幸せの深呼吸

幸せは自分の中にある。
幸せは自分が決める。

新型コロナの免疫 普通の風邪にかかって獲得する可能性も

2020-05-23 | 医療、健康

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200522-00000002-pseven-soci 略

 その理由は明確にはわからないが、すでに多く日本に住む人が免疫を獲得していた可能性も指摘されている。

 では、どういった人が免疫を獲得したのだろうか。当然だが、まずは実際に新型コロナに感染した人たちだ。厚労省によると5月19日現在で、国内事例は1万6192例発生している。血液内科医の中村幸嗣さんが指摘するのは、「感染者の周辺にいた人たち」だ。

「実際に感染者が出たお店や施設の従業員、感染者の家族、クラスターが発生した病院の医療関係者に加えて、飲食店やスーパーなど不特定多数が訪れる商業施設の従業員は免疫を持っている可能性が高いです。同じことで、濃厚接触者やクラスターに関連してPCR検査を受けて陰性だった人も、実は感染者だけれど、ウイルスの増殖を自然免疫で抑えこみ、陽性と判定されなかった偽陰性の可能性があります」(中村さん)

 PCR検査は完全ではなく、検査を受けたうち3割に、本当は陽性なのに陰性と判定される「偽陰性」が生じるとされる。現実にPCR検査で陰性が出た「隠れ陽性」が市中に一定数はいるだろう。

 医療ガバナンス研究所理事長の上昌広さんは、「知らないうちに感染しているのは若い人ではないか」と言う。

「男女問わず、若い人ほど体力があるため感染しても重症化しません。今年に入ってからなんとなく風邪っぽかったり、一度は調子が悪くて休んだ人は、すでに新型コロナに感染して免疫を持っているかもしれません」

 新型コロナに感染しなくても、免疫を持っている可能性があるという。ドイツ・シャリテ医科大学の研究チームが新型コロナに感染していない68人を調べたところ、34%から新型コロナに関連する免疫にかかわる「ヘルパーT細胞」が見つかった。

 アメリカのラ・ホーヤ免疫研究所のチームはその研究を発展させ、新型コロナ未感染者の40~60%から「ヘルパーT細胞」を検出したという。国際医療福祉大学病院内科学予防医学センター教授の一石英一郎さんは、こう話す。

「普通の風邪を引き起こすコロナウイルスと新型コロナとの間に、『交差反応細胞認識』が示唆されたんです。

 簡単にいえば、普通の風邪に感染したことがある人に、新型コロナの免疫があるかもしれないということです。そのアメリカの研究チームの論文は、世界最高峰のライフサイエンス雑誌『Cell』に発表されました。最近、鼻風邪程度の風邪をひいた人でも、新型コロナの免疫ができたかもしれません」

 逆に免疫を持っていないのはどんな人たちか。前出の中村さんは「しっかりした感染症対策をした医療従事者」を挙げる。

「防護服などで感染症対策をしている医療従事者は防御意識が高く、感染していません。実際にニューヨークでは、医療従事者の抗体化が低いことが指摘されています」

 長期間、病院に入院している患者は衛生的に恵まれた環境にいるため、免疫の獲得も遅いとされる。一説には、病院内のクラスター、つまり院内感染が発生しやすいのはそうした理由があるという。乳がん治療で入院していた岡江久美子さん(享年63)が新型コロナ感染で重症化して亡くなったのも、そうした背景があるのかもしれない。

 東京、大阪などの大都市圏以外で、感染者が数人~十数人の地域も獲得免疫を持つ人の割合は低いと予想される。

「そうした地域では感染者以外で獲得免疫を持っている人は皆無に近いと考えられます」(前出・中村さん)

コメントから

BCGを受けている国の人々は重症化しにくいとか、すでに抗体獲得してるとか、色々説が次から次へと溢れてくる。だからと言って間に受けないで欲しい。まだそれだけ未知なウイルスだから。そうだといいな。みたいな安心してしまうような記事は気の緩みに繋がるから。記事を書いてくれるのはいいが、仮の説として今まで通りウイルス対策はしましょうで締めくくってくれ。

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高カカオチョコは老化など予防に

2020-05-23 | 医療、健康

マーボー豆腐とか味噌汁に少し、純ココアを入れたりしています。

マーボーに2杯入れたら、良くなかったので、少なめにしています。

これで歯を磨くと、歯周病、口臭にいいとか、以前の記事で紹介しましたね。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200522-25210269-nksports-hlth

◆高カカオチョコは脳の栄養

午後、仕事の合間にちょっと甘いものがほしいなと感じることがあります。そんなときは、高カカオ(カカオ70%以上)のチョコレートを、俳優の名前が時々出てこなくなった鎌田は、意識して食べています。

チョコレートに含まれるカカオポリフェノールには、活性酸素を除去し、老化や炎症、生活習慣病を予防する効果があります。また、脳の働きと関係するBDNF(記憶・学習などの認知機能を促進させる栄養分)という物質を増加させることがわかっています。

◆自粛で認知機能を低下させるな

3密にならない生活をしていると、人との会話が少なくなり、認知機能の低下が心配です。カカオポリフェノールがいいのです。また、高血圧の人の血圧を下げたり、血液中の善玉コレステロールを増やし、動脈硬化を予防する健康効果が報告されています。

◆薄皮つきのピーナツ

ナッツ類も大好き。アーモンドはビタミンEと食物繊維が豊富。クルミにはオメガ3脂肪酸とトリプトファンが含まれています。ピーナツは、薄皮をむかずに食べると、ポリフェノールも一緒にとれます。

