gatagata道を行く

おばさんのよもやまばなし 食べる・歩く・俳句 by sino

ビブリオバトル

2012-12-28 00:05:57 | それ以外
知的書評合戦「ビブリオバトル」
《高校生ビブリオバトル@名古屋市東図書館》を見てきた

東区にある3つの高校から5名がプレゼンターとして参加
オーディエンスは図書館関係者や同級生、一般人ら20名
ビブリオバトルのサークルを持つ大学の学生が進行役を買ってでていた

ビブリオバトルは2007年京都大学で生まれたゲーム感覚の読書会
・プレゼンターが自分が紹介したい本について5分喋る パワポ使用禁止
・その後3分、オーディエンスからの質問に答える
・プレゼンター全員の発表がおわったら、プレゼンター・オーディエンス全員が
 1票を投じて「チャンプ本」を決める

決めるのは「チャンプ本」であって、優秀プレゼンターを決めるのではない
より多くの人が「読みたい」と思った「本」を決めるのである

当然プレゼンテーション能力は高い方がいいが、プレゼンが上手くいったからといって
その本が「チャンプ本」になるとは限らないところが面白い

今日はこの5冊
「逃れの森の魔女」 (2000/02) ドナ・ジョー ナポリ
「夜想曲集」 カズオ・イシグロの短編集(土屋政雄訳/2009年)
「オッデッサ・ファイル」 フレデリック・フォーサイス 映画化(1974、英)
「長い長い殺人」 宮部みゆき (1992)
「赤朽葉家の伝説」 桜庭一樹の長編小説。2006年

紹介された本は多様で、プレゼンもそれぞれの個性がぶつかり合っていた
案外、「おばあちゃんの本棚にあった」とか「お母さんが読んでいた」とか、とっかかりは身近

5分のプレゼン、しっかり準備した人は、5分きっちり喋るけれど
準備不足の人は3分で話が尽きる
しばらく沈黙・・ここから、この4分からの残り1分にプレゼンターの内面が言葉になって
出てくる
この言葉が聴衆の心をつかむか、勝負だね

台所の大掃除の手を止めて、出かけてよかった
コメント (4)
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