~正しい意味で使っていますか~、~間違いやすい漢字~に続いては、~間違いやすい言い回し~です。
これも、いつもは何気なく使っているものの、間違いやすい言葉ですので注意が必要です。
(1)☓素人はだし ⇒ ◯玄人はだし
素人にも関わらず、専門家が驚くほど芸や技術がすぐれていることを、“玄人もはだしで逃げ出す”と表現することから「玄人はだし」という言い方をします。「素人はだし」は誤りです。
(2)☓過半数を超える ⇒ ◯半数を超える
「過半数」自体、“半数を超える”という意味になりますので「過半数を超える」だと“超える”が重複して誤りとなります。同じような、間違いに次のような例があります。
☓炎天下のもと ⇒ ◯炎天下
☓後で後悔する ⇒ ◯後悔する
(3)☓耳障りが良い(「良い」は付けられない)
「耳障り」は「耳に障る」こと、つまり元々耳の働きを妨げる悪い言葉で使われる言葉です。
聴き心地が良い、耳に優しいというような意味で「耳障りが良い」という言い方は誤りです。
(4)☓雪辱を晴らす ⇒ ◯雪辱を果たす
「雪辱」は、前に受けた恥を「雪ぐ(すすぐ)」(洗い清める、ぬぐい去る)ことです。
「雪辱を晴らす」という言い方はしません。
(5)☓汚名挽回 ⇒ ◯汚名返上
「挽回」とは“もとの状態に戻すこと”を言います。
そのため、「挽回」を使うのであれば「名誉挽回」が正解です。
“不名誉な評判を取り払う”と言いたいのであれば、「汚名返上」や、「汚名を雪ぐ(すすぐ)」という言い方をします
(6)☓笑顔がこぼれる⇒ 〇笑みがこぼれる
「笑顔がこぼれる」と言われても、その状況は伝わるでしょう。「満面の笑み」と同じような表情を言い表したいのだと思います。
でも、「顔」はそもそも「こぼれる」ものではありません。「笑顔がこぼれる」と言ってしまうと、本来は「こぼれる」はずもない笑顔そのものが「こぼれる」ことになります
(7)その他、間違いやすい言い回しを下記まとめてみました。
☓明るみになった 〇明るみに出た
☓足元をすくう 〇足をすくう
☓声を荒(あ)らげる 〇声を荒(あら)らげる
☓寸暇を惜しまず 〇寸暇を惜しんで
☓雪辱を晴らす 〇雪辱を果たす
☓絶対絶命 ◯絶体絶命
☓短刀直入 ◯単刀直入
☓ご静聴 ◯ご清聴
(まさ)
これも、いつもは何気なく使っているものの、間違いやすい言葉ですので注意が必要です。
(1)☓素人はだし ⇒ ◯玄人はだし
素人にも関わらず、専門家が驚くほど芸や技術がすぐれていることを、“玄人もはだしで逃げ出す”と表現することから「玄人はだし」という言い方をします。「素人はだし」は誤りです。
(2)☓過半数を超える ⇒ ◯半数を超える
「過半数」自体、“半数を超える”という意味になりますので「過半数を超える」だと“超える”が重複して誤りとなります。同じような、間違いに次のような例があります。
☓炎天下のもと ⇒ ◯炎天下
☓後で後悔する ⇒ ◯後悔する
(3)☓耳障りが良い(「良い」は付けられない)
「耳障り」は「耳に障る」こと、つまり元々耳の働きを妨げる悪い言葉で使われる言葉です。
聴き心地が良い、耳に優しいというような意味で「耳障りが良い」という言い方は誤りです。
(4)☓雪辱を晴らす ⇒ ◯雪辱を果たす
「雪辱」は、前に受けた恥を「雪ぐ(すすぐ)」(洗い清める、ぬぐい去る)ことです。
「雪辱を晴らす」という言い方はしません。
(5)☓汚名挽回 ⇒ ◯汚名返上
「挽回」とは“もとの状態に戻すこと”を言います。
そのため、「挽回」を使うのであれば「名誉挽回」が正解です。
“不名誉な評判を取り払う”と言いたいのであれば、「汚名返上」や、「汚名を雪ぐ(すすぐ)」という言い方をします
(6)☓笑顔がこぼれる⇒ 〇笑みがこぼれる
「笑顔がこぼれる」と言われても、その状況は伝わるでしょう。「満面の笑み」と同じような表情を言い表したいのだと思います。
でも、「顔」はそもそも「こぼれる」ものではありません。「笑顔がこぼれる」と言ってしまうと、本来は「こぼれる」はずもない笑顔そのものが「こぼれる」ことになります
(7)その他、間違いやすい言い回しを下記まとめてみました。
☓明るみになった 〇明るみに出た
☓足元をすくう 〇足をすくう
☓声を荒(あ)らげる 〇声を荒(あら)らげる
☓寸暇を惜しまず 〇寸暇を惜しんで
☓雪辱を晴らす 〇雪辱を果たす
☓絶対絶命 ◯絶体絶命
☓短刀直入 ◯単刀直入
☓ご静聴 ◯ご清聴
(まさ)