クルミも食べますが、おすすめはピーカンナッツです。

◆ピーカンナッツ

ピーカンナッツは抗酸化力の高い脂質が7割以上含まれているのに対して、糖質は1割と低いのが特徴。被災地支援に通っている陸前高田のグループホームでは、おやつとしてピーカンナッツを認知症の人たちに食べてもらったところ、症状が落ちついたり、改善したりしたそうです。もちろんぼくも食べています。

ナッツ類はよくかんで食べるので、満腹感も得られやすくなります。小腹がすいたときにおすすめです。

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感染者が光る「蛍光マスク」の実力 ハーバードとMIT共同研究

2020-05-23 | 医療、健康

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200522-00000009-nkgendai-life

 マスクをかけただけで新型コロナに感染しているかが分かる――。こんな画期的な検査法が間もなく登場するかもしれない。

 米国のハーバード大学とマサチューセッツ工科大学(MIT)の共同チームが研究しているもので、エボラ出血熱ウイルスやジカ熱ウイルスの検知にも成功したセンサーの仕組みを応用。マスクの内部にセンサーをセットするという。

 呼吸や咳、くしゃみなどで出る唾液や鼻水にセンサーが反応し、感染者のマスクが蛍光シグナルを発する仕組み。

 感染していると、クリスマスのトナカイのようにマスクの鼻の部分が光るわけだ。

「従来の『LAMP法』と抗原抗体反応を利用した検査法を合体させた原理。センサーを紙のように薄い形状にしてマスクと一体化させるところが画期的です」

 こう解説するのはハーバード大学院卒で医学博士・作家の左門新氏(元WHO専門委員)だ。

「新型コロナに感染した人がマスクの中で呼吸やくしゃみをすると、その湿度によってウイルスの遺伝子が増幅される原理を使います。この増幅された遺伝子に、新型コロナのみにくっつく特異抗体を結合させます。この特異抗体は蛍光を放つもうひとつの抗体とセットになっているのです。マスクをかけて1~3時間でウイルスを識別することができます。ただし、肉眼で蛍光シグナルが見えるわけではない。蛍光物質が光るような光を放つライトを当てて初めてウイルスを判別できます。マスクをしたまま、外側からライトを当てるだけで光らせることができるかもしれません」

 身近にある懐中電灯でも識別できるのだろうか。

 工学博士(化学)の秋元格氏が言う。

「われわれの身近にある懐中電灯では無理と思われます。蛍光を識別するには紫外光が必要。工場などではタンクや配管の亀裂を見つけるために蛍光塗料を塗り、紫外線ライトを当てて亀裂を浮き上がらせます。こうした特殊なライトを使うことになるでしょう」

 MITの研究者はこの「蛍光マスク」の製造を今年の夏の終わりまでに開始したいと語っている。一刻も早く実用化してもらいたい。

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新型コロナウイルスの治療薬や予防薬、診断キットなどを販売する詐欺が流行中

2020-05-23 | 医療、健康

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200522-00000013-impress-sci

アメリカでは、日本よりも露骨で規模が大きい新型コロナウイルスに便乗した詐欺が発生し、FDA(米国食品医薬品局)が警告しています。

 アメリカでも外出が自粛されており、新型コロナウイルスにはまだFDAによって承認されたワクチンや治療薬はありません。しかし、この手の商品があると嘘をついて、名前や住所、クレジットカード情報を盗もうとするフィッシング詐欺が発生しています。ネット詐欺に遭わないためには、怪しいメールに記載されているURLは開かないようにしましょう。

 しかし、問題なのは、実際に製品を発売しているところがあるということです。FDAは法律に違反する製品に警告書を出しており、5月16日現在で51件が報告されています。

 エッセンシャルオイルやシルバー製品、ハーブ製品、鼻スプレー、CBD製品、はちみつ、栄養補助食品など様々な商品が警告を受けていました。各販売サイトでは、「新型コロナウイルス患者が臨床的に改善する」とか「細菌感染による死亡リスクを防ぐ」「免疫力が低下した人は○○シロップを摂取する必要がある」「最新の研究により、新型コロナウイルスに感染しても健康なままでいられる6種類の漢方が見つかりました」などと謳っています。

 FDAは、これら製品は主張通りに機能しない可能性が高いと断じています。また、主張している成分が身体に悪影響を及ぼすといったことを懸念しています。さらに、これらの製品を信じることで本来必要な医療行為を行わず、状況を悪化させてしまう可能性もあります。そのおかげで、家族もリスクに晒されてしまいます。

 日本では、このような露骨な製品はまだ出回っていません。しかし、メディアで治療薬や予防薬について情報が出始めれば、便乗するネット詐欺が現れかねません。

 まず、世の中に無いものを自分だけが先行して得られるような妄想はしないようにしましょう。何らかの理由で説得してきますが、騙されないでください。承認されていないのであれば、それは効かないか、さらに悪いことに有毒である可能性があります。また、人間用でないものを勧められることもあります。

 例えば、水族館の清掃に使われるリン酸クロロキンを飲もうとする人がいるようです。当たり前ですが、人間が摂取すれば、死んでしまうこともあり得ます。3月には、アリゾナ州の夫婦がリン酸クロロキンを飲み、女性は重篤な状態になり治療中、男性は死亡しました。

 FDAが新型コロナウイルス詐欺に引っかからないように紹介しているヒントをピックアップするので参考にしてください。

・病気を治療できると主張する製品を疑う
・個人の声は科学的証拠の代わりにはならない
・素早く治る、という治療法は疑わしい
・科学の革新的な進歩や秘密の成分を謳った奇跡の治療はおそらくデマ

 不安なときは、怪しいものにも飛びついてしまいがち。自分は知識があると思い込んでいる人も、ダブルチェックをしないとそれっぽい情報に引っ掛かってしまいます。情報の扱いに関するリテラシーを高め、ネット詐欺に引っ掛からないようにしましょう。

