生野の街歩きを楽しんだ後、生野駅前から定期観光バス「たじまわる 鉱石の道号」に乗車しました。
この「たじまわる」は地元の全但バスが運行しているもので、500円の料金設定で6つのコースがありますがそれぞれ運航時期が決まっています。
今回利用した「鉱石の道号」は夏場の土・日・祝に運行されており、JR和田山⇒生野銀山⇒生野駅⇒神子畑(みこばた)選鉱場跡⇒明延(あけのべ)鉱山跡⇒JR和田山のコースですが、時間の関係で我々は途中の生野駅からの乗車となりました。
先ず着いたのは、神子畑選鉱場跡の近くの神子畑鋳鉄橋でその後神子畑選鉱場跡に寄りました。
この2ヶ所については、今迄も数回訪れており今年の3月29日のブログでも紹介しておりますので、今回は省略します。
その後、明延(あけのべ)鉱山跡に寄りましたが、今までは横を通るだけで立寄ったことが無く、今回が初めての訪問でした。
まず、受付の近くにある広場で、1円電車への乗車です。
1円電車の由来についてはその①で触れましたが、今は地元の鉄道好きなボランティアの方が日曜日ごとに運転され、希望者を乗せている様ですが、運転距離はわずか70mの往復で、あっという間に終わります。
背をかがめなければ乗れない狭くて鉄格子の窓がある車両は、かって鉱山労働者のご家族達が通学や買い物に利用されたものです。
その後15名程度のグループに分かれて、今は採鉱を止めて閉鎖されている坑道の一部が「探検坑道」として公開されている部分にヘルメットを被って入りました。
坑道に入ると、いきなり奥からは冷たい風が吹き付けてきます。それもそのはず、中の温度は13~14度位とのことです。
ガイドさんに付いて公開されている600m程の坑道を歩きましたが、通風管と排水路が整備された通路にはトロッコの線路跡があり、それがあちこちに分岐していますし、未だに鉱脈がはっきりと残った場所があったりします。
特に印象に残ったのは、
・温度が13~14度で一定の為、坑道跡は現在では一部が日本酒や醤油などの熟成用に利用されている。
・また、坑内の温度は下層になるほど地熱の影響で高くなる。
・外国製の大型機械も使用されていたが、坑内に持ち込む為には小さく切断して、坑内で組み立て直した。
・現在公開されているのは、上部だけで、これより下層は残された機材も一緒に既に水没している。
・坑内での大型機械は、1人で前後を確認しながら操作するため、運転席は前後が見通せるように横向きになっている。などでした。
私にとっても初体験と言える興味深い鉱山跡の見学を終えて、観光バスで和田山駅まで出ました。
時刻は17時を過ぎていましたし、姫路駅の電車出発まで1時間以上もあったので、駅前で何か食べようと思ったのですが、大きな誤算でした。
和田山は播但線の終着駅で、特急列車も停車する山陰本線の主要駅だし、朝来市役所の支所もあるので、食堂かコンビニ位はあるだろうと思っていたのですが、開いていたのは小さな和菓子野さん1軒だけで、その他の商店は見事に閉まっていました。役所が休みの日曜とは言え、この地方の過疎化が改めて判ったような気がしました。
仕方なく、駅の待合室で時間つぶしをして、寺前駅乗り換えで姫路に着きましたが、ここでもハプニングが・・・。
加古川駅近辺で人身事故があったとかでJRが運転見合わせ中で、急遽山陽電車で明石まで出て、そこからJRに乗り換えることにしました。
幸いにも、山陽電車とその後のJRにはスムースに乗換えが出来て、大阪に着いたのは当初の予定から30分程度の遅れで済みました。
(※ 私達のグループは鉄道フアンが多いので、想定外の山陽電車に乗れて、大喜びの人が大半でした)
久しぶりの播但線を堪能し、気になっていた「鉱石の道」のことも少しは理解できるようになった小旅行でした。(まさ)
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定期観光バス「たじまわる」
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神子畑鋳鉄橋
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同上
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近くで見かけたオオレイジンソウ(キンポウゲ科)
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同じく コブシ(モクレン科)の実
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神子畑選鉱場跡、かっては屋根に覆われた巨大な建物でした。左側はインクライン
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1円電車「わかば」
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トロッコのレール後
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同上
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大きなサルスベリの木に寄生したモミジ
<明延鉱山跡>
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1円電車に試乗しました
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内部は狭くて、低くて、格子戸になっています
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運転席は横向きです
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展示中の機関車。これは鉱石運搬のトロッコを牽引するためのものです。
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探検坑道入口。内側から冷気が吹き付けてきます。
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支柱に支えられた坑道
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鉱床が見える部分もあります
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このように狭い個所も・・・
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レールは更に奥に続きます
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レールは分岐を繰り返します
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日本酒も熟成されています
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残された大型機械
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大型機械も運転席は横向きです
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探検坑道の出口
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トロッコの展示。冷所から出てきた所でカメラのレンズが曇ってしまいました
<和田山>
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放置され倒壊寸前の旧機関車庫
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市内は閑散としていて、商店は閉まったままです
