10月25日(金)、神奈川県横浜市 パシフィコ横浜 国立大ホールで行われました「ルパン三世 カリオストロの城 シネマ・コンサート!andベストヒット ルパン三世 ライブ!」に行ってまいりました。

私、この世に「オタク」という言葉がなかった時代からの「アニメオタク」を自認しておりますが、「ルパン三世」は、もちろん大好きなアニメの一つです。
ルパン三世の最初のアニメが放送されたのは、私が小学校5年生の頃でした。当時の私の「ルパン」に対する知識は、モーリス・ルブランの「アルセーヌ・ルパン」しかなく、(当時、モーリス・ルブランの怪盗ルパンシリーズや、コナン・ドイルの名探偵ホームズシリーズを小学校の図書館で借りてよく読んでいました。)いったいどんな話なんだろうとワクワクしながら第1話を観たのですが、「峰不二子のこちょこちょシーン」で、びっくり仰天です。(ご存じない方で興味のある方は、レンタル等でご確認ください。いわゆるお色気シーンです。)「すっごく見たい!でも、親には見てることバレないように見ないと…」と子供心に思わせる、アダルトなアニメだったのです。ということで、その後は親の目を盗んで、こっそり見ていたのでした。が、その後徐々にアダルト的な要素が減り、親といっしょに見ても大丈夫なアニメとなっていきました…(ずっと後になって、当初は大人向けのアニメとして制作していたものが、視聴率が振るわず、子供向けにシフトチェンジしたと知りました。)
最初のルパン三世のアニメが終わって数年、私が高校2年の時、何とルパン三世が再びテレビアニメとして復活しました。このルパン三世第2シリーズは好評だったようで、約3年間、155回も続いたそうです。
私が高校3年の時、ルパン三世の最初の劇場版アニメ「ルパンVS複製人間」が公開され、そしてその翌年、名作「ルパン三世カリオストロの城」が公開されたのでした。私は公開されるとすぐに劇場に足を運び鑑賞したのですが、冒頭、いきなりのルパンと次元の「コナン走り」(「カリオストロの城」公開の前年、NHKで放送されたアニメ「未来少年コナン」での主人公コナンの走り方。「未来少年コナン」は、カリオストロの城同様、宮崎駿さんが監督(演出)、大塚康生さんが作画監督を務めた作品。ちなみに「コナン走り」という言い方は、私と私のアニメ好きな友人数人で勝手に命名したものです。)で、一気に作品に引き込まれてしまい、その後も息もつかせぬ展開で最後まで見入ってしまいました。
「すごい!」見終わった直後の感想は、このひと言に尽きました。それまでに見たあらゆる映像作品の中で、私にとって最高峰と言っても過言ではないほどの、素晴らしい作品だったのです。

「ルパン三世 カリオストロの城」公開時のパンフレット。今も大切にしています。
あれから40年。「ルパン三世カリオストロの城」は、その後もずっと定期的にテレビで放送され、アニメの「ルパン三世」も、TVシリーズ、TVスペシャル、劇場版と形を変えながらずっと続いています。そんなある日、偶然インターネットでこの「ルパン三世 カリオストロの城 シネマ・コンサート!andベストヒット ルパン三世 ライブ!」が開催されるのを知り、「絶対に行きたい!」とすぐにチケットを申し込んだのでした。
昨年、ガンに罹患するまでの私は、好きなアーティストのライブや、興味のあるイベントなどには、稽古指導に支障がある場合、行くことはありませんでした。空手指導を生業にしているのですから、稽古指導を最優先にするのは当然です。ただ、それまでの私は稽古指導は週7日、基本的に休みなしの生活でしたし、稽古指導以外にも、道場運営の諸雑務から家事、母の介護といったプライベートまで、とにかく何から何までほとんど1人で背負い込んでいるような状態で、正直肉体的にも精神的にもギリギリでした。また、常設道場の家賃が高額で、道場経営はかなり苦しく、経済的にもギリギリの状態でした。胃潰瘍、ひいてはガンに冒されたのは、それらから来るストレスが大きな要因であったことは間違いないと思っています。
何事もそうだと思うのですが、大切なのは、「緊張と弛緩のバランス」だと思います。ガンに罹患するまでの私は、「緊張」ばかりで、「弛緩」が全くありませんでした。「緊張」ばかりでは、ストレスで心も身体も押しつぶされてしまうのは自明の理。昨年、ガンから生還し思ったことは、これからは「弛緩」の時間をもっともとう、これからの人生、いつ何があるかわからない、いつ死んでしまうかわからない、残された人生、少しでも悔いを残さないために、「行きたい!」と思ったイベントや場所には、とにかく行こう!ということでした。というわけで、今回のコンサート&ライブもすぐに行くことを決断したのでした。
コンサート&ライブ当日、昼前に自宅を出発し、車で一路横浜に向かいます。夕方ホテルに到着、ひと休みしてから、電車で会場に向かいました。到着すると、すでに長い行列が出来ていました。会場に入り、ワクワクしながら開始を待ちます。

