老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

遺書の改定

2022年10月12日 19時11分39秒 | ツレアイのこと

 先日来、司法書士と打ち合わせていた遺言書の改定案がまとまったので、昨日公証人役場に出向いて作成をしてもらいました。

 私達夫婦には子供がいませんが、私には随分前に離婚した前妻との間に二人の子供がいますので、私に万が一のことがあった場合に備えて、7年前に遺言書を作成していました。

 その時は、まだツレアイの判断力も正常で、私が先に死去した場合にツレアイが問題なく生活を送れるようにとの趣旨で作成していましたが、その後ツレアイのアルツハイマー進行で自己判断が殆ど出来なくなっているので、この状況に合うように内容を変更しておく必要を感じて、司法書士とも相談をしていたのです。

 そして、ツレアイ名義で私が受け取り人になっている生命保険を解約して現金化したり、二人の共有登記としていた自宅を私単独の所有に変えたりする事務手続きをしてきました。

 そして、私に万が一の場合にはツレアイ名義とした預貯金の管理と共に、入居施設との交渉窓口などを、ツレアイの妹に、但し妹が数年前にがん手術を受けていて十分な対応が出来ないことも予想されるために、その場合は司法書士に後見人を選定して対応してもらうという内容の遺言書に変えたのです。


 万が一に備えて、遺言書というのは作成しておくに越したことはないのでしょうが、一度作成すると憲法に近いものになるので、該当者の健康状態や対応能力の変化に伴って、それ相応の変更をしておかねばならない煩わしさもあります。

 何も大きな財産があるわけではないのですが、私のような家族構成の場合には、死亡後のトラブルを避けるためにも、生前に出来るだけのことをしておくことが義務だとも思っています。

 これが、最後の遺言になれば良いのですが、万が一私が認知症になったり身体的に自由な行動が出来なくなった場合については、別途色々な希望をメモにでもしておくつもりです。


 尚、今日はツレアイの面会日だったので、先日買い求めていたセーターや好物のケーキと黒豆の煮物を持って行ってやりました。

 化粧やマニキュアもしてもらって元気そうな顔色でしたが、やはり活気さが感じられないのは仕方ないのでしょうか。

 まあ、元気でいて、私の顔や差し入れの品を見て嬉しそうにしてくれたことで良しとしましょう。(まさ)