空手バカなオヤジの日常

新潟の空手道場「空手道新武会」で稽古に励む、空手バカオヤジの徒然記

追悼 松本零士先生

2023-02-27 12:13:27 | アニメ・特撮
2月13日に松本零士先生が亡くなられた、と報道で知り、絶句しました。水木一郎さんに続き、松本先生まで…

私自身がもう還暦を過ぎているのですから、私が若い頃に多大な影響を受けた先人の方々は皆かなりのお歳になられていると、頭ではわかっているのですが、いざ訃報に接すると、何故、という気持ちになってしまいます。

私が松本零士先生のお名前を最初に知ったのは、「光速エスパー」という作品でした。もう大昔のことで、内容は全く覚えていませんが、同名の特撮テレビ番組のコミカライズと思って読んでいました。幼い頃に読んだ松本先生の作品は、キャラクターの左右の眼の大きさが極端に違う、独特のデフォルメがされており、とてもユニークに感じていました。

そして、私が中学2年の時に、「宇宙戦艦ヤマト」が始まりました。初めてヤマトを観た時、スタッフクレジットで「監督 松本零士」と記されているのに気づき、「漫画家の松本零士先生がアニメの監督!?」と、とても驚きました。「宇宙戦艦ヤマト」という作品自体は、松本先生原作ではなく、プロデューサーがアニメ作品として企画したものに、松本先生は途中からスタッフに加わったとお聞きしましたが、キャラクターやメカはもちろん、ストーリーのほとんども松本先生が手がけられたと聞いています。やはりヤマトは、松本先生がいらっしゃらなかったら生まれることはなかったでしょう。

以前から書いていますが、「宇宙戦艦ヤマト」(ファーストヤマト、最初のテレビシリーズです)は、私が思春期の多感な時期に、多大な影響を受けた作品です。特に、沖田十三艦長の「強い信念を持って生きる」という生き様に、強い感銘を受けたのです。
キャプテンハーロックや銀河鉄道999といった、松本先生の数々の作品の根底には、すべてこの「強い信念を持って生きろ」というメッセージが込められている、強くそう感じています。

松本零士先生、先生の「強い信念を持って生きろ」というメッセージが、私の人生の支えです。ありがとうございました。ゆっくりお休みください。謹んでご冥福をお祈りいたします。


これまでの私を支えてくれた、松本零士先生のお言葉の数々です。

「人は生きるために生まれて来た。死ぬために生まれて来たのではない。」

「明日の君は今日より強い。だからそう信じて挫けるな。」

「自らの志で生きろ。そのかわり後悔はするな。後悔するなら最初からやるな。」

「長生きできたって、ぐうたら生きては意味がない。やるべきことをやれば死んでも悔いはない。そういうふうに自分の信念を貫くほうが大事。達成すべき夢や目標があるから人は生まれて来たんだ。」

「失敗しようが成功しようが自分の責任。人のせいには出来ない。志というのはそういうもの。だから人の志で動いてはいけない。自分の志、信念で動け。」

「人は、限りある命だからこそ頑張れる。生命体の寿命には限りがある。だからこそ力の限り生きて、満足して死ぬことができる。それが楽しい人生でしょう。」


昭和53年(1978年)に発売された、松本先生の直筆サイン入り「宇宙戦艦ヤマト全記録」
当時、3万円もした豪華本です。


平成29年(2017年)に行われた「松本零士の世界展」
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庵野秀明展

2023-01-01 13:57:25 | アニメ・特撮
令和4年の稽古納めを終え、一息ついた12月下旬のとある日、新潟県立万代島美術館で開催されている「庵野秀明展」に行って参りました。



庵野さんと私は同学年(私は早生まれのため、生年は庵野さんが1年上です。)、ともに同じ時代を生きてきたわけで、庵野さんが幼い頃からご覧になっていたアニメや特撮、漫画を、私も同じように観て育ちました。
会場には、子供の頃に観た懐かしいアニメや特撮の資料から、庵野さんが学生時代に作った作品の資料、プロとして携わった数々の作品の資料が数多く展示されており、テンション爆上がりで鑑賞して参りました。