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抗マラリア薬のコロナ治療利用、死亡リスク増と関連か=医学誌

2020-05-23 | 医療、健康

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200523-00000003-reut-n_ame

- 医学誌ランセットは、トランプ米大統領が新型コロナウイルス感染症治療に有望として推奨している抗マラリア薬「ヒドロキシクロロキン」について、患者の死亡リスク増大と関連があるという研究報告書を発表した。

研究は入院中の新型コロナ患者9万6000人超のデータを検証。ヒドロキシクロロキンもしくは「クロロキン」の治療を受けた患者は抗マラリア薬を投与されなかった患者に比べ、死亡リスクが高いことが分かった。

ランセットは、抗マラリア薬投与による恩恵は確認できなかたっとし、安全性と有効性を示す臨床試験結果が得られるまで、抗マラリア薬を新型コロナ治療で使用することは避けるべきとの見方を示した。

トランプ大統領は今週、新型コロナ感染への予防薬としてヒドロキシクロロキンを服用していると明らかにした。しかし、米食品医薬品局(FDA)は副作用を警告しているほか、有効性も疑問視されている。

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新型コロナは「ジョイ」「ママレモン」でも除去できる 経産省が有効な界面活性剤を公開

2020-05-23 | 医療、健康

普通の石鹸が、100倍から1000倍の効果があります。薄くても効果あり。石鹸のほうが、人体には優しく安全、手荒れも50%減。合成と効き方が違うらしい。

北里大学の花王の製品などを使った実験結果と製品を以前、掲載しましたが、大体エンベロープに界面活性剤が効くので、有効な製品は多いと思います。

でも、意外と駄目なのもありましたので、普段使うものは確認するといいでしょう。ジェルなんかは、駄目なのが多い。

リスト https://www.nite.go.jp/information/osirasedetergentlist.html のPDFで

新型コロナウイルスに有効な界面活性剤を公表します(第一弾)
https://www.meti.go.jp/press/2020/05/20200522009/20200522009.html

 

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200522-00000100-zdn_n-prod

 経済産業省は5月22日、新型コロナウイルスの除去に有効な界面活性剤とそれを含む住宅用、台所用の洗剤リストを公開した。アルコール消毒液の代わりに物品の消毒などに使えるという。

【画像】経済産業省が公開した洗剤のリスト(一部)

 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)など5つの界面活性剤を挙げた。経産省では、これらを含む家庭用洗剤のリスト(PDF)と啓発用のポスターを作成。洗剤のリストには花王の「かんたんマイペット」や「バスマジックリン」、P&Gの「ジョイ」、ライオンの「ママレモン」「チャーミーマイルド」などなじみ深い製品が並ぶ。

 有効と判断した界面活性剤は以下の通り。

・直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
・アルキルグリコシド(0.1%以上)
・アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
・ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)

 経産省は4月中旬に独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)に界面活性剤の有効性評価を依頼。その報告を受け、5月21日に開催した「有識者による検討委員会」で判断した。なお、NITEは中間結果として塩化ベンゼトニウムと塩化ジアルキルジメチルアンモニウムも有望だとしている。

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不織布マスクはアルコールや水、洗っては駄目、日本製高性能不織布マスクの大きな商機

2020-05-23 | 医療、健康

N95マスクは、アルコール消毒するとふつうのサージカルマスクより劣るようになるとか、香港だったか台湾だったかの教授が、マスクの再利用に、炊飯器の上(中の)に置いて、スイッチを入れて乾式殺菌するといいとかありましたが、それですね。布マスクは、水で絞って使うと、大きな粒子を防ぎやすくなるとかもありましたが、基本、不織布のマスクは、繊維が変形してしまうので、アルコールや洗うのは駄目ですね。布マスクを作るのに、不織布を入れますが、入れ替えられる作り方がありますので、入れ替え式のほうがいいですね。不織布のマスクが出回ってきましたので、工業製品のマークが正しいかチェックと3種類の検査値を確認して購入、使用するのがいいですね。

https://hbol.jp/218049?cx_clicks_art_mdl=6_title マスクプロパガンダにまつわる真っ赤な嘘と、日本製高性能不織布マスクの大きな商機 略


まず布の構造ですが、一般的なガーゼは、数百ミクロンから数十ミクロンの規則的構造を持ちます。一方で不織布は、数十ミクロンからサブミクロンの不規則な構造が何層にも重なった構造をしています。

 これは、製法の違いから来るものです。ガーゼは繊維を機械的に織っているために規則的構造となります。一方で不織布は、その名の通り織らない布で、繊維の原料を吹き付けるなどして直接、布とするためにたいへんに複雑な構造となります。この構造の複雑さが薄くても丈夫であり、フィルターとしても極めて優れた性能のもととなりますが、一般に不織布は液浸(えきしん)に極めて脆弱です。不織布を水、アルコール、油などで濡らしてしまうと乾かしても繊維構造が元に戻らず性能が大きく落ちる場合が多いです。不織布マスクは洗えないとされてきた理由の根本がここに在ります。

