空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

『山猫珈琲』

2017-03-02 22:28:11 | 本の森
『山猫珈琲』湊かなえ を読む。

   

湊さんの本を、実はちゃんと読んだことがない。
『告白』を読み始めて、胸が痛くなるような気がして、読み続けられなかったのだ。
人の気持ちを、鋭く突いてくるような気がして。

深いところをついてくるような作家さんは、どのような生活をして、
普段何を考えているんだろう?

別に、いつどこで、何をした、が知りたいわけじゃなくて、
日常の何に注目して、そこからどんなことを連想しているんだろう?
ということに興味がある。
そんな思考回路の一部を知ることができるエッセイが割と好きなんだと思う。


阪神淡路大震災のこと
   (兵庫に住んでいた知人は元気だろうか。
    今となっては連絡の取りようがないので、時々思い出すだけ…)
東日本大震災のこと
   (気仙沼に思いを馳せる)
TSUKEMENが好きだということ
   (音楽ユニットの、です。私も好き!)
人生という箱には、大切なものから詰めていこう
   (本当にね! どうでもいいもので詰まってるのはちょっと嫌。
    どうでもいいものしか詰まってないのはもっとイヤ)

読みながらいろいろ思うことはあって、
おもしろく、興味深く読んだ。

「山」と「猫」と「珈琲」が好きなんだって。
私も好きだ~♪ 山登りはできないけど、山の子ではあるのだ。


そんな中での極めつけは、
「城崎温泉でしか買えない、お土産」の話。
「城崎にて本を買う」。
万城目学さんの『城崎裁判』と、湊かなえさんの『城崎へかえる』
タオル地の本と、カニの…ん? ん??

それはこれですか?



これは先日、東京デートをした友達からいただいたおみやげ。
なんてタイムリーなんだろう!!

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