『花鳥風月』雑記

素朴に質素に優しくいきたいね

日比谷公園

2007年04月15日 | Weblog

首賭けイチョウ 周囲8.6m(後ろは松本楼)

北に皇居、東に法務省・警視庁・高裁、南にイイノホール、西に帝国ホテル・
日生劇場・丸の内署に囲まれて日比谷公園はある、開放感のある様式
都市公園として都心の休息と安らぎを求めて賑わっている。

その一画にテニスコート4面がある

昨年よりそのコートで月1、2回テニスをやれる幸運に授かっている、
テニスは何処でやっても楽しいが此処でも稀に出るNice Shotはまた
格別な爽快感だ。

テニスの前に園内を散策する事があるが先日の事である
老舗《松本楼》の傍らにある巨木イチョウに「首吊りイチョウ」ジャナイ
『首賭けイチョウ』の説明看板を見た。(当然ご存知の方も)

没後50数年経つ、日比谷公園ばじめ全国有名公園の多数を設計された
《本多静六博士》が日比谷交差点あたりにあったイチョウの木を移植する
にあたり回りの反対を己の首を掛けて移植成功させたと言う曰くがある。

本多静六と言う御仁は林学博士のみならず、
卓越した金銭哲学と蓄財術で膨大な資産をきずかれた、
その資産は公益事業に寄付されご自分の生活は、あくまで質素で
あられたと言う先生である。

人生訓は【人生即努力、努力即幸福】

イチョウの木一本に己の進退(首)を賭ける、

その潔いまでの気骨に聞くだけで陶酔してしまう

博士の書籍は、伝記・哲学、特に蓄財術に関しては多数出版されている
ようだが小生なんぞ何冊、何遍読もうと吸収する地が無いからout

「どんな努力でも報われない努力は無い」てな言葉の分かる頃はすでに
遅し、、、実感だ