新型ウイルスが広まった2020年の夏。
カフェの店長を務める29歳の清瀬は、
恋人の松木とすれ違いが続いていた。
原因は彼の「隠し事」のせいだ。
川のほとりに立つ者は、水底に沈む石の数をしりえない。
本当にそうだなぁと思った最近の経験と相まって、
あ、今読むべき本だったのね、と思った。
最近各地で頻発する地震の、
一つの発生地が、高校時代の友達の住む場所だったから。
何年も連絡を取っていないにも関わらず
「大丈夫だった?」
と連絡した。
そこから昔話に発展して、
当時私は全く気が付かなかった
友達の生きづらさについて知ることになった。
「今更そんな診断が出てもねぇ」
と本人も言っていたけれど。
話を聞いていたら、
そういうのもその特徴なのか…
と新たに知ることも多くて、
あぁ無知とは何たることが…と思ったのよね。
まさに、川のほとりに立つ者は、ですわ。
知っていたらなにか変わったのか?
知ることで、知る前と同じように接することができなくなるのかなぁ。
なんせ、幼い拙い高校生だもんなぁ。
(当時は大人だと思っていたと思うけどね)
今だって、何ができるわけでもないけれども。
でもやっぱり、大好きな友達の一人なので。
これからも大切にしていきたいなぁとは改めて思いました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます