昨日行って来た大鹿村の黒川牧場へのスノートレッキングのレポートで~す。
林道中峰黒川線の車止めゲートから、雪を踏みしめ歩き出したのは、すっかり夜が明けた朝6時半でした。
ゲ-ト迄の道路にも、標高が上がるほどに増す積雪がありましたが、ジムニー購入の際、オマケに貰ったスタッドレスタイヤでは、少々心許ないところでしたが、その登坂力と車高の高さから、後部に取り付けた雪スコを使うこともなく到着することが出来ました。
スノーシューで歩き出した林道には、先日の雪が降る前に通った林道関係者と思われる車の轍が微かに残っています。
積雪量はご覧の通りで、ガードレールが隠れそうです、スノーシューが無ければ歩けないでしょうネ!
先日降った水分の多い雪が、スノーシューにとって災いとなったり、幸いとなったりします。
水分の多かった雪は、この冷え込みで固まり、踏み込んだスノーシューに引っかかるので、一歩一歩、足を高く上げないと歩いて行けません。
しかし30分も歩けば牧場が見えてきます、目的地が見えると精神的には随分と楽です。
ゆっくりとしたペースを守って、雪の林道を楽しんで歩きます。
中峰黒川線の林道脇にある有名な大岩
何故か岩の上に大きな木が幾本も生えています、大岩の下からは名水も湧きだしているんですよ。
雪の林道には、鹿、兎、キツネなど、様々な動物の足跡が無数にあります。
♪フン フン フ~ン 黒豆よ~♪
♪フン フン フ~ン 黒豆よ~♪
by 吉永小百合
(お食事中の方ごめんなさい m(_)m 鹿の糞です!)
こちらは鹿の食事跡、僅かな熊笹の葉を食べた様です。
先日の重たい雪のせいでしょう、小規模ながら雪崩の跡もあります。
歩き始めて約2時間半で牧場に着きました、遥かを眺むれば飯田が望めます。
牧場では、水分を多量に含んだ先日の雪がしっかりと凍って固まっていて、スノーシューだと“雪渡り”が出来ちゃいます。
宮沢賢治の童話でも有名な“雪渡り”ですが、雪渡りとは積もった雪の上面が溶けて、それが夜の冷え込みで凍ります、しっかり凍れば雪の上を沈み込まずに歩くことが出来るんです!
豪雪地帯では雪解けの頃の冷え込んだ朝には、条件さえ揃えば雪の上を自転車に乗ることも出来るそうで、子供達は雪上を自転車に乗って遊ぶのだでそうです!
牧場の中段まで登ってみました、頂上はガスがかかっています。
そして、やがてチラチラと雪が・・・
山の天気は変わりやすいもので、チラチラしていた雪はたちまちのうちに結構な降りになりました。
フワッフワの雪は、白樺の林や唐松の森の中を舞い踊っています、なかなか幻想的でロマンティック~!な風景
常緑樹はあっという間にクリスマスツリーに変わります。
停めた車に戻った頃には雪も止んでいましたが、車には5cmほど雪が積もっていました。
天気と雪質はイマイチでしたが、また違った雪の林道の姿も見ることが出来ました。