昨夜 『モヒカン 故郷に帰る』を観た。

「横道世之介」「南極料理人」の沖田修一監督が、松田龍平を主演に迎えて描くホームドラマ。
とても面白いとは言えないけれど‥温かい映画だ。
結婚報告のため瀬戸内海の故郷へ7年ぶりに帰ってきたモヒカン頭の永吉。
父や恋人、母、弟とともに繰り広げる悲喜こもごもを描く。
売れない“デスメタルバンド”のボーカル・永吉は、恋人の由佳が妊娠したことをきっかけに、瀬戸内海に浮かぶ故郷の戸鼻島(とびじま)へ7年ぶりに帰郷。
戸鼻島(とびじま)は架空の島らしい。
同じく故郷を出ていたはずの弟もいつの間にか帰郷しており、久々に一家が顔をそろえる。
そこで父親のガンが発覚し……。
松田がモヒカン頭の主人公・永吉に扮し、父親役に柄本明、恋人役に前田敦子、母親役にもたいまさこ、弟役に千葉雄大と個性的なキャストが集った。
榎本明さんは、とんでもなく巧い。
役者は神様に選ばれている‥そう思いたくなるほどの演技をしている。
もたいさんも自然体で良い。よい。
松田龍平はぼーっとしていて、台詞に力がある訳でもなく、目力もなく‥なんだけど‥存在感ありーの、魅力ありーの‥困る俳優。
観ていてジーンとした。

春の風景の中を散歩。
一日7000歩が日課だけれど‥一万歩でないところが気合いが入っていないというか、奥ゆかしいというか‥‥怠け者ではある。
寒暖がある季節(湿度の強い山間の)だけれど春が来た。
‥『パンソリ』朝鮮時代末期を描いた映画。
パンソリのパンは、多くの人々が集まる“場所”を意味し、“ソリ”は音を意味する。
男性にしか許されないパンソリという伝統芸能(朝鮮の古典芸能)に魂を救われ、後に初の女流唄い手となった女性の物語。
実話である。
師匠との悲恋がからむ。
庶民の悲しみを諧謔で‥人間が持つ最大の楽器“声”で表現する‥『花 香る歌』。
男女差別の中、壁を越えて女流唄い手の先駆けとなった‥ということより、声の出る(唄いたくてたまらない女性)
唄う事で表現したくてたまらない女性が、師匠や同僚を巻き込んで、民衆を動かしていく。
権力の中枢をも感動させてしまう(実力が嫉妬を呼ぶ不幸)。
人の営みは、過去も現在も事ほどさように変わらない。
その事をたんたんと描いている。
いい映画だった。
たぶん未来も変わらないだろう人間関係の構図‥臍の下に力が入ったり、抜けたりしながら映画の世界で遊ばせてもらいました。
歩きながら、花をみて幸せな一日。
花の中を遊びながら歩く。
暖かい春の日。
時折 風が吹いて麦わら帽子がとびそうになる。


「横道世之介」「南極料理人」の沖田修一監督が、松田龍平を主演に迎えて描くホームドラマ。
とても面白いとは言えないけれど‥温かい映画だ。
結婚報告のため瀬戸内海の故郷へ7年ぶりに帰ってきたモヒカン頭の永吉。
父や恋人、母、弟とともに繰り広げる悲喜こもごもを描く。
売れない“デスメタルバンド”のボーカル・永吉は、恋人の由佳が妊娠したことをきっかけに、瀬戸内海に浮かぶ故郷の戸鼻島(とびじま)へ7年ぶりに帰郷。
戸鼻島(とびじま)は架空の島らしい。
同じく故郷を出ていたはずの弟もいつの間にか帰郷しており、久々に一家が顔をそろえる。
そこで父親のガンが発覚し……。
松田がモヒカン頭の主人公・永吉に扮し、父親役に柄本明、恋人役に前田敦子、母親役にもたいまさこ、弟役に千葉雄大と個性的なキャストが集った。
榎本明さんは、とんでもなく巧い。
役者は神様に選ばれている‥そう思いたくなるほどの演技をしている。
もたいさんも自然体で良い。よい。
松田龍平はぼーっとしていて、台詞に力がある訳でもなく、目力もなく‥なんだけど‥存在感ありーの、魅力ありーの‥困る俳優。
観ていてジーンとした。

春の風景の中を散歩。
一日7000歩が日課だけれど‥一万歩でないところが気合いが入っていないというか、奥ゆかしいというか‥‥怠け者ではある。
寒暖がある季節(湿度の強い山間の)だけれど春が来た。
‥『パンソリ』朝鮮時代末期を描いた映画。
パンソリのパンは、多くの人々が集まる“場所”を意味し、“ソリ”は音を意味する。
男性にしか許されないパンソリという伝統芸能(朝鮮の古典芸能)に魂を救われ、後に初の女流唄い手となった女性の物語。
実話である。
師匠との悲恋がからむ。
庶民の悲しみを諧謔で‥人間が持つ最大の楽器“声”で表現する‥『花 香る歌』。
男女差別の中、壁を越えて女流唄い手の先駆けとなった‥ということより、声の出る(唄いたくてたまらない女性)
唄う事で表現したくてたまらない女性が、師匠や同僚を巻き込んで、民衆を動かしていく。
権力の中枢をも感動させてしまう(実力が嫉妬を呼ぶ不幸)。
人の営みは、過去も現在も事ほどさように変わらない。
その事をたんたんと描いている。
いい映画だった。
たぶん未来も変わらないだろう人間関係の構図‥臍の下に力が入ったり、抜けたりしながら映画の世界で遊ばせてもらいました。
歩きながら、花をみて幸せな一日。
花の中を遊びながら歩く。
暖かい春の日。
時折 風が吹いて麦わら帽子がとびそうになる。