 不織布そのものはその製法からたいへんに安価にできますので、医療・衛生用不織布製品は、基本的に使い捨てですから液浸への脆弱性は問題となりませんでした。

 医療・衛生用不織布製品を液体で洗った場合、仮に目視で状態が変わらなくても繊維構造は、甚大な打撃を受けていますので性能は著しく低下しています。仮に家庭衛生用であっても絶対に液体で洗ってはいけません。液浸した不織布マスクはゴミです。とくに液浸したN95マスクは、見てくれは正常でも飛沫まで通しかねない殺人マスクとなり得ます*。医療・衛生用不織布製品の例外的再処理は、あくまで乾式工程のみとなります。
〈*西村 秀一、阪田総一郎. N95マスクのアルコールによる消毒は禁忌 日経メディカル(会員専用)〉
 マスクが阻止する事が想定される粒子は、唾や涎、花粉、飛沫、PM2.5、エアロゾルです。また、細菌(バクテリア)や、体組織が考えられます。ここでは全国マスク工業会とフィッテスト研究会の資料から図を引用します。
日本人は体験的によく知っていますが、一般的な布マスクは全く花粉症対策になりません。筆者は、高級・高性能布マスクについては全く知りませんが、一般的な布マスクでは、花粉も飛沫も止められません。WHOがマスク着用は意味がないというのは、このことを指します。但し、大きな感染ルートである「手で口や鼻を触る」を阻止するには「こうかはばつぐん」です。また、感染者が着用することによって、飛沫は無理としても唾や涎を飛ばすことは減ると思われます。

高性能不織布マスクの場合、近年多く流通しているPM2.5対策マスクならば、細菌ろ過効率(BFE:Bacterial Filtration Efficiency)*≧98%と微粒子ろ過効率 (PFE:Particle Filtration Efficiency)**≧98%を満たしていることを表示している場合があります。この場合は、サブミクロン級(1µm未満、だいたい100nmから1µm未満を示す)の飛沫を阻止できることを意味します。コンビニや薬局でこの2つの表示があるマスクを見つけたら、それは大当たりです。大切に使ってください。
〈*細菌ろ過効率(BFE:Bacterial Filtration Efficiency):マスクによって細菌を含む4〜5μm の粒子が除去された割合をパーセントで表し、着用者の咳やくしゃみの飛沫遮断性を示す〉
〈**微粒子ろ過効率 (PFE:Particle Filtration Efficiency)>98%:0.1μmのポリスチレン製ラテックス微粒子をマ スクに負荷し捕集された程度を測定し、マスクが 直径μm未満の粒子をろ過できる性能を表す〉

 このPFEとBFEはたいへんに大切な性能表示ですので、高性能不織布マスクを購入する際には、この二つの指標が98%以上であることを確認してください。ほかに液体防護性(ASTM F1862)という指標がありますが、家庭利用では関係ありません。

 PFEとBFEが98%以上であるならば、花粉、体組織、飛沫、PM2.5だけでなく、細菌とエアロゾルの大きなものを阻止できます。一方で、煙草の煙やウィルス単体は100nm未満ですので、高性能不織布マスクでは止められません。一方でN95マスクは、公称300m以上の濾過能力保証ですが、実際には100nm程度までは濾過能力があると経験的に知られていますのでウィルスにもある程度有効である可能性があります。このため医療現場や介護・福祉現場といったウィルス感染症のリスクがたいへんに高い場所で働く労働者には、N95マスクが重点的にあてがわれるべきなのです*。
〈*安全器材と個人用防護具(一般社団法人 職業感染制御研究会)〉

 医療、介護・福祉の現場にN95マスクを集中投入せねばならないことは当然として、それでは高性能不織布マスクでは感染症防護はできないのでしょうか? 答えは否です。

 ウィルスが空気中を伝搬する場合、ウィルスは飛沫やエアロゾルに付着することで移動しますし、感染能力を維持します。感染者、患者と極めて濃厚に接触することが想定されない一般市民の場合、飛沫とエアロゾルを阻止できるだけでも感染可能性を大きく下げられる可能性があります。これは、少しでも考えれば当然のことです。略
 高性能不織布マスクは、2003年頃に登場し、マスクに大革命をもたらしました。日本でも極めて有効な花粉症対策として高性能不織布マスクは大歓迎をもって受け容れられ、日本は世界でも唯一と言って良い「町ゆく人々の多くがマスクをしている」国となりました。国策公害病である花粉症が日本独自のマスク文化を発達させたわけですが、これが新型コロナウィルス・パンデミックでは大きく幸いとなったと筆者は評価しています。

 しかしマスク供給国である中国の経済活動の停止と全世界でのマスク需要の急増によって市中からマスクが消滅し、備蓄の枯渇した花粉症患者が困り果てることとなりました。医療現場でもサージカルマスクの枯渇がたいへんな問題となっています。

 本来、インフルエンザパンデミックに備えて国や自治体にはマスクの備蓄が求められていたのですが、蓋を開ければ備蓄を怠ってきたことが明らかとなり、突然の需要急増と供給の不安定化によってマスク市場が混乱しました。元々このような事態を避けるために公的備蓄が求められてきたわけで、この不作為はたいへんに高くついています。

 しかし、不織布にしてもマスクにしても安定していた需給関係が突然需要の急増が生じたために素材価格の高騰などが生じましたが、素材産業においてこれは商機であり、新たな市場環境に合わせればよいだけです。元々需給が固定的な市場で生産活動の停止と需要急増が生じたための一過的現象ですので、価格が高騰すれば増産するか、競合別素材が市場を奪うだけです。「不織布の価格が急騰したからもう駄目だ」などというのは、群雄割拠の素材産業を甘く見ています。略
3月後半に入り、中国の経済活動が再開した結果、4月下旬になるとマスクの量の確保はかなり進み始め、市中価格も急速に下がりはじめています。性能に関してはなんとも言えませんが、高性能不織布マスク(サージカルマスク)の需給は回復しつつあると言えます。これは単純な需給関係によるもので、一部流されている「布マスク二枚支給のおかげでマスク価格が下がっている」という珍説は、真っ赤な嘘です。そもそも「アベノマスク」事業は、たったの4%供給の時点で不良率が数パーセントに及ぶという失態によって頓挫しています。衛生製品でこの不良率は致命的で、全量回収の上で焼却処分しかあり得ません。