この「たじまわる」は地元の全但バスが運行しているもので、500円の料金設定で6つのコースがありますがそれぞれ運航時期が決まっています。
今回利用した「鉱石の道号」は夏場の土・日・祝に運行されており、JR和田山⇒生野銀山⇒生野駅⇒神子畑(みこばた)選鉱場跡⇒明延(あけのべ)鉱山跡⇒JR和田山のコースですが、時間の関係で我々は途中の生野駅からの乗車となりました。
先ず着いたのは、神子畑選鉱場跡の近くの神子畑鋳鉄橋でその後神子畑選鉱場跡に寄りました。
この2ヶ所については、今迄も数回訪れており今年の3月29日のブログでも紹介しておりますので、今回は省略します。
その後、明延(あけのべ)鉱山跡に寄りましたが、今までは横を通るだけで立寄ったことが無く、今回が初めての訪問でした。
まず、受付の近くにある広場で、1円電車への乗車です。
1円電車の由来についてはその①で触れましたが、今は地元の鉄道好きなボランティアの方が日曜日ごとに運転され、希望者を乗せている様ですが、運転距離はわずか70mの往復で、あっという間に終わります。
背をかがめなければ乗れない狭くて鉄格子の窓がある車両は、かって鉱山労働者のご家族達が通学や買い物に利用されたものです。
その後15名程度のグループに分かれて、今は採鉱を止めて閉鎖されている坑道の一部が「探検坑道」として公開されている部分にヘルメットを被って入りました。
坑道に入ると、いきなり奥からは冷たい風が吹き付けてきます。それもそのはず、中の温度は13~14度位とのことです。
ガイドさんに付いて公開されている600m程の坑道を歩きましたが、通風管と排水路が整備された通路にはトロッコの線路跡があり、それがあちこちに分岐していますし、未だに鉱脈がはっきりと残った場所があったりします。
特に印象に残ったのは、
・温度が13~14度で一定の為、坑道跡は現在では一部が日本酒や醤油などの熟成用に利用されている。
・また、坑内の温度は下層になるほど地熱の影響で高くなる。
・外国製の大型機械も使用されていたが、坑内に持ち込む為には小さく切断して、坑内で組み立て直した。
・現在公開されているのは、上部だけで、これより下層は残された機材も一緒に既に水没している。
・坑内での大型機械は、1人で前後を確認しながら操作するため、運転席は前後が見通せるように横向きになっている。などでした。
私にとっても初体験と言える興味深い鉱山跡の見学を終えて、観光バスで和田山駅まで出ました。
時刻は17時を過ぎていましたし、姫路駅の電車出発まで1時間以上もあったので、駅前で何か食べようと思ったのですが、大きな誤算でした。
和田山は播但線の終着駅で、特急列車も停車する山陰本線の主要駅だし、朝来市役所の支所もあるので、食堂かコンビニ位はあるだろうと思っていたのですが、開いていたのは小さな和菓子野さん1軒だけで、その他の商店は見事に閉まっていました。役所が休みの日曜とは言え、この地方の過疎化が改めて判ったような気がしました。
仕方なく、駅の待合室で時間つぶしをして、寺前駅乗り換えで姫路に着きましたが、ここでもハプニングが・・・。
加古川駅近辺で人身事故があったとかでJRが運転見合わせ中で、急遽山陽電車で明石まで出て、そこからJRに乗り換えることにしました。
幸いにも、山陽電車とその後のJRにはスムースに乗換えが出来て、大阪に着いたのは当初の予定から30分程度の遅れで済みました。
(※ 私達のグループは鉄道フアンが多いので、想定外の山陽電車に乗れて、大喜びの人が大半でした)
久しぶりの播但線を堪能し、気になっていた「鉱石の道」のことも少しは理解できるようになった小旅行でした。(まさ)
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定期観光バス「たじまわる」
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神子畑鋳鉄橋
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同上
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近くで見かけたオオレイジンソウ(キンポウゲ科)
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同じく コブシ(モクレン科)の実
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神子畑選鉱場跡、かっては屋根に覆われた巨大な建物でした。左側はインクライン
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1円電車「わかば」
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トロッコのレール後
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同上
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大きなサルスベリの木に寄生したモミジ
<明延鉱山跡>
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1円電車に試乗しました
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内部は狭くて、低くて、格子戸になっています
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運転席は横向きです
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展示中の機関車。これは鉱石運搬のトロッコを牽引するためのものです。
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探検坑道入口。内側から冷気が吹き付けてきます。
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支柱に支えられた坑道
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鉱床が見える部分もあります
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このように狭い個所も・・・
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レールは更に奥に続きます
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レールは分岐を繰り返します
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日本酒も熟成されています
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残された大型機械
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大型機械も運転席は横向きです
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探検坑道の出口
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トロッコの展示。冷所から出てきた所でカメラのレンズが曇ってしまいました
<和田山>
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放置され倒壊寸前の旧機関車庫
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市内は閑散としていて、商店は閉まったままです