『桜風堂ものがたり』村山早紀 を読む。
(題名からなんとなく、ライトノベルだと思い込んでいた…)
単行本だった💦
『百貨の魔法』を手に取って
百貨とは百貨店のことで、
桜風堂は、この『百貨の魔法』の星野百貨店のテナントのひとつ、ということがわかり
だったらまずは『桜風堂~』から読むのが順だよね、となり…
うむむ
冒頭からなんだか心が重くなるエピソードが…
本屋で万引きした少年を追いかけたところ
少年が交通事故にあってしまい…
追いかけた店員について、あれこれ取りざたされて…
ううう
私自身、本屋でバイトした時に
目の前で持ち逃げされたことがあって…
(びっくりしすぎて、自分では追いかけることができなかったことが負い目)
なんだか他人ごとではない記憶がよみがえる…
風評被害とか、
被害者と加害者の逆転現象とかが
事実を見たわけでもない、
関係者でもなく、自身がなにか被害を被るわけでもない人によって、
ネット上で拡散されていくことは
現実にも起こりえることなので。
あ、どうしよう、読み進められないかも。
と一瞬思ったものの、
ああ、それでも、
手を差し伸べる人、
真実を知って、理解する人もいるんだなぁと思うし
それに救われる気もするのです。
書店員が埋もれていた名作を見つけ出して光を当てて、
書店発信のベストセラーをつくりあげていくのは
以前読んだあの本屋さんみたいだな…
なんてことも考えつつ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます