U2が新譜のツアー内容を発表しました。未だ今後も追加はあると思いますが、果たして今回は来日するのか。
私自身は未だ聴き始めたばかりなのですが、今作について盛り上がりがないように感じるのは気のせいか。
第43回 U2『Songs of Experience』
先ずこの記事を是非読んで欲しいです。この記事の前のJoshua Tree Tourのレビューも読んで欲しいのですが、
個人的に10年ほどずっと思っていたことをぐうの音も出ないくらいに言われていて、軽くショックに陥りました。
記事で書かれているロックレジェンドたちもそうなのですが、ことU2に関しては今回のツアーは本当に観たかったですし、
そうでなくても前作・前々作のツアーに於いて日本へ来ることが無かった事実。凄くショックであり、焦りも感じていました。
自分にとって彼らが特別な存在であるからというのは大前提にありまますが、何故特別な存在になったのか。
それは紛れもなくライブでの彼らのステージに圧倒され、酷く感動したからに他ならないからです。
人が産み出す何かでこれほどまでの経験を味わうことはそうないですし、
それが出来る人たちがおざなりになっている現状はおかしいと言わざるを得ないと思います。
記事にもあるようなファッショナブルなロックの良さは自分自身、とてもよく分かっていますし、
それが世間を席巻していた時期も確かにありました。現に自分が追いかけてもいましたし。
ただ今、当時の人たちを振り返った時に今でも一線を走り続けている人たちがどれだけいるのか。
だからこそこれまでここでも書いてきたこともありますが、例えばフジやサマソニでは、
現在を写す鏡であって欲しいと思いますし、またずっと第一線でサバイブし続けている人を讃える場でもあって欲しい。
決して想い出に浸る場であって欲しくはないんですよね。そうでないと数々の奇跡に出会えないと思いますし。
例えばフジなら2011年のあれだけ酷い天候であっても感動しましたし、逆に2012年は死ぬ思いをして行ったにも関わらず、
失望したのも全部、そこでしか感じ得ないマジックがあったからです。そしてそれはロックだから出来ることだと思うのです。
そんな奇跡を起こせる人たちが日本へ来ないという現状は本当に残念でしかないですし、それ無しだとロックではないですね。
それこそ例えばウォーホル展とかは、開催する意義は商業的な側面は確かにありつつも、
モダンアートの啓蒙活動的な側面も多分にあると思うのです。ポールやディランまでいくとそういった側面も出てくるとは思うのですが、
U2やスプリングスティーンといった域の人たちへも、それ相応のリスペクトがない限りは今後呼ぶことは出来ないのかと思いました。
そもそもとして生で演奏を聞くことに日本人は欧米人程に慣れていないのだとしたら、音源で味わえるマジックも当然にありますが、
生でしか起こり得ない奇跡があることを多くの人へ伝える必要は絶対にあると思うのです。振り返ることが出来ないので。
これってモーツァルトやベートーベンのような教養の1つであると思うんです。世界で共通言語として知られているわけじゃないですか。
それを知らない上、知ろうと意識が向かないような環境であることが、日本のガラパゴス化と言われる本質ではないでしょうか。
少なくとも自分なんかは聴きに行くだけでなく、自分でも作り出そうとしている化石みたいな存在になりつつあるのも、
そんなマジックを経験しているからに他ならないからです。唯一ですよ、2日連続の2日目の方が良かっただなんて言えるバンドは。
今パッと思い付く過去これまでに忘れられないライブというと以下の感じでしょうか。
2003年のアジカン、2004年のエアロスミス、2006年のレザライ、2008年のアニコレとゆらゆらの対バン、
2010年のグリーンデイ・アトモス、2011年のくるり・コールドプレイ、2013年のヴァンパイア、
2014年のセイントヴィンセント・スマップ・ユキ、2015年のライアンアダムス、2016年のレディオヘッドなど。
今年のコーネリアスも入りますね。彼を観たのは2012年でしたが、それも本当に素晴らしいライブでした。
もっと素晴らしかったライブ体験を紹介しようと思いましたが止めときます。その代わりにU2を観てみて下さい。
新譜は良い感じで、vertigoやbeatiful dayの時のような雰囲気があります。彼らのライブは感動体験でしかないので。
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私たちの曲もアップしてあります。是非に一度、聴いてみて下さい↓
http://hellomrautumn.bandcamp.com
私自身は未だ聴き始めたばかりなのですが、今作について盛り上がりがないように感じるのは気のせいか。
第43回 U2『Songs of Experience』
先ずこの記事を是非読んで欲しいです。この記事の前のJoshua Tree Tourのレビューも読んで欲しいのですが、
個人的に10年ほどずっと思っていたことをぐうの音も出ないくらいに言われていて、軽くショックに陥りました。
記事で書かれているロックレジェンドたちもそうなのですが、ことU2に関しては今回のツアーは本当に観たかったですし、
そうでなくても前作・前々作のツアーに於いて日本へ来ることが無かった事実。凄くショックであり、焦りも感じていました。
自分にとって彼らが特別な存在であるからというのは大前提にありまますが、何故特別な存在になったのか。
それは紛れもなくライブでの彼らのステージに圧倒され、酷く感動したからに他ならないからです。
人が産み出す何かでこれほどまでの経験を味わうことはそうないですし、
それが出来る人たちがおざなりになっている現状はおかしいと言わざるを得ないと思います。
記事にもあるようなファッショナブルなロックの良さは自分自身、とてもよく分かっていますし、
それが世間を席巻していた時期も確かにありました。現に自分が追いかけてもいましたし。
ただ今、当時の人たちを振り返った時に今でも一線を走り続けている人たちがどれだけいるのか。
だからこそこれまでここでも書いてきたこともありますが、例えばフジやサマソニでは、
現在を写す鏡であって欲しいと思いますし、またずっと第一線でサバイブし続けている人を讃える場でもあって欲しい。
決して想い出に浸る場であって欲しくはないんですよね。そうでないと数々の奇跡に出会えないと思いますし。
例えばフジなら2011年のあれだけ酷い天候であっても感動しましたし、逆に2012年は死ぬ思いをして行ったにも関わらず、
失望したのも全部、そこでしか感じ得ないマジックがあったからです。そしてそれはロックだから出来ることだと思うのです。
そんな奇跡を起こせる人たちが日本へ来ないという現状は本当に残念でしかないですし、それ無しだとロックではないですね。
それこそ例えばウォーホル展とかは、開催する意義は商業的な側面は確かにありつつも、
モダンアートの啓蒙活動的な側面も多分にあると思うのです。ポールやディランまでいくとそういった側面も出てくるとは思うのですが、
U2やスプリングスティーンといった域の人たちへも、それ相応のリスペクトがない限りは今後呼ぶことは出来ないのかと思いました。
そもそもとして生で演奏を聞くことに日本人は欧米人程に慣れていないのだとしたら、音源で味わえるマジックも当然にありますが、
生でしか起こり得ない奇跡があることを多くの人へ伝える必要は絶対にあると思うのです。振り返ることが出来ないので。
これってモーツァルトやベートーベンのような教養の1つであると思うんです。世界で共通言語として知られているわけじゃないですか。
それを知らない上、知ろうと意識が向かないような環境であることが、日本のガラパゴス化と言われる本質ではないでしょうか。
少なくとも自分なんかは聴きに行くだけでなく、自分でも作り出そうとしている化石みたいな存在になりつつあるのも、
そんなマジックを経験しているからに他ならないからです。唯一ですよ、2日連続の2日目の方が良かっただなんて言えるバンドは。
今パッと思い付く過去これまでに忘れられないライブというと以下の感じでしょうか。
2003年のアジカン、2004年のエアロスミス、2006年のレザライ、2008年のアニコレとゆらゆらの対バン、
2010年のグリーンデイ・アトモス、2011年のくるり・コールドプレイ、2013年のヴァンパイア、
2014年のセイントヴィンセント・スマップ・ユキ、2015年のライアンアダムス、2016年のレディオヘッドなど。
今年のコーネリアスも入りますね。彼を観たのは2012年でしたが、それも本当に素晴らしいライブでした。
もっと素晴らしかったライブ体験を紹介しようと思いましたが止めときます。その代わりにU2を観てみて下さい。
新譜は良い感じで、vertigoやbeatiful dayの時のような雰囲気があります。彼らのライブは感動体験でしかないので。
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私たちの曲もアップしてあります。是非に一度、聴いてみて下さい↓
http://hellomrautumn.bandcamp.com