子供が小さいころ、何かの話から襖の話になって
「襖って知ってる ?」
と聞くと、知らないという答えが。
自宅には襖というものがなく、説明するのにとても困った記憶があります。
日本人なら当然知っているはずの事でも、住宅事情や生活の変化で子供には分からないことも多くなってしまったのかとその時に思いました。
紐結びは代表的な例かもしれません。
日本の民族衣装である着物は、直線からなる布を紐を使って身に纏うものです。
凹凸や関節の動きのある体を、伸縮しない布で上手く体に添わせるのは、紐結びの技術の賜物だと思っています。
着物を着慣れた人なら、どんなサイズの着物でも上手に着てしまいます。
紐を使うことがとても汎用性の高い衣服としての着物の肝なのでしょうね。
明治時代以降の近代化の過程で、日本人の強みといえば手先の器用さだと言われていました。
その器用さを生み出す一因に、着物はなっていたのかもしれません。
今でも日本人の器用さが言われる事もありますが、すでに一般的な労働者全体の傾向としてではなくなっているように感じます。
今の生活の中で、何かをを結ぶと言えば靴紐くらい。
何本かの紐を使って毎日着物を着ていた時代とは別の国と言えるほど、生活習慣が大きく変わっています。
せいかつの図鑑 小学館
「襖って知ってる ?」
と聞くと、知らないという答えが。
自宅には襖というものがなく、説明するのにとても困った記憶があります。
日本人なら当然知っているはずの事でも、住宅事情や生活の変化で子供には分からないことも多くなってしまったのかとその時に思いました。
紐結びは代表的な例かもしれません。
日本の民族衣装である着物は、直線からなる布を紐を使って身に纏うものです。
凹凸や関節の動きのある体を、伸縮しない布で上手く体に添わせるのは、紐結びの技術の賜物だと思っています。
着物を着慣れた人なら、どんなサイズの着物でも上手に着てしまいます。
紐を使うことがとても汎用性の高い衣服としての着物の肝なのでしょうね。
明治時代以降の近代化の過程で、日本人の強みといえば手先の器用さだと言われていました。
その器用さを生み出す一因に、着物はなっていたのかもしれません。
今でも日本人の器用さが言われる事もありますが、すでに一般的な労働者全体の傾向としてではなくなっているように感じます。
今の生活の中で、何かをを結ぶと言えば靴紐くらい。
何本かの紐を使って毎日着物を着ていた時代とは別の国と言えるほど、生活習慣が大きく変わっています。
せいかつの図鑑 小学館