ラケットオタの探求の日々!

今日も理想のテニスラケットを求めて試行錯誤の日々

ウイルソンのプロスタッフ97v13をしばらく使ってみた感想は?

2021-03-27 10:05:21 | テニス

 

前回、背水の陣の覚悟でやってみたツアーバイトと

AKプロとのハイブリッド張りですが、結果から言うと

まずまずという感じだったでしょうか。

スイングスピードの増減に対してボールの飛びの変化が

少し穏やかになったような。

それでもプロスタッフ97v13のボールの持ちと伸びが

期待していたレベルになってくれたわけではありません

でしたが、前よりは扱い易くなった気がします。

 

もし今回のプロスタッフ97v13を他メーカー、ヘッドさん

のCPI(コントロールパワーインデックス)で表現すると

プレステージMIDと同じ100ぐらいな感じでしょうか。

ラケットの良さをしっかりと引き出そうとするとかなり

ハードルが高く厳しいラケットという印象でした。

 

前モデルまでのプロスタッフ97はRFの重さ軽量版もしくは

CVが入ってる版という感じでストリングパターンに関しては

同じだったと思うのですが、今回のv13からラケット上部

の部分がかなり細かいパターンに変更されました。

ここ最近発売されている一般的なラケットの傾向として

ラケット上部のパターンの間隔を広くしてボールの飛びと

引っ掛かりを良くしているものが増えているようですが

今回のv13は初代プロスタの打ち味の再現を目指して開発

されたので逆に敢えて細かくしたようです。

そういう部分で前モデルのプロスタ97から今回のv13に

乗り換えるのは少し難しくなったのかもしれません。

 

RFとv13の比較。パターンの違いは想像以上の差に?

 

 

という事で比較のため改めて昔の初代プロスタを2021

ピュアドラの時以来、久しぶりに使ってみたのですが

フェイスサイズが85インチしかなくフレームも17mm

なのに初代プロスタの方がv13より打ち易く自由さを

感じました。

 

飛びとかスピンとかボールの伸びを出すなどに関して

ラケットからの要求レベルが厳しく、決められたレール

からはみ出せないような緊張感はv13でも初代も同じですが

その中でプレイヤーの意思をラケットを通じてよりボールに

反映させるとか、スイングやプレーのスタイルでもある程度

プレイヤーの自由な裁量を許してくれる懐の深さみたいな

ものは、なぜかv13よりも面が小さくフレーム厚が薄い

初代のプロスタの方に感じました。

 

初代のプロスタの方がフレームにしなりがありボール持ちが

ある分スピンもかけ易く、更に振り抜きは最速レベルなので

ボールに入ってさえしまえばあとはしっかり打てて爽快感と

打ちごたえがあったからかもしれません。

 

今回、プロスタッフv13を思い通りに扱いこなせたとは

言い難いのですがこんな感じだったら自分的にはもっと

良かったかも、的なのを勝手に考えてみたいと思います。

 

 

【ぼくのかんがえたさいきょうのプロスタ97V13スペック】

フェイスサイズ97インチ、重さ310g、バランス310mm

フレーム厚21mm、パターン16/19、フレックス62前後

 

まずフェイスサイズは正直に言えば個人的に大好きな

95インチぐらいが良いのですが、97でも可。

重さは320g前後であれば可。バランスも大体OK。

フレーム厚とフレックス、ここが一番大事です。

今回のv13は最近のウイルソンさんお得意のカーボン編み

込み技術で昔のプロスタッフを再現という触れ込みでした

がそれにしてもちょっと硬すぎたのではないかと。

あれだけ昔のプロスタっぽいデザインに仕上げたのだから

ウイルソンさんが他に出しているブレードとかクラッシュ

のようにもっと柔らかくしなる系のフレームにしてくれても

良かったのに。(というか既存のクラッシュ98に初代

プロスタ風ペイントしてくれるだけでも良かった説?)

 

あとボールの飛びという意味でストリングパターンも再考

します。

最近の大部分のラケットがそうなっているようにセンター

上の部分のパターンを今回のとは逆に荒めにして上部の

スイートスポットを拡大、飛びとスピンのかかり易さの

向上を目指します。

これでは打ち易くなってしまって初代のプロスタッフ味

が薄れてしまう?

そういう方の為に重さを+5g、RAを+1にしてガットの

間隔が細かい18/20パターンのプロスタッフ97 PROも

出せば完璧ですが、名前にPROが多すぎるし今時そんな

感じのは流行らないので売れないかもしれません。

 

売るという事であればその辺の演出が巧みな某Apple様の

ように「Designed by WILSON  in ST.VINCENT」なんて

刻印をラケットに入れてしまえば売上が少し伸びるかも。

※今回の内容はプロラボシリーズの発表前に作成しました

 

実はクラッシュ発売時にウイルソンさん既にやってた!?



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