空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

『箱庭図書館』

2014-12-11 22:44:24 | 本の森
『箱庭図書館』乙一 を読む。

【物語を紡ぐ町】で起きる、時に悲しく時に温かく、奇跡のように重なり合う6つのストーリー。
ミステリー、ホラー、恋愛、青春・・・。

どこか不思議な乙一の世界が広がってました。
一見バラバラなようで、どこかでつながっている部分が出てくるのは
うまい方法であります。

ある意味斬新な方法で書かれた本だ、ということを
あとがきで読んで初めて知った。
詳しい方からしたら「コレ、話題になってたじゃん」てことかも(汗)
(それは、読者の方にボツ原稿を送ってもらって、
乙一さんが自由にリメイクする、という企画だった模様。)
バラバラな作者の草案を、同じ町で起きた出来事としてリメイクって
なかなか難しいと思うのだけど。

ホラーとか、ほぼ読まないのだけど。
トラー映画もほぼみない。
ゆえに久々、ホラーじみた文章を読んで
「人気のない場所がコワイ」
「夜の闇がコワイよ(うちの隣、お寺だしぃ・・・)」
と思った、相変わらずチキンな私です。

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