恙無く(つつがなく)は、“病気などがなく健康に過ごすこと、無事であること、問題なくあること”などを表す言葉です。
以前にその由来を聞いたのですが、改めて調べて見ると、私が記憶していたのと少し違う所もありましたので、改めて纏めてみます。
随分昔のことですが、学生時代に、確か生物の時間だったと思うのですが、先生から
“東日本にはツツガムシ病という風土病があるが、これはダニの一種のツツガムシによって媒介されるため、この虫がいなければ安心できることから「つつがなく」という挨拶の言葉ができ、唱歌「ふるさと」の[恙なしや友がき]と言う歌詞もこれに由来する”
と教わった記憶があり、これを盲信していました。
今回調べて見ると、私の盲信していたストーリーは、俗説としてはあるが、それは誤りであるとされています。
何故なら、「恙」という言葉は、昔から存在している“病気や災い、災難”を意味する言葉で、これが「恙無し」の語源です。
また、風土病の一種がツツガムシと言う虫によって媒介されることが判って「ツツガムシ病」と名付けられたのは、随分後世になってからで、この時すでに「恙無し」と言う言葉はあったということです。
誰かから聞いたもっともらしいストーリーには要注意です。(まさ)
以前にその由来を聞いたのですが、改めて調べて見ると、私が記憶していたのと少し違う所もありましたので、改めて纏めてみます。
随分昔のことですが、学生時代に、確か生物の時間だったと思うのですが、先生から
“東日本にはツツガムシ病という風土病があるが、これはダニの一種のツツガムシによって媒介されるため、この虫がいなければ安心できることから「つつがなく」という挨拶の言葉ができ、唱歌「ふるさと」の[恙なしや友がき]と言う歌詞もこれに由来する”
と教わった記憶があり、これを盲信していました。
今回調べて見ると、私の盲信していたストーリーは、俗説としてはあるが、それは誤りであるとされています。
何故なら、「恙」という言葉は、昔から存在している“病気や災い、災難”を意味する言葉で、これが「恙無し」の語源です。
また、風土病の一種がツツガムシと言う虫によって媒介されることが判って「ツツガムシ病」と名付けられたのは、随分後世になってからで、この時すでに「恙無し」と言う言葉はあったということです。
誰かから聞いたもっともらしいストーリーには要注意です。(まさ)