空手バカなオヤジの日常

新潟の空手道場「空手道新武会」で稽古に励む、空手バカオヤジの徒然記

87歳

2016-01-10 00:17:25 | 日記・エッセイ・コラム
 12月28日、母が87歳の誕生日を迎えました。日本人女性の平均寿命は、86.83歳だそうですから、若干ながら、平均寿命を超えてくれました。
 これまで育ててくれ、陰に陽に助けてくれ、母には感謝の言葉しかありません。ありがとうございましたm(__)m

 母は80歳を過ぎてから、心臓の僧房弁置換術や、乳がんの摘出手術等、大手術を要するような病を患い、最近は常時酸素吸入を要するような状態で、担当のお医者様からは、「常時安静に」と言われているのですが、そんなことはどこ吹く風で、道場が休みだったりすると、「買い物へ連れてけ」だの、「親戚へ連れてけ」だの、パワフルに行動しており、まだまだあの世に行く気はなさそうです(^^;)
 まぁ、祖母である母の母は、100歳まで生きた人なので、母もまだまだ長生きしてくれるものと思っています。

 昨秋、母の実娘(私の実姉)が急逝しました。私はショックのあまり、自分を見失ってしまいましたが、母は驚くほど冷静に対応し、昭和一ケタの精神的な強さを目の当たりにした思いでした。
 が、つい先日、「やっとあの子(姉のことです)のこと、あきらめがついて少し落ち着いた。」と母がポツリと言ったのです。
 自分の子供が亡くなったのです。ショックを受けないはずがありません。母の心の奥の悲しみを、垣間見た思いでした。

 私は、「姉は私より長生きする」、と勝手に思い込んでいたので、「万が一俺がお袋より先にあの世に行ったら、姉ちゃん、お袋のこと頼むね」と冗談交じりで言っていました。すると姉は、呆れた顔で、「バカなこと言ってないで。でもそうならないように、とりあえず一週間に一回休肝日設けなさい。」と言ってくれました。姉が亡くなった今、私は決して母より先にあの世に逝けなくなってしまいました。姉に言われた通り、とりあえず週一で休肝日を設け、母より一日でも長生きしたいと思います。


母の誕生日に、二女がケーキを買ってきてくれました。ありがとうm(__)m
コメント
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