今回のコンサートの1部は、シネマ・コンサートと銘打っていましたが、要は映画を上映しながら、台詞や効果音は音源のまま、音楽部分だけを、オーケストラがライブ演奏するというものでした。
コンサートが始まると、さすがに演奏はすごい迫力で、台詞が聞き取れないこともしばしばでした。まぁ、カリオストロはもう数え切れないほど観ているので、台詞はすべて記憶しており、まったく苦になりませんでしたが…
また、オープニングとエンディングに流れる主題歌「炎のたからもの」は、オリジナル版のボビーさんではなく、峰不二子の三代目声優、沢城みゆきさんがライブで歌ってくださり、何だかすごく得した気分になりました。
大迫力のシネマ・コンサートが終わり、休憩の後、第2部の「ベストヒット ルパン三世 ライブ!」が始まりました。これは、作曲家の大野雄二さん、歌手の松崎しげるさん、声優の沢城みゆきさんによる対談や、松崎さん、沢城さんによる主題歌の熱唱、スクリーンにテレビシリーズの画像を流しながらのルパン三世BGMのライブ演奏と盛りだくさんの演出で、こちらもすごく楽しめました。三時間を超えるコンサート&ライブでしたが、時間を感じさせない、本当に楽しいひとときでした。行って良かった!
ルパン三世のアニメ第2シリーズ放送中、主題歌&BGMのレコードが何枚も発売されました。未だに大切に保管しています。

コンサート&ライブ終了後、横浜に住んでいる二女と待ち合わせ、中華街で食事。美味しかった!

私、この世に「オタク」という言葉がなかった時代からの「アニメオタク」を自認しておりますが、「ルパン三世」は、もちろん大好きなアニメの一つです。
ルパン三世の最初のアニメが放送されたのは、私が小学校5年生の頃でした。当時の私の「ルパン」に対する知識は、モーリス・ルブランの「アルセーヌ・ルパン」しかなく、(当時、モーリス・ルブランの怪盗ルパンシリーズや、コナン・ドイルの名探偵ホームズシリーズを小学校の図書館で借りてよく読んでいました。)いったいどんな話なんだろうとワクワクしながら第1話を観たのですが、「峰不二子のこちょこちょシーン」で、びっくり仰天です。(ご存じない方で興味のある方は、レンタル等でご確認ください。いわゆるお色気シーンです。)「すっごく見たい!でも、親には見てることバレないように見ないと…」と子供心に思わせる、アダルトなアニメだったのです。ということで、その後は親の目を盗んで、こっそり見ていたのでした。が、その後徐々にアダルト的な要素が減り、親といっしょに見ても大丈夫なアニメとなっていきました…(ずっと後になって、当初は大人向けのアニメとして制作していたものが、視聴率が振るわず、子供向けにシフトチェンジしたと知りました。)
最初のルパン三世のアニメが終わって数年、私が高校2年の時、何とルパン三世が再びテレビアニメとして復活しました。このルパン三世第2シリーズは好評だったようで、約3年間、155回も続いたそうです。
私が高校3年の時、ルパン三世の最初の劇場版アニメ「ルパンVS複製人間」が公開され、そしてその翌年、名作「ルパン三世カリオストロの城」が公開されたのでした。私は公開されるとすぐに劇場に足を運び鑑賞したのですが、冒頭、いきなりのルパンと次元の「コナン走り」(「カリオストロの城」公開の前年、NHKで放送されたアニメ「未来少年コナン」での主人公コナンの走り方。「未来少年コナン」は、カリオストロの城同様、宮崎駿さんが監督(演出)、大塚康生さんが作画監督を務めた作品。ちなみに「コナン走り」という言い方は、私と私のアニメ好きな友人数人で勝手に命名したものです。)で、一気に作品に引き込まれてしまい、その後も息もつかせぬ展開で最後まで見入ってしまいました。
「すごい!」見終わった直後の感想は、このひと言に尽きました。それまでに見たあらゆる映像作品の中で、私にとって最高峰と言っても過言ではないほどの、素晴らしい作品だったのです。