 政府がすべきことは、N95マスクをはじめとする医療用個人防護具(PPE)世界的争奪戦(世界マスク大戦)に勝利することと、冬には予想されるパンデミック第二波に備えてPPEの備蓄を進めることです。

 そして、高性能不織布マスクの価格が上昇していると言うことは、極めて優秀な日本の不織布マスクの競争力が回復していると言うことです。日本におけるパンデミックを4-6週間も遅滞させた超高性能を謳い、Japan Maskが世界のPPE市場で大暴れできればと筆者は願います

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コロナ消毒で注目される「キッチンハイター(次亜塩素酸ナトリウム)」。その効果と注意点を化学者が解説

2020-05-23 | 医療、健康

知らないこともありますので、勉強になります。ガラスを溶かす、古くなったのは効果なし。

https://hbol.jp/219493/2

 コロナウィルス対策には、500ppmの次亜塩素酸ナトリウムでドアノブなどの滅菌ができると厚生労働省が公表しています*。この濃度はかなり高めですが、確実にコロナウィルスを破壊するにはこの程度の有効塩素濃度が必要という考えのようです。また吐瀉物や便器の消毒には1,000ppm(0.1%)の次亜塩素酸ナトリウムを推奨しています。これらの推奨値は、医療機関向けと全く変わりません。〈*“ウイルスは物についてもしばらく生存しているため、ドアの取っ手やノブ、ベッド柵にウイルスがついている可能性はあります。0.05%の次亜塩素酸ナトリウム(薄めた漂白剤)で拭いた後、水拭きするか、アルコールで拭きましょう。トイレや洗面所の清掃をこまめに行いましょう。清掃は、市販の家庭用洗剤を使用し、すすいだ後に、0.1%の次亜塩素酸ナトリウムを含む家庭用消毒剤を使用します。” 出典:新型コロナウイルス感染症(新型コロナウイルス感染症対策専門家会議 脇田座長説明)厚生労働省〉

 この有効塩素濃度500ppmの次亜塩素酸ナトリウム水溶液というのはかなり強力な漂白、殺菌作用があり、あの頑強なノロウィルスでも破壊してしまいます。そして、衣服は脱色されてしまう恐れがあります。またアルカリ性なので、皮膚の弱い人は、ゴム手袋か使い捨て手袋の着用が必須です。

 次亜塩素酸ナトリウム希釈液の具体的な作り方は、官公庁自治体のホームページで見ることができるのでそちらをご参照ください。筆者は、目黒区役所のホームページ*がいちばん見やすいと考えています。
〈*次亜塩素酸ナトリウム液の作り方 目黒区 0.1%と500ppmの処方がコロナウィルス向け〉

 覚えておくと良いのは、ハイターのピンク色のキャップは25ミリリットル計量でき、ペットボトルのキャップは5ミリリットル計量できることです。

 従って、500ppmの次亜塩素酸ナトリウム希釈液が欲しい場合は、ペットボトルのキャップ一杯のキッチンハイターを500ミリリットルペットボトル入りの水で薄めれば良いです。水は水道水で全く問題ありません。家庭・一般業務利用では、精製水の利用は全く無意味ですし、ミネラルウォーターの利用は好ましくありません。

【常用500ppm(0.05%)次亜塩素酸ナトリウム溶液の作り方】
●原料
1)キッチンハイターなどの5〜6%程度の次亜塩素酸ナトリウム溶液
(プライベートブランド等に3%など濃度の薄いものがあるので要注意、その場合は薬液を倍にする)
2)水道水(ミネラルウォーターやアルカリイオン水は好ましくない)

●道具
500ミリリットルペットボトル1本

●処方
水500ミリリットル(ペットボトル1本)に5ミリリットル(ペットボトルキャップ一杯)のキッチンハイターを混ぜる。
 1%の次亜塩素酸水が欲しい場合は、ペットボトルのキャップ二杯のキッチンハイターを500ミリリットルペットボトル入りの水で薄めれば良いです。
日常利用は、500ppmでよいので、市販のキッチンハイター600ミリリットル入りから60リットルの消毒液が作れます。従って一月に2本(200円相当)もあれば十分です。

なお次亜塩素酸ナトリウムは、時間と共に分解して水と食塩になります。このため使用期限を守ってください。キッチンハイターの場合、製造後一年で有効塩素濃度はだいたい半分になり、三年後には1/3になります。次亜塩素酸ナトリウムは、高温と光で分解が進みます。従って希釈液は、冷暗所に保管してください。冷蔵庫に入れる必要はありません。遮光瓶が無い場合は、透明な瓶をアルミフォイルで包めば良いです。アルカリ性の物質は、ガラス瓶に入れないでください。アルカリは、ガラスを溶かします。

厳密には、製造後の劣化=分解に応じたキッチンハイターの推奨希釈量については、花王株式会社のホームページに詳しいです*。〈*花王株式会社 お問い合わせ 花王の塩素系漂白剤で、次亜塩素酸ナトリウム0.05%、0.1%の液は作れるの?〉
次亜塩素酸ナトリウム希釈液の使いかた


 次亜塩素酸ナトリウム希釈液は、その極めて強い酸化力から医療機関でも使われています。水回りをはじめとして、様々なものの消毒に使われますが、強力であるが故に注意すべき点も多いです。

1)人体には使えない
 次亜塩素酸ナトリウムは強アルカリのため手指消毒など人体には使えません。

2)強力な漂白力がある
 次亜塩素酸ナトリウムは、極めて強力な漂白剤であるために衣服などに付着すると脱色してしまいます。

3)金属を侵すことがある
 次亜塩素酸ナトリウムは、強アルカリでありかつ酸化剤であるために金属を強く侵すことがあります。取っ手やドアノブの消毒に用いたあとは、必ず水拭きで取り除いてください。
 筆者は学生時代にガールフレンドの指輪が酸化で汚くなったときハイターで再処理したところますます酷くなり、立場が危うくなったことがあります。

