空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

『あやつられ文楽鑑賞』

2015-11-02 22:18:46 | 本の森
『あやつられ文楽鑑賞』三浦しをん を読む。

人形浄瑠璃・文楽。
文楽の真髄に迫るべく資料を読み、落語を聞き、
突撃インタビューを敢行する愛と笑いに溢れたエッセイ。

有名なお話を、わかりやすく紹介してくれていたり
人情ものってこんなのなのかー、
なるほど、ここに注目すると、より面白いんだ!
などなど、さまざまな発見が。

わからないものをわからないままにせず
(そりゃあもちろん、作家さんであるからして
一般人の探求とはレベルが違うだろうし
人脈なんかもすごいだろうとは思うけれども)
欲求のおもむくまま、
関連のあるものにまで手を出していくさまが
なんともおもしろい。

こんなふうにとらえて、
自分に置き換えて、
興味のあるものに接していったらさぞかし身につくんじゃないかと思う。

三浦さんの本は、楽しい。




昨夜の羽生くんの「SEIMEI」の演技はなかなか興味深かった。
SPで大失敗のあと、どんなFSをみせるのかと思った。
お互い満足のいく演技をしたうえでの、パトリック・チャンとの戦いを
みせてほしいなぁ。
朝、何かの番組で映画「陰陽師」で晴明を演じた野村萬斎との対談をみた。
最初のポーズは、映画のワンシーンそのままの振り付けだった。
狂言の所作や、それに込められた意味を知って演じるのと、
そうでないのとは、また違うんだろうな。
そんなこんなを含めながら、読了しました。

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