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十和田湖民俗資料館と旧笠石家

2012-06-28 | 民俗
黒沢明の「夢」で、水車のある村の女性がかぶっていたバオリは、五戸のものでした。
青森県南地方で広く作られていたバオリを十和田湖民俗資料館で見かけました。
地域によって少しずつ形の変化があって、曲線には見飽きない美しさを感じます。

旧十和田湖町は山村のため、生活の道具で木挽きに使う鋸や斧などが数多くあり、立派な大鋸も展示してありました。
隣接する旧笠石家住宅の床板は、表面に綾型の凹凸があって、外光によって美しく模様が浮かび上がります。
これは板の表面を手斧(チョウナ)で仕上げたからとのことで、機械のない時代に手作業が生み出した形には暖かささえ感じます。

 


古い生活道具には色々なアイデアが詰まっています。
先日、かせくり器の形状について調べていたため、特に糸巻に興味が向いてしまうのですが、糸を巻いて束にするにも色々な方法と方式の違う道具があります。
自分でも、どのような形状が無理なく作業ができるかなど多くの事を考えていましたので、水平方向と垂直方向に巻き取る糸巻きの二種類が並んでいるのを見て、より効率的に作業できる道具に対する要求は、昔からあったのだなどと考えていました。



十和田湖民俗資料館




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2 コメント

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Unknown (八甲田の熊)
2012-06-30 03:04:51
笠石家まで足を運んでいただきましてありがとう御座いました。

受付にいたのは誰か興味あります。

玄関からの笠石家の撮影、素晴らしいですセンスを感じます。
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八甲田の熊さま (shouske0)
2012-06-30 09:48:10
郷土資料館を見て歩くのは好きなのですが、展示方法などもう少し変えた方が良いと思う事も多いです。
こちらの郷土資料館はジャンルごと展示してあり、楽しく見学できました。
笠石家は集会などにもっと利用できたらいいなと。
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