4)メラミン樹脂を侵す
 次亜塩素酸ナトリウムは、メラミン樹脂を強く侵します。メラミン樹脂は、黄ばむだけでなく強度も衰えます。

5)耐性菌がある
 次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素系殺菌剤には緑膿菌などが耐性をもちます。かつて平成初期までは、病院などに逆性石鹸や塩素系消毒薬または石炭酸を入れた手洗い洗面器がありましたが、これらは緑膿菌などの培養槽となり、最悪の院内感染源となるために全廃されました。
 消毒薬は、都度使い捨てにしていちど何かと接触した薬液の再利用は絶対にしないでください。多剤耐性緑膿菌(MDRP)が蔓延すると、取り返しがつきません。

6)ガラスを侵す
 強アルカリ性の物質は、ガラスを時間をかけてゆっくり侵します。アルカリ性の物質をガラス瓶に入れると時間が経過したのちに蓋が溶着して外れなくなります。

7)人体やペット等生体に絶対に取り込まない
 次亜塩素酸類などの塩素酸類は、生物にたいへんに有害ですので食べる、飲む、吸い込む、注射するなどの体に取り入れる行為は絶対にしないでください。大統領がヨシと言っても厳禁です。

 筆者は、スプレイボトル*に次亜塩素酸ナトリウム希釈液を入れて水回りでは日常的に使っています。たいへんに便利な一方で、次亜塩素酸ナトリウムは家庭内での誤飲事故の皇帝と言っても良いほどに誤飲事故が多く、不幸中の幸いで命を落とさずとも、とても苦しく辛いことになります。
 子供やお年寄りなど家族の居る家では、絶対に混同、誤飲しないように厳重に管理と分離をしてください。やはりアルコールを使えば良い場合は、アルコールを使うことを強く強くお勧めします。また次亜塩素酸ナトリウムの恒常的噴霧を行う装置がありますが、耐性菌の問題、事故やものの破損の恐れがありますので、筆者はお勧めできません。塩素系消毒薬は、都度、使うべきところで必要な時のみお使いください。
〈*2020/05/22 21:38追記:スプレイでの消毒薬の運用について読者からの指摘がありましたが、塩素系消毒薬はあくまで毒劇物ですのでスプレイボトルでの運用についてメーカーではQ&A等にて禁止事項にしています。これは次の理由です。

1)かつて消毒薬の噴霧による空間洗浄がたいへんに流行ったが、効果がみられない反面、薬液吸引などによる害が多く有害無益であった
2)スプレイ内部のスプリングなど金属部品が薬液により破損し、思わぬ動作をすることがある
3)眼鏡や保護眼鏡未着用の場合、目に入り失明する可能性が増大する

 従って、安全上の理由から花王株式会社はQ&Aにおいてスプレイボトルでの運用を禁止事項としています。(ハイター・スプレイタイプを使えという指示)
 筆者は、この手の化学薬品の扱いを熟知していますが、その為に安全基準をフールプルーフ(foolproof) 「何も知らない人が使っても大丈夫なように証明されているもの」へ日常的においていません。本記事では、その点の齟齬が現れています。この点は今後の執筆への強い留意点とします。
 従ってこの部分は、一般消費者向けにはスプレイボトルでなく「何らかのプラスチックボトル」にれることを強く推奨とここに注記します。その為に手に薬液が付着する可能性が激増し、別のリスクが大きく増大しますが、失明の可能性は最優先で回避すべきです。
 また薬剤を使う際は、眼鏡、または保護眼鏡を着用することを強く推奨します。筆者は、反応事故で熱強酸を顔に浴びましたが、眼鏡のおかげで大事に至りませんでした。化学薬品は、小さなミスで大きな事故に至ることがあります。とくに目は厳重に保護してください。
 なお容器は、誤飲防止のために絶対に飲食物と混同するようなラベルの無いものを使ってください。小分け瓶による誤認は誤飲事故の最大の原因となっています〉

 また、何度も繰り返しますが、次亜塩素酸ナトリウムなどの塩素酸類を強酸(目安としてはpH3以下、クエン酸を含む)と混ぜると猛毒の塩素ガスが発生します。本邦でも「おうちに帰ったらママがトイレで死んでいた」などの悲惨な事故が多く発生しています。不幸中の幸いで死を免れても肺水腫などを生じて死ぬほど辛い目に遭います。

混ぜるな危険

 絶対に忘れないでください。正しく使えば、コロナ禍においても生活がずいぶん楽になります。
手指消毒はどうすれば良いか

 次亜塩素酸ナトリウムは、手指消毒には使えず、アルコールは入手できないという場合、どうすれば良いのでしょうか。基本は石鹸での手洗いですが、それが難しい場合も多くあります。そういった場合に「次亜塩素酸水」が使えるという説があります。

 筆者は、平素の備蓄のおかげでアルコールを潤沢に使えるため、次亜塩素酸水を使ったことがありません。巷では、次亜塩素酸水は強力に効いて安全、次亜塩素酸水はニセ科学のインチキだという諸説が入り乱れています。

 幸い、厚労省と経産省という異なる立場の官庁からコロナウィルス対策について次亜塩素酸水への見解が出ましたので次回から2度にわたり、それらを用いて次亜塩素酸水について解説します。

https://hbol.jp/218772?cx_clicks_art_mdl=4_title なぜアルコールが足りないのか? アルコール危機の陰に垣間見える経産省の深刻な不作為 略
 他用途を融通すれば、とっくに需給は正常化していて当然です。そもそも全世界的な経済活動の停滞によって、化成品他の需要は大きく鈍ります。

