帰りに、こんな風に芝居を楽しむ。これが本当の文化なんですよね。　　

　　　　　　　　　　　　　　　　

　細川俊之も死んでしまいましたが、木の実ナナとの「ショーガール」は好きでしたね。段々と全国公演になっていったけれど、最初は小さな劇場での二人芝居でした。時間も21時くらいから、ホワイエでワインなんか出したりして。日本では俳優や劇場の負担が大きく、芝居を日常的に展開できないのが現実です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　

　今日はちょっとオペラを、芝居を、パントマイムを、歌舞伎を、舞踏を…と気軽に足を運べる社会がいいなぁ。