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無惨の最期(であってほしい)

2020年04月28日 00時00分00秒 | 日記
今週の鬼滅の刃で、無惨が炭治郎に的外れの見当違いな揺さぶりをかけて、当たり前ですが全く効果をあげず無視されて消えていきましたけど。

無惨の最期、なんだかゴルドドライブ=蛮野天十郎を思い出しますね。

仮面ライダードライブのラスボスの一人なんですが。
蛮野天十郎。

ドライブの作中の怪人設定の敵・ロイミュードを作り上げた科学者で。
2号ライダーの仮面ライダーマッハ・詩島剛とヒロインの霧子の実父。
生身の彼はロイミュードが暴走した時に死亡しており、劇中で登場した時の彼はコンピューター上の人格プログラムという姿だったのですが。

最初、陰謀でハメられたみたいな顔をして、自分のやらかしを償う、ロイミュードがああなったのは本意では無かった、みたいなことを言って主人公サイドで味方ヅラしてたんですがね。
後で実際は何もハメられたのでもなんでもなく、そのまんま、自分の目的達成のために人類の敵としてロイミュードをわざと暴走させました、みたいなことをくっちゃべ、敵サイドに転向。

最後、息子の仮面ライダーマッハに追い詰められ、倒されるんですけど。

その最期が傑作で。

人格プログラムを載せていた機械のボディを破壊され、手も足も出ないコンピューター状態にされてしまって。
もはや倒すのにライダーの力は必要ない。力任せに鈍器で殴るだけで終わり、な状態になって。

命乞いをするんですけどね。

その内容が

「俺は父親だぞ!?父親を殺すのか!?考え直せ!」

じゃなく

「俺は世界最高の天才だ!その天才を殺すなんて間違ってる!!俺の頭脳は失われてはならないんだぁぁぁぁぁっ!!」

こんな感じで。
ようは、実の息子相手に通常第一に押し出すはずの親子の情を押し出さず、自分の優秀性を盾にして、才能が失われるのが損失だからやめろと命乞い。

これ、人間の命乞いじゃないよなぁ。
そこが傑作なんですわ。

ようは親子の情ってのを全く理解していないから、こういうときに命乞いのネタにしようと思わないワケ。
彼の中でそういう概念が無いから、出てこないの。
で、才能を盾にするのが最も効果的と思ってる。
人の発想じゃねぇわ。


ここらへんがさ、無惨の最期の炭治郎への空虚な呼びかけに通じるものが。

無惨的には炭治郎に的確に響く、本当のことを言ってるつもりでも。
無惨の中の常識が間違ってるから、全く響かない。
全く効果のない無意味な揺さぶりになり果てているという。

無惨の中では、不幸は引き受けるものではなく、誰かに押し付けるもので。
自分が不幸な場合は、道連れを増やすために足を引っ張るのが常識。

不幸な人を増やさないため、あえて貧乏くじを引く人間や。
自分が不幸な分、誰かが幸せになるのならそれでいい。
そういう考え方をする人間の存在に想像すら及ばない。

だから、あんな空虚な揺さぶりになる。
響くかよ。そんな言葉。

彼は最期の瞬間まで「何故俺の言葉が炭治郎に届かないのだ!?」と理解不能だったんだろうなと。
実に痛快でした。

このまま終わって行って欲しいですね。
もう、ホントに、暴れなくていいよ。


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善ねずについてもちょっと。

善逸、禰豆子を妻呼ばわりすることをやめてないですな。
で、禰豆子の方は「何言ってるのこの人!?」状態。
お兄ちゃんの友達だけど、この人おかしいわ!?とか思ってそう。
普通に考えると、ホラー。

私がちょっと危惧と言うか期待と言うか、興奮するというか。

善逸の言動が何かの間違いで炭治郎の願いとかそういうことになって
禰豆子が「お兄ちゃんの遺志ならしょうがない」的に、泣く泣く結婚するとかなんとか。(あの家では実質炭治郎が家長みたいなもんだろうし)
善逸は別に策を練ったわけじゃないから本当に好きな女の子が結婚してくれたと大喜びだけど、別に禰豆子は善逸に惚れて結婚するわけじゃ無い的な。

無いかな?(ねぇよ)


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