 ところがエタノールは、制度上の縛りがたいへんに多いのです。アルコール、煙草、塩は、世界共通で国が儲けるため、管理するために専売制度や税金で縛られています。

 本邦も例外ではなく、財務省(国税庁)と経産省(かつてはNEDO)の縄張りで雁字搦めとなっています。更に医療用、消毒用アルコールは、薬機法他の制約があり、これは厚生労働省の縄張りです。

 最も話をややこしくしているのがアルコールに賦課される税金で、国税庁が所轄する酒税と、経産省が所轄する「加算額」(賦課金、本稿では税として扱う)があります。課税率は、エタノール1リットルあたり1000円で、免税アルコールを含めて81万キロリットル(2018年)流通していますので、財務省と経産省がそれぞれの課税権益のために事業許可から製造、流通、販売、利用まで厳しく縛ることになります。実際、融通が非常に利きにくく、事業者を泣かせます。
 要は、財務省(国税庁)、経産省、厚労省の重要な縄張り、利害が絡み合い、調整にたいへんに時間を要してきているのです。さすがに新型コロナ禍の緊急事態で中央省庁でもクラスターが発生するような状況ですから、省庁間でも調整が行われてはいます。これは、事の深刻さを少なくとも厚労省は、不十分ながら認識していることを意味します。略
このアルコール危機において、エチルアルコールの大部分を支配する経産省の姿が全く見えません。あの財務省ですら医療機関向けに緊急免税措置を実現したのに経産省は何もしていません。実際、” 経産省 手指消毒 アルコール”で検索しても、厚労省に便乗した宣伝一つ*しか出てきません。
〈*マスクや消毒液やトイレットペーパーの状況 ~不足を解消するために官民連携して対応中です~ 2020/05/07経済産業省。実際には厚労省の仕事のうえに、アルコールのラベルを見る限り、経産省所轄、酒税相当の加算額賦課品である〉

 実は工業用のアルコールとして大量に流通している95%エタノール(不純物は水)の多くは、非課税です。これを一般アルコールと呼びます。アルコール事業法の対象となり、製造・輸入・販売・使用すべてにおいて経産省による許可が必要です。また、年に1度使用量など決められた項目の経産省への報告義務があります。また、許可を得るためには登録免許税1万5千円まで請求されます。手続きは煩雑で、たいへんに狭き門です。
この一般アルコールは、95%エタノール、5%水ですので、エタノール自体の毒性を除けば人体に影響ありません。無水アルコールのようにペンタンなどの有機溶媒を添加していませんので全く人体に問題ありません。
この一般アルコールは、一斗缶(18L)あたり18000円の「加算額」が無いためにたいへんに低廉です。概ね500mLあたり250円程度でしょう。流通経費をくわえても500mLあたり500円程度です。しかも膨大な量が国内に流通しています。

 勿論、お酒への不正流用は防ぐべきですので、経産省と厚労省の連携で、一般アルコールに人体に無害である品質の2-プロパノール(IPA)を出荷時に5%混ぜれば良いのです。医療機関相手の場合は、IPAを需要家側で添加する形にして、写真と管理番号等でその証拠を報告させても良いでしょう。最善なのは、既存の消毒アルコールメーカーに協力を有償で求めるものです。出荷までやってもらえます。IPAを添加すればその苦みで酒類への転用はできませんし、共沸しますので蒸留によるIPAの分離は困難です。

 経産省は、現在事実上官邸を支配する官庁で、首相補佐官も経産(出身)官僚です。略
厚労省と財務省は、官僚による省庁間調整でできることはやっていますが、経産省は何もやっていません。これは看過できないことです。

 不織布マスクは、三月下旬には中国から船便で大海嘯(かいしょう)の如く日本に押し寄せていることを筆者ですら人づてに掴んでいました。輸送、荷役、通関などで20〜30日を要しますので四月中旬にはマスクが市中に大量流通することは自明で、筆者は3月末に五月連休明けには大きく値崩れが始まることまで予想できていました*。筆者は50枚3000円割れを5月末と予測していましたが、執筆時点で2500円まで値崩れしており、筆者の予測より事態の進行は早いのですが、これも正確に予測した人物が複数います。
〈*このため筆者は手持ちの50枚の備蓄で持ちこたえられると判断し、購入しなかった。但し使ったマスクは、乾式処理で滅菌・洗浄し、保管している〉略
一般アルコールの供給しかない

 


 非課税のアルコールとしては、変性アルコールとよぶ、工業用途にIPAなどを混ぜたものがあります。気がつく人は、1月中に一斗缶で購入したようですが、現在は全社出荷停止です。消毒用につかわれてPL法沙汰になったらたまらないということでしょう。

 変性アルコールはメタノール添加のものもあり、これは人体に有害ですが、95%エタノールに1-プロパノールや2-プロパノールを添加したものは、無害ですし、「消毒用アルコールIPA」とだいたい同じです。しかし、薬機法の認可を受けていませんので人体には使えません。いわゆる自己責任で使うにしても、工業用の薬品を人体に使うのは、成分表示にない不純物がもしもあれば危険です*。筆者は、特定アルコールのあまりの高さに変性アルコールを実験用途に導入したことがありますが、成分表からはあり得ない油膜が発生し、苦情多発ですぐに断念しました。
〈*工業用薬品を食べ物に使い、その不純物であるヒ素によって大規模食品公害事件を起こしたのが森永ヒ素ミルク事件である〉

