監督 デイミアン・チャゼル
出演 ライアン・ゴズリング
エマ・ストーン
ジョン・レジェント
2016年 アメリカ
アカデミー賞発表前に観てきました。
女優をめざすミアと、ジャズのお店を開く夢を持つセバスチャンの物語。
LAの風景、夜景、
Dreamer、夢追い人たち、
ビビッドカラーのドレス、色彩の豊かさ、
覚えやすいウキウキするような音楽…
Jazz!
楽しかった!
ザ・ハリウッド! でしたね。
散々予告や、宣伝で耳慣れてしまった「Another Day Of Sun」から受ける印象や
セバスチャンとミアのキスシーンから、
すっかりハッピーエンドなdream comes true! な物語だと思い込んでいた。
通常、明るいアップテンポな曲を好む私にしては珍しく
City of Starsも好きで、
もっとも好きだった(というか、不覚にも聴いていて涙が出た)のは
オーディションで歌っていた「The Fools Who Dream」だった。
先日、島田歌穂さんのインタヴューをみたときに
「最近はね、歌がうまい人はたくさんいるのよ」という話をされていて
「でもね、カラオケを聴かされたな、伝わってこないな、って思うことも
ちょっとあるの。伝わってこないのよ」
とおっしゃっていた。
ミュージカルは、「歌がうまいだけじゃないんだ、伝わらないと」という見地から
「そんなに歌わないで」
ということすらあるそうだ。
「ミュージカルは、歌、芝居、踊り、が3つ揃ってないと」って。
LA LA LAND の歌は、いわゆる朗々と歌う、というのとはちょっと違ったかもしれないけれど
ミュージカルだったな、と思う。
手放しで、すべてを手に入れて How happy I am!! な終わり方ではなかったけれど
セバスチャンの最後の笑顔は印象的でした。
それにしても!
アカデミー賞の最後の発表のあれこれには、唖然!
そうならないために、いかに細心の注意をはかり、
どのような手段を講じているか、というのを知っていただけに
「それでも、こういうことが起きるんだ!」
という事実を目の当たりにした!!!
ミュージカルというと劇団四季(舞台ですが)を思い浮かべてしまうので、思ったより歌が少なく感じましたが、歌のひとつひとつが良かったです。
そしてわたしもオーディションで歌ってた曲に、自然に涙が出ました。
終わり方にはビックリしましたが、お互いに夢を叶えたハッピーエンド。元気をもらいました。
(私は今、1週間前くらいを書いているので(笑)タイムリーではないんですけど💦はやく現在に追いつこう…)
私はミュージカルはほとんどみていなくて、
最近のブログでお分かりかと思いますが
目下勉強中ww
目新しいことばかりです。
そういう時に、ミュージカル映画が話題になるのも
何かのご縁かと思いました。
すべてを手に入れた系のハッピーエンドでないところが、
いい味出してるな、と感じました。
でもホント最後のセバスチャンの笑顔が印象的でほっこりさせられました。
私も観たくてたまらないんだけど、やっぱりブルーレイ
鑑賞になるかも
最後の二人の笑顔に、いろいろな気持ちが含まれていて
これはこれで、せつないハッピーエンドなのかなと思いました。
セバスチャン、カッコよかったです(照
ブルーレイででも、ぜひご覧くださいね♪