空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日

2015-04-10 22:16:11 | 映画の世界
映画「ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日」をみる。

監督:アン・リー
出演:スラージ・シャルマ
   イルファーン・カーン
   タッブー
2012年 アメリカ

なんていうか、哲学的というか、これは暗に~~を示唆しているのか?とか
予告の映像から受けた印象とはかなりかけ離れた、
考えさせられる作品でした。
それとのギャップ、というか対比というか、で
映像がまた、ものすごく綺麗で。

ヒンズー教とイスラム教徒キリスト教を同時に信奉し、
賢く泳ぎや楽器も得意な主人公パイ。
インドで動物園を経営していた一家が動物とともにカナダへの移住を決断。
日本の貨物船で太平洋を北上中、海難事故にあい、人間では唯一の生存者となるパイ。
船上でのベジタリアンへの無理解。
骨折しているシマウマを襲うハイエナ、
それに怒ってハイエナを襲うが、逆に倒されるオランウータン。
そのハイエナはベンガルトラによって倒され・・・
という具合で話は進んでいき、
特に象徴的なのが、途中でたどり着いた涅槃仏の形をした島。
昼間は楽園のように見えるのに、
(でもかわいいな~とか言っているミーアキャットをガシガシ捕まえて食べているんですけど!)
夜になると酸性に変わって動物や魚を溶かしてしまう島。
その島を出るときにも、ベンガルトラの餌にと、山ほどミーアキャットを捕まえてるし!

頭がグルグルしてきます。

ベンガルトラとの別れのシーンもなかなかです。
残されるもののほうが、より寂しさを感じるのかも。

そしてまた、日本の保険会社が「誰もが信じられる真実の話を」と要求するのも
なにか揶揄されてる??とナナメに見てしまう私。
じゃあ、と語られる話もまた、アレがコレで、それがこうで・・・うむむ。




東大教養学部の学部長の祝辞が話題になっていますが
なにが正しいのかは、どれが真実なのかは、自分の目で確かめるということを怠ってはいけないのかもね。

いちおう、「コン・ティキ」からの、いかだで漂流繋がり、
「旅歌ダイアリー」からの旅行繋がりでしたww

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