ウルトラマン、ウルトラセブン


宇宙戦艦ヤマト


エヴァンゲリオン


シン・ゴジラ


シン・ウルトラマン


3月には、いよいよ「シン・仮面ライダー」が観られます。今から楽しみでしかたありません(^o^)
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追悼 水木一郎さん

2022-12-21 15:13:18 | アニメ・特撮
令和4年12月12日、偉大なるアニメソングの帝王にしてアニキ、水木一郎さんの訃報に接し、絶句しました。7月にがんで闘病中であることを知り、一日も早いご快復をお祈りしておりましたが、かないませんでした。

子供の頃から、アニメや特撮が大好きだった私は、アニキ、水木一郎さんの歌を聴きながら育ったといっても過言ではありません。アニキの歌声に、どれだけ励まされ、どれだけ勇気づけられたことか…

過去に3回、アニキの歌声を生で聴く機会がありましたが、もう一度、アニキの歌を直接お聴きしたかった…

アニキ、これまで本当にありがとうございました。そしてお疲れさまでした。謹んでご冥福をお祈りいたします。

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シン・ウルトラマン

2022-05-24 16:23:18 | アニメ・特撮
令和4年5月13日は「シン・ウルトラマン」の公開日!ということで、午前9時からの初回を観るため、朝から気合いを入れて映画館に向かいました。余裕を持って自宅を出たつもりでしたが、しっかり朝の渋滞に捕まり、映画館に着いたのが午前8時50分(゚▽゚*) ギリギリセーフでした。

初代ウルトラマンのテレビ放送が始まった1966年(昭和41年)、私は5歳、保育園の年長でした。当時の多くの子供たちが夢中になったように、私もウルトラマンに夢中でした。保育園で毎日のようにウルトラマンごっこをしていたことを、今でもうっすらと覚えています。
私が20代、30代になると、かつての多くの特撮作品やアニメ作品がビデオソフトになり、市中に出回るようになりました。子供の頃、夢中になって観ていたウルトラマンをはじめとした諸々の作品を、あらためて観ることが出来るようになったのです。
あらためて大人になった視点で初代ウルトラマンを観直してみると、もちろん稚拙な部分も多々ありましたが、それ以上に、作り手側の熱意と気概が十二分に伝わってくる、素晴らしい作品であるということを再確認出来たのでした。

前置きが長くなりましたが、要は「私は還暦を過ぎても今だにウルトラマンが大好きだ!」ということでして…(^_^;) そんな中、「エヴァンゲリオン」で著名な庵野秀明さんがウルトラマンの映画を作るというのですから、期待しないわけには行きません。ということで、初日、初回を観に走ったわけです。

で、観終わっての感想は、「さすがは庵野さん!」と、大満足の作品でした。

それにしても、まさかウルトラマンの母星、「光の星」が地球人類を滅ぼそうとゼットンを送り込んだという設定には、ひっくり返りました。月を背景にしたそのゼットンがエヴァに見えたのは、私だけではないはず…

そしてそして、長澤まさみさん演じたところの、「浅見弘子」、最高でした。個人的には、完全にウルトラマンに変身する神永新二よりも主役でした。そして、エヴァの葛城ミサトさんとダブったのも、私だけではないはず…

バイプレーヤーでは、なんと言ってもメフィラス星人人間体の山本耕史さん。歳を取られる毎に、いい役者さんになられたなぁと感じておりましたが、メフィラス星人、本当に良かったです。神永新二役の斎藤工さんとの居酒屋シーン、ウルトラセブンのダンとメトロン星人とのちゃぶ台を挟んでのシーンのオマージュと推察しますが、それに匹敵する名シーンだと、個人的に思います。

シン・ウルトラマンのウルトラマンには、カラータイマーがないことが話題でしたが、個人的には全く違和感ありませんでした。てか、1966年の初代ウルトラマン放送時も、ハヤタ隊員がウルトラマンに変身する際の、ウルトラマンが右拳を突き出して飛び出してくるシーンでは、カラータイマーはなかったはずです。(初代ウルトラマンの映像を観て確かめましたが、間違いありませんでした。)
あらためて観ると、カラータイマーはウルトラマンのスマートな容姿にはとても違和感のある異物のように思います。

