気楽にいこうよ…Take It Easy 2

Ｗ市Ｙ村で二泊。

宅で過ごす。

私自身が思う事…だけど。

人間が生きて行く上で大事なのは、息をする事。食べる(飲む)事。十分な睡眠をとる事。

争いを避ける事。出会いを育てていく事。会話する事。笑う事…である。

あれを話したらだめ。これは言えない。この事は秘密。これを言ったら刺さる。
こんな感じでは…会話そのものが成り立たない。
世間の付き合いと同じになってしまう。
全人格で向き合う。そんな相手がいてこそ、人生から学ぶことができる。

学ぶという事は才能である…そう思う。


知識がある、ないに関わらず、男女の別でもなく‥自分の過去と向き合ってきた人間である事。
基本中の基本である。

なかなか‥それを解る人は少ない。自分の容量に合わせられている…その自覚も持てない人が多い。

それも又良し。

私自身がたいした人間ではない。

自覚している。



の作った畑。
ズッキーニのお家。



西瓜のおうち。〈ビニールの裂け目から写した〉


　
パセリ＆ピーマン＆トマト、唐辛子等‥

愛情をいっぱいもらって…とても幸せそうな苗。
ビニール・ハウスの中が暖かい。体感ではなくて、心感であるが。

夜は、ゴッホの生涯と軌跡〈ドキュメント〉を二人で見た。

弟テオの兄への献身。ゴーギャンとの確執。

跳ね橋、ひまわり、自画像、模写…描いた絵の数々。鮮やかな色を使っている。

オレンジ、黄色、萌木色。黄緑、緑、量感がある。

ゴッホにしか描けない絵。

鋭敏すぎる感覚をもつと生きづらい。

二人でいろいろと意見の交換。

ゴッホの絵画にまつわる、お互いの想い出話…。



彼女に救われている。彼女も又、私のあほに救われている事を願う。

そんな関係が続いてウン十年。

長い～。

ゴッホがセーヌ川の畔で見た星空。
心がかき回されるような、蒼で描かれている絵。
星の輝きが儚い。
訳などない。胸がつまって涙が出そうになる。

彼は如何ばかりの深い闇を見据えていたのか？

Ｙ村の夜空も星が瞬く。

クレイジネス…天才は楽ではない。精神の襞〈ひだ〉も脳髄液も常人とは違う。雲泥の開きがあるのだと思う。

そんな事を思いながら…

いつの間にか眠っていた。

心地良い眠りでした。