第2作なので、第1作を再読してから。
世界のさまざまなカフェメニューを提供する、カフェ・ルーズ。円が営むカフェもコロナ禍の影響を受けていて……。日常のちいさな事件や、モヤモヤすることを珍しいお菓子が解決していく。
コロナ前(第1作)は、海外への旅に出て、
そこで出会った美味しいモノたちを
帰国して自分のフィルターを通して形にして
メニューを決めていたのだから、
定期的に旅に出るのはきっと必須項目。
コロナ禍(第2作)では、店の存続自体が危うくなったり、
営業形態を変えたりしている店側と
客側の、コロナ禍を鬱々と過ごしている様子や
行きつけの店を気にしてはいても、
外出したくない気持ちも描かれています。
でもね、そう。
海外への旅行は難しい時期であっても
国内旅行ができなくても
新しいことを知ることはできるよね。
完全にコロナ前に戻ることは
もしかしたらできないかもしれない。
それでも何かしら。
………
コロナ禍に結婚し、新婚旅行へ行けなかった2人。
国際結婚し、出産されたお嬢さんを手伝いに海を渡る人。
読了した頃、そんな人達が旅立っていきました。
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