早死にする職業ランキング
週刊SPA! 7月16日(火)9時21分配信
過酷な毎日を送る日本のサラリーマンにとって、生活の大部分を占めるのが仕事。それゆえ、職業選びは、人の寿命に大きく影響を与えているという。多数の企業で産業医として働く榛原藤夫氏はこう語る。
「寿命を規定する因子としては、本人の持っている遺伝的、体質的要因に加え、食生活、運動習慣などの生活習慣が広く知られています。しかし近年では、どのような仕事に就いているか、どのような社会的地位にあるかも健康に大きな影響があるということが分かってきました。イギリスの有名な研究では、公務員を4階層に分けると1番の上位階層と比べ、1番下位の階層の突然死のリスクは4倍高いという結果が示されました。かつては管理職ほどストレスフルなので、健康に悪いと思われていたのに逆だったのです。後にも類似する研究結果が報告されるようになりました。また『職業』以上に『所得』と健康、寿命の関連を示唆する研究も多く、社会医学では注目の分野と言えます。
事故が起こりやすい危険度の高い仕事などを除いた場合、職業が寿命と関連する要因は大きく分けて2つあります。ひとつは、『裁量権の有無』。自分で自分の仕事をコントロールできる人ほど、ストレスが低いので長生きする傾向がある。上記のイギリスの研究の結果もこのことを示唆しています。もうひとつは、『過重労働・暴飲暴食』。深夜までの残業や徹夜が当たり前の長時間労働や、接待続きなどの過剰飲酒は、当然体には悪い。
ただし、人間の寿命より職業の寿命の方が短い職種も多く、このようなランキング付けを統計的に示すことはそもそも不可能です。ここでは裁量権と身体的負担の2つに焦点を当て、『健康状態が心配』だと思われる職業の例を挙げさせていただきました。ランキング自体に大きな意味はありません。また特定の職業を批判する意図もありません。
まず健康に良くない職業として思いつくのが大手広告代理店の営業マンです。彼らは、徹夜仕事は当たり前の超激務ですが、裁量が少ない。加えてお客との接待で連日大酒を飲むことも珍しくない。給料やステータスは高いものの、体には負担ですよね」
そして、「IT企業の下請けSE」や「チェーン飲食店店長」はどうか。
「どちらも長時間労働のうえ、給料も安い。下請け会社のSEは基本的に親会社のムチャぶりには逆らえないし、店長も、結局は雇われなので裁量権はほぼありません」
そして、意外にも「若手官僚」も心配だと言う。
「官僚はエリートで好待遇のイメージがありますが、それは年長者だけ。基本は年功序列の縦社会なので、若手は給料も安いし深夜まで働かされるのが通例です。実際、某省庁では入省した若手20人のうち、3人が10年以内に自殺したというデータもあります」
また、上記2点に加えて「勤務時間が不規則」な職業も、かなり寿命に影響を及ぼすという。「不規則な生活は、当然、身体に害です。つまり、毎日ではなく、不定期に夜勤があるような仕事は健康に負担です。たとえば、病棟勤務の看護師や会社勤務のタクシー運転手や長距離トラック運転手。彼らは数日に1回は夜勤があるので体内リズムを崩しやすい。さらには、どちらも上から管理される仕事なので、裁量権はなし。CAの仕事も大手なら好待遇だしフライトとフライトの間には休みも取れますが、LCCのCAは経費削減のため、給料は安いし連日フライトが入ったりとかなりのハードワーク。心配ですね」
いかに社会的ステータスや給料が高くとも、身体を壊してしまえば意味がない。週刊SPA!7/16発売号では、さまざまなジャンルにおける「早死にする人ランキング」を公開しているので、チェックしてみてはいかがだろうか。 <取材・文/週刊SPA!編集部>
【早死にする職業ベスト10】
1位 大手広告代理店の営業
2位 IT企業の下請けSE
3位 チェーン飲食店店長
4位 若手官僚
5位 病棟勤務の看護師
6位 タクシー運転手
7位 LCCの客室乗務員
8位 自衛官
9位 公立学校の教員
10位 トラック運転手
日刊SPA!
ストライプ柄はNG!? 日本では普通なのに海外ではNGな服装3つ
日本では当たり前な服装が、海外では受け入れられないことがあります。特に有名なのは、イスラムの国々ですよね。サウジアラビアやアラブ首長国連邦などの中東諸国では、女性はタンクトップやミニスカートなどで肌を露出する服装はタブーとされています。
実は他の国でも、なるべく控えた方が良いファッションがあることをご存知でしたか? 今回は、ぜひ覚えていただきたい海外でのNGファッションを3つご紹介します。
■1:イタリアはシンプルがお好き!?
イタリアに旅行の際は、ミニスカートは控えた方がいいです。ミニスカートをはいていると、女性にとって危険な場所があります。
意外かもしれませんが、イタリアは、“シンプル・イズ・ベスト”を重要視している国。ただし、いくらシンプルを重要視しているといっても、イタリアはファッション大国です。アンフォーマルの招待状が届いても、Tシャツやスエットでは決して行かないようにしてくださいね。
街中でも、ジーンズとスニーカーの組み合わせは、なるべく控えた方が良いかもしれません。スポーツジムの帰りかと思われてしまいますよ。
■2:イギリスではネクタイに気を付けて
おしゃれな着こなしより、質を重要視しているのがイギリスです。そんなイギリスで気を付けていただきたいのは、ストライプ柄のネクタイ。斜めにストライプが入ったネクタイを“レジメンタルタイ”と言い、もともとはイギリス軍連隊旗の縞柄が始まりです。昔は連隊ごとに、旗に決まった縞柄があったのです。
縞の模様は、今でも有名大学のスクールタイとして用いられていますよね。レジメンタルタイを見れば、どこの軍隊所属か・どこの高校(大学)の所属(卒業)かなどがわかります。ですので、知らずに斜め模様のネクタイをしていると、「〇〇もどきのネクタイをしているよ」と笑われてしまうこともあるのです。
イギリスでは、レジメンタルタイは控えた方がいいかもしれませんね。
■3:シンガポールではアクセや露出に注意
シンガポールは複合民族国家なため、仏教やイスラム教、キリスト教、ヒンドゥー教など、さまざまな宗教が信仰されています。観光で寺院などに行く機会が多いと思いますが、他の宗教のシンボリックなデザインが入った洋服やアクセサリーは、付けないようにしてください。
また、モスクでは極端に肌が露出した服装は、控えたほうが望ましいです。
もちろん、どんな国でも、高級ホテルやレストランに行く時には、短パンやサンダルなどラフな格好は控えてくださいね。また、英語入りのロゴもどんな意味なのか気を付けた方が良いですね。