「シン・ウルトラマン」を、他の作品と比較するのは意味がないかもしれませんが、庵野さんがかかわった作品として、個人的には「シン・ゴジラ」の方が面白かったと感じました。
「シン・ゴジラ」の場合は、人間対ゴジラという、とてもシンプルな対比で作品を構成出来ましたが、「シン・ウルトラマン」は、初代ウルトラマンの様々なエピソードを盛り込んだため、2時間弱という映画の尺では、個々のエピソードが散漫な印象を受けたのです。
もちろん、あくまで二作品を見比べてということで、「シン・ウルトラマン」もとても面白く、個人的には大満足の作品でした。次はいよいよ「シン・仮面ライダー」、今から楽しみで仕方ありません(*^▽^*)

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宇宙戦艦ヤマト2202 ダイキャストギミックモデルをつくる

2021-06-12 14:05:18 | アニメ・特撮
2年前の2019年(平成31年)1月、アシェット・コレクションズから「宇宙戦艦ヤマト2202 ダイキャストギミックモデルをつくる」が発売されました。

「大迫力のダイキャストギミックモデル 全長950㎜ 1/350スケール 組み立て簡単!! ヤマトを完全再現」などとヤマトファンの心をくすぐりまくるフレーズでの宣伝に、ヤマト大々ファンの私は、大きく心揺らしたのでした。

私、実は1人机に向かって黙々と作業をする、ということが結構好きでして、亡妻が健在で、私がまだ勤め人をしていた頃には、プラモデル作りやセル画描きを趣味にしていました。
妻が亡くなり、勤めを辞めて空手指導を生業とするようになり、家事や子育てを1人でこなさなくてはならない生活になってからは、とてもそんな趣味に時間を費やすことが出来なくなり、ずっと封印していたのですが、子供たちが皆成人し、子育てが一段落して少し余裕が持てるようになってからは、またあんな趣味に費やす時間を持ちたいなと、ずっと思っていたのでした。

そんな時に「大迫力のダイキャストギミックモデル 全長950㎜ 1/350スケール 組み立て簡単!! ヤマトを完全再現」です。気がついたら、もう後先のこともお金のことも考えず、定期購読を申し込んでいました…(^◇^;)

予定では110号で完成とのことで、あらためて計算してみると、週一での刊行で110号だから、110週ということで、えっ!約2年以上!? 値段は… えぇっ!約○○万円!?…(゚Д゚;) 俺のバカ~!と嘆いたところで後の祭り… もう腹をくくって「絶対完成させてやる!」と覚悟を決めたのでした。

以降、毎月1度、4号分まとめて届く部品を、基本的に稽古指導のない日、1日30分程度と決めて、コツコツ組み立てていきました。

組み立てを進めていくうち、「組み立て簡単!! 初心者の方でも無理なく組み立てられます。」という宣伝文句を、「組み立て超面倒!! 初心者の方では完成は難しいです。」と変えた方がいい!と思うことが一度や二度ではないほど難渋しました(私、プラモデル作りに関しては、決して上級者ではありませんが、中級者レベルであろうと自負しております。)が、今年5月、何とか完成させることが出来ました。

完成したヤマトを目にして、まず思ったことは「途中で辞めないで良かった!!」ということでした。全長950㎜のヤマトは、本当に凄い迫力で、その姿には大満足でした。
このモデル、様々なギミックが内蔵されていて、その点が組み立てを難しくしていたのですが、ギミックに関しては、個人的に納得いかないものも少なくなく、すごく残念なモデルでした。(中でも、波動エンジンのブースト音、最後の爆発音が再現出来ていないのは最悪。これで満足するヤマトファンは1人もいません!)

このアシェットヤマト、ギミックに関しては、商品として発売するまでの研究というか、推敲というか、とにかく突き詰めが甘すぎると感じています。

それにしてもアシェットさん、110号で完結と言っておきながら、「延長します。次はアンドロメダです。」は反則でしょう!アンドロメダは新たに始めるのが筋では?

でも、キャンセルもせず、そして懲りもせず、嬉々としてアンドロメダを作り始めている自分って…!?

何とか完成!


波動砲、発射!


波動エンジン、全開!


定期購読の特典。名前入りのプレート


置き場所に困り、結局床の間に鎮座してます…


いろいろなところが光ります


こんな動画まで作っちゃいました…(^◇^;)
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