今週の闇芝居はかなり面白かったです。
話の内容は
10年前に母親が亡くなった家に嫁いできた女性が主人公。
その家は母親の命日になると、一家全員が集まる習慣があって。
最初はちょっとした夫の里帰り、と思い。夫の妹と一緒に集まりの手伝いをして楽しく過ごしていたのですが。
そのときにふと「こんないい家族なのだから、亡くなったお義母さんも良い人だったに違いない」「できればお会いしたかった」
そんなことをふと言ってしまう。
そしたら、夫の妹「すぐに会えるよ」
……はて?
意味が理解できず、夜を迎えたとき。
話の真相が分かるという。
どうもそのお母さん、命日になると霊体で家に戻ってくるようになったらしく。
それを受け入れるために家族全員で集まるようになったとか。
姿も見えないし声も聞こえないけど、愛用の香水の匂いはするし、移動に合わせて音がしてモノも動くから「母さんだ」と思い、全員和やかムードでお出迎え。
……主人公であるお嫁さん以外は。
問題のそれが家に入ってきて、椅子を引いて座ってきたとき。怯えた主人公が
「それ、お義母さんじゃない!!」
「全然違う!!」
どうも、主人公にはそれの姿が見えてしまったらしい。
それによると、写真の中で見た義母とは似ても似つかないものがそこに居ると。
……私たち家族は、10年間も何を受け入れ続けていたのか?
これさ。
主人公が逃げないで見たまま真実を話すところが良いよね。
本当はさ、他人なのよ。
主人公は、この家の家族の人と。
黙ったままそれをやり過ごし、後日「もうあの集まりには行かないで」「でなきゃ離婚する」
この流れが自然と言えば自然かもしれない。
黙って「離婚してください」これだってありうるよ。
でも、彼女はその場で真相を告げて、夫の家族に警告を出した。
……愛を感じる。
少なくとも、自分はこの家族の一員である、って自覚がなきゃこれは無いですよな~。
こういうのがさ、わりと大事だと思うんですよね。
何であっても。
ギャグでも、ホラーでも、そういう「誠」みたいなもの?
そういうエッセンスを混ぜると、話がキュッと締まるというか。
今回の話は、そういうお話づくりの細かい演出というか、こだわりというか。
そういうものを感じて、楽しかったですわ。
ただ、怪異だけ起こしておけばいいってもんじゃないよね。やっぱりさ。
話の内容は
10年前に母親が亡くなった家に嫁いできた女性が主人公。
その家は母親の命日になると、一家全員が集まる習慣があって。
最初はちょっとした夫の里帰り、と思い。夫の妹と一緒に集まりの手伝いをして楽しく過ごしていたのですが。
そのときにふと「こんないい家族なのだから、亡くなったお義母さんも良い人だったに違いない」「できればお会いしたかった」
そんなことをふと言ってしまう。
そしたら、夫の妹「すぐに会えるよ」
……はて?
意味が理解できず、夜を迎えたとき。
話の真相が分かるという。
どうもそのお母さん、命日になると霊体で家に戻ってくるようになったらしく。
それを受け入れるために家族全員で集まるようになったとか。
姿も見えないし声も聞こえないけど、愛用の香水の匂いはするし、移動に合わせて音がしてモノも動くから「母さんだ」と思い、全員和やかムードでお出迎え。
……主人公であるお嫁さん以外は。
問題のそれが家に入ってきて、椅子を引いて座ってきたとき。怯えた主人公が
「それ、お義母さんじゃない!!」
「全然違う!!」
どうも、主人公にはそれの姿が見えてしまったらしい。
それによると、写真の中で見た義母とは似ても似つかないものがそこに居ると。
……私たち家族は、10年間も何を受け入れ続けていたのか?
これさ。
主人公が逃げないで見たまま真実を話すところが良いよね。
本当はさ、他人なのよ。
主人公は、この家の家族の人と。
黙ったままそれをやり過ごし、後日「もうあの集まりには行かないで」「でなきゃ離婚する」
この流れが自然と言えば自然かもしれない。
黙って「離婚してください」これだってありうるよ。
でも、彼女はその場で真相を告げて、夫の家族に警告を出した。
……愛を感じる。
少なくとも、自分はこの家族の一員である、って自覚がなきゃこれは無いですよな~。
こういうのがさ、わりと大事だと思うんですよね。
何であっても。
ギャグでも、ホラーでも、そういう「誠」みたいなもの?
そういうエッセンスを混ぜると、話がキュッと締まるというか。
今回の話は、そういうお話づくりの細かい演出というか、こだわりというか。
そういうものを感じて、楽しかったですわ。
ただ、怪異だけ起こしておけばいいってもんじゃないよね。やっぱりさ。
夫の家族は実家に来る何かを母親だとして見ているから母親に見える。
お嫁さんは得体のしれない何かと思っているから化け物に見える。
果たして、どっちが正しいんでしょうね?
先入観で見え方が違ってくる、っての。
でもまあ、私の好みとしては「お嫁さんも最初は夫の母親が訪ねてくるんだから怖がってはいけない」って思う込もうとしてて、来たのがあまりに違い過ぎるので「いや、違うの来てるよ!」って家族の義務感から発言した。
ですかねぇ。