空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

『桜風堂ものがたり』

2019-02-27 23:59:43 | 本の森


『桜風堂ものがたり』村山早紀 を読む。

(題名からなんとなく、ライトノベルだと思い込んでいた…)
単行本だった💦

『百貨の魔法』を手に取って
百貨とは百貨店のことで、
桜風堂は、この『百貨の魔法』の星野百貨店のテナントのひとつ、ということがわかり
だったらまずは『桜風堂~』から読むのが順だよね、となり…

うむむ

冒頭からなんだか心が重くなるエピソードが…

本屋で万引きした少年を追いかけたところ
少年が交通事故にあってしまい…
追いかけた店員について、あれこれ取りざたされて…

ううう

私自身、本屋でバイトした時に
目の前で持ち逃げされたことがあって…
(びっくりしすぎて、自分では追いかけることができなかったことが負い目)
なんだか他人ごとではない記憶がよみがえる…

風評被害とか、
被害者と加害者の逆転現象とかが
事実を見たわけでもない、
関係者でもなく、自身がなにか被害を被るわけでもない人によって、
ネット上で拡散されていくことは
現実にも起こりえることなので。

あ、どうしよう、読み進められないかも。

と一瞬思ったものの、
ああ、それでも、
手を差し伸べる人、
真実を知って、理解する人もいるんだなぁと思うし
それに救われる気もするのです。

書店員が埋もれていた名作を見つけ出して光を当てて、
書店発信のベストセラーをつくりあげていくのは
以前読んだあの本屋さんみたいだな…
なんてことも考えつつ。



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