「ルパン三世 カリオストロの城」公開時のパンフレット。今も大切にしています。
あれから40年。「ルパン三世カリオストロの城」は、その後もずっと定期的にテレビで放送され、アニメの「ルパン三世」も、TVシリーズ、TVスペシャル、劇場版と形を変えながらずっと続いています。そんなある日、偶然インターネットでこの「ルパン三世 カリオストロの城 シネマ・コンサート!andベストヒット ルパン三世 ライブ!」が開催されるのを知り、「絶対に行きたい!」とすぐにチケットを申し込んだのでした。
昨年、ガンに罹患するまでの私は、好きなアーティストのライブや、興味のあるイベントなどには、稽古指導に支障がある場合、行くことはありませんでした。空手指導を生業にしているのですから、稽古指導を最優先にするのは当然です。ただ、それまでの私は稽古指導は週7日、基本的に休みなしの生活でしたし、稽古指導以外にも、道場運営の諸雑務から家事、母の介護といったプライベートまで、とにかく何から何までほとんど1人で背負い込んでいるような状態で、正直肉体的にも精神的にもギリギリでした。また、常設道場の家賃が高額で、道場経営はかなり苦しく、経済的にもギリギリの状態でした。胃潰瘍、ひいてはガンに冒されたのは、それらから来るストレスが大きな要因であったことは間違いないと思っています。
何事もそうだと思うのですが、大切なのは、「緊張と弛緩のバランス」だと思います。ガンに罹患するまでの私は、「緊張」ばかりで、「弛緩」が全くありませんでした。「緊張」ばかりでは、ストレスで心も身体も押しつぶされてしまうのは自明の理。昨年、ガンから生還し思ったことは、これからは「弛緩」の時間をもっともとう、これからの人生、いつ何があるかわからない、いつ死んでしまうかわからない、残された人生、少しでも悔いを残さないために、「行きたい!」と思ったイベントや場所には、とにかく行こう!ということでした。というわけで、今回のコンサート&ライブもすぐに行くことを決断したのでした。
コンサート&ライブ当日、昼前に自宅を出発し、車で一路横浜に向かいます。夕方ホテルに到着、ひと休みしてから、電車で会場に向かいました。到着すると、すでに長い行列が出来ていました。会場に入り、ワクワクしながら開始を待ちます。

今回のコンサートの1部は、シネマ・コンサートと銘打っていましたが、要は映画を上映しながら、台詞や効果音は音源のまま、音楽部分だけを、オーケストラがライブ演奏するというものでした。
コンサートが始まると、さすがに演奏はすごい迫力で、台詞が聞き取れないこともしばしばでした。まぁ、カリオストロはもう数え切れないほど観ているので、台詞はすべて記憶しており、まったく苦になりませんでしたが…
また、オープニングとエンディングに流れる主題歌「炎のたからもの」は、オリジナル版のボビーさんではなく、峰不二子の三代目声優、沢城みゆきさんがライブで歌ってくださり、何だかすごく得した気分になりました。
大迫力のシネマ・コンサートが終わり、休憩の後、第2部の「ベストヒット ルパン三世 ライブ!」が始まりました。これは、作曲家の大野雄二さん、歌手の松崎しげるさん、声優の沢城みゆきさんによる対談や、松崎さん、沢城さんによる主題歌の熱唱、スクリーンにテレビシリーズの画像を流しながらのルパン三世BGMのライブ演奏と盛りだくさんの演出で、こちらもすごく楽しめました。三時間を超えるコンサート&ライブでしたが、時間を感じさせない、本当に楽しいひとときでした。行って良かった!
ルパン三世のアニメ第2シリーズ放送中、主題歌&BGMのレコードが何枚も発売されました。未だに大切に保管しています。




コンサート&ライブ終了後、横浜に住んでいる二女と待ち合わせ、中華街で食事。美味しかった!
