ラケットオタの探求の日々!

今日も理想のテニスラケットを求めて試行錯誤の日々

2020ヘッドのG360+エクストリームTOURをしばらく使ってみた感想は?

2020-08-24 10:29:43 | テニス

 

G360+のシリーズから新たに加わったスペックのTOUR

をしばらく使ってみました。

いつもの黄金スペのラケットに張るように1.30mmの

ポリをTOURに張ったのですが、コートの収まりは

とても良かったもののボールの伸びに関しては厳しさを

感じることも。

ということで前回思いきってガットをゴーセンのポリの

Gツアー3の1.18mmに50pで張替え、少しオモリを

トップに足し再調整をして使ってみました。

 

ガットを細いのに張替えたらコートへのボールの収まりの

良さはそのままに、課題だったボールの伸びは前よりも

出ていたような気がします。

ゴーセンのGツアー3は程よい柔らかさと反発力で色んな

ラケットにも合わせやすいガットのようです。

やはりガットが細くなった事でボールの伸びだけではなく

引っかかりも増し、スライス系のショットも前より良く

なったような気がしました。

結果的に細いポリに張替えたのは良かったようです。

 

今回のツアーはピュアドラVSよりアシストは控えめ

 

ヨネックスさんのEゾーンもバボラのアエロ&ドラVSも

そうですが、面サイズが100インチが98インチになって

厚さがちょっと薄くなって少しボールが飛ばなくなっただけ

という単純な変化だけではなく、ガットのピッチ幅などの

要素で意外と特性が大きく変わる場合もあるようです。

 

今回のTOURは面サイズが小さくなりガットのピッチがセンター

付近が結構狭くなっているせいか、エクストリームのMP(PRO)と

とは違いTOURではボールが潰しやすくなりました。

パワー的アシストは少なくなったものの、逆に打ちごたえと

コントロール性は増し個人的には好みの感触でしたが、ボールの

伸びという部分では少々厳しさもありました。

これはヘッドさんが最近お気に入りな感じのボール持ち感を重視

した縦長(横長)形状グロメットの影響も大きいのではないかと。

 

G360+エクストリームTOUR

 

G360エクストリームPRO

 

G360インスティンクトMP

 

G360スピードMP

 

MXG1

 

どうも最近のヘッドさんは横のクロスガットのグロメット部分を

意図に基づいて設計しているようです。

G360スピードMPだけ少し形状が違って横長ですが、他の全ての

ラケットで縦長形状のグロメットになっています。

理屈としてガットが大きく動き撓むことで打感もマイルドになり

ボールのホールド性が大きくなる結果、コントロール性とスピン

性能が向上し、コートへの収まりも安定して打ち易くなるという

事なのでないかと。

 

ボール持ちが良くなる事でボールとの接触時間が長くなり、より

飛びをコントロールしやすく安定傾向になるので全体的な打ち易さ

は良くなると思うのですが、その引き換えにボールの伸びの部分で

犠牲になってしまうような部分もあるような気がしています。

個人的にはMXG1を使った時にそれを強く感じました。G360の

スピードMPでも少しだけボールの伸びの鈍さみたいなものを

感じた記憶があります。

G360のインスティンクトMPとエクストリームPROでは

フレーム厚が最大26mmあるラケットなのでそこまでのパワー

ロス感を感じる事はありませんでしたが、今回のTOURでは

最大厚が23mmという事で縦長グロメットによるパワーロス感を

少し強めに感じてしまったのかもしれません。

 

他社さんのプリンスさんのラケットだと、グロメットレスで

フレームに穴が空いているタイプのo3といたって普通のタイプの

トラディショナルという2つのタイプを選べるラケットが多いの

ですが、その2つを比べてみると振り抜きの良し悪しは除き

スピン等を含め全体的な打ち易さはo3、打ちごたえとボールの

伸びはトラディショナルの方という感じがします。

 

でも例えそういう部分が少しあってもしっかりパワーがある人が

使えばボールの伸びなどに何も問題はなく、むしろ丁度良い

のかもしれません。

 

個人的な好みだとNo.1は?

 

G360+エクストリームTOURを使ってきましたが個人的には

ボールの抑えが効き、コントロールも良くとても使い易く

感じたラケットでした。

細かい事ですが打った時の打球音も他のラケットよりも感高い

感じで好みでした。

TOURはヘッドさんのラケット性能指標のCPI的にはスピード

MPと同じ500ですが、そのスピードMPをとても気に入って

使っていたものの、振り抜き的な部分で面サイズは100まで

は必要なく98インチぐらいでもいいかなぁ、とかも思っていた

ので今回のTOURは求めていたスペックに近いかもしれません。

 

ちなみにバボラさんのピュアドラVSを使った時にはストローク

で、ピュアアエロVSの時は何故かローボレーの時に打った本人

でも思わず驚いてしまうような良いボールが飛んでしまう事が

あったのですが、今回のヘッドさんのエクストリームTOURでは

特にそういう事はありませんでした。

ヘッドさんのラケットらしいというか、アシストが少なく

打ったままの素直なボール飛びということなのかもしれません。

 

そして少し気になったパワーロス感ですが、ガットのテンション

をもう少し上げて張ったり、ガットの太さと種類で調整すれば

ほとんど問題はなさそうです。

丁度ダンロップさんからエクスプロッシブシリーズという

新たな面白いポリガットが出ましたので、機会があれば一度

TOURにも張って試してみたいと思います。

 

【TOURとバボラのVSシリーズとの比較】※個人の感想です

ボール飛び①ピュアドラVS②ピュアアエロVS③エクストリームツアー

スピン量①ピュアエロVS②ピュアドラVS③エクストリームツアー

ボール伸び①ピュアドラVS②ピュアアエロVS③エクストリームツアー



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