 従って、筆者は変性アルコールの消毒への流用はお勧めしません。もしも何かがあったら悲惨です。

 エタノールは、水回り以外でコロナウィルスをノックアウトするには最高の消毒剤です。こうかはばつぐんで、毒性は低く、安全で、衣服や身の回り品などについてもだいたい無害です。水回りには次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイターを薄めたもの)でコロナウィルスをノックアウトできます。

 エタノールと次亜塩素酸ナトリウムは、コロナウィルスと闘うために市民にとっても必須のアイテムです。それに酒税だ、「加算額(経産省)」だのとケチくさいことを言って流通を混乱させ、市民も事業者も医療、介護・福祉、運輸・輸送・流通、行政と言った現場もアルコールを求めて右往左往、転転売屋にっこりなど馬鹿らしくて仕方有りません。アルコールはそこここに膨大にあるのです。

 ここは経産省がドーンと一般アルコールを解放すれば良いのです。厚労省も薬機法を迅速に適用して簡易的IPA添加を認めることで協力すれば、下がりに下がった市民からの評価も少しは回復するでしょう。

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「第3の消毒薬」として注目を集める次亜塩素酸を、化学者が両手を挙げて容認できないワケ

2020-05-23 | 医療、健康

長いですが、効くかどうかはきちんと調査されていないし、分からないということね。アルコールが消えたのはどうしてか、調べてみよう。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200522-00219609-hbolz-soci

第三の消毒薬が求められる背景
 これまでに高濃度のエチルアルコール(エタノール)などの消毒用アルコールと次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイター) という古典的な消毒薬についてご紹介してきました。本来、エタノールの安価且つ潤沢な供給が行われれば、これら二つの一般的な消毒薬で事は足ります。

 しかし、水回り以外で広汎に使えるエタノールが、国内には莫大にあるにもかかわらず本質からかけ離れたくだらない理由で市中から姿を消してしまっていることはシリーズ第5回と第6回で指摘したとおりです。

 このため市民は、消毒用アルコールに代わり手指消毒にも使える消毒薬を探して右往左往しているのが現状です。優れた有資格技能者として徹底的に訓練され、職場も手洗いに最適化されている医師や看護師ならともかく、市民に日常生活、仕事のなかで「手を洗おう」(BBCによれば少なくとも20分に一回の頻度)などと呼びかけところで安普請のスローガンでしかありません。なお現代医療において医者は、「手を洗って当然*」の職種ですので「手を洗う医者」などとネットで主張したところで、「犬はワンと鳴く」と言うのと変わらず、筆者は日々こみ上げる笑いをこらえることに苦労しています。実は、医療関係者よりも合成化学者の方がより高頻度に手を洗います。油断すると手が破壊されますし最悪の場合、悶絶して死にます。
〈*消毒と同じく、手洗いも古くて新しい技術で、医療現場への手洗いの導入は、19世紀中頃イグナッツ・ゼンメルワイスによるものであって200年の歴史すらない。手洗いは当時の医学界の権威主義により否定され、イグナッツ・ゼンメルワイスは、失意のために精神を患い、入院先での職員による暴行によって死去している。(参照:”手洗いの大切さ、発見したが報われなかった不遇の天才医師”2020/03/10ナショナルジオグラフィック日本版、”感染制御の父 イグナッツ・ゼンメルワイス” 日本BD)〉

 アルコールが市中から消えている以上、現実問題として、安全かつ安価で十分な殺菌能力がある消毒薬が求められる事は当然です。そういったなか、次亜塩素酸が着目されています。
化学的にも社会的にも複雑怪奇な次亜塩素酸
 次亜塩素酸は、分子式HClOですが、実際にはH-O-Clという分子構造をしています。化学者なら、曲がっていそうな構造と一目で分かりますが、実際にそうです。そしてこのような構造の分子は、水を代表に面白い性質を示します。

 次亜塩素酸は、食塩水や塩酸を電気分解することによって得られますが、同様にアルカリイオン整水器でも電気分解によって隔膜を隔てて陽極側に酸性水として次亜塩素酸水が得られます。アルカリイオン整水器の場合、塩素の供給源は水道のカルキです。製品によっては塩素供給のために食塩を加えることもあります。従って、井戸水などでは、そのままでは機能しません。流通している「次亜塩素酸水」は、食塩水を隔膜式電気分解装置で電気分解した陽極側の酸性水で、有効塩素濃度10~80ppmのものが該当します。

「次亜塩素酸水」という名称は、食品衛生法施行規則(昭和23年厚生省令第23号)および食品、添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)によって定義が「塩酸又は塩化ナトリウム水溶液を電解することにより得られる,次亜塩素酸を主成分とする水溶液である。」と定まっています。この場合、有効塩素濃度は10~80ppmのものとなりますので、「次亜塩素酸水」と称するものは、有効塩素濃度が水道蛇口の50~100倍程度と低く、pH4~6程度の弱酸性となります。

 高濃度次亜塩素酸と称する製品は、有効塩素濃度200ppm以上ありますがこれらは製法が異なります。次亜塩素酸ナトリウム(pH9)に塩酸を加えることにより中和し次亜塩素酸とします。このとき大量の塩素が発生しますが、製品の次亜塩素酸からも塩素臭がします。この製法の違いから概ね200ppm以上、数千ppmまで商品として存在する次亜塩素酸は、「次亜塩素酸水」と名乗ることができません。

 しばしば「『高濃度次亜塩素酸』は、『次亜塩素酸水』では無い」という主張が見られ神学論争化していますが、それは省令及び告示上の定義*の問題であって、化学的には本質的におなじ次亜塩素酸です。但し製法上、添加物や不純物には差異が生じます。
〈*次亜塩素酸水の成分規格改正に関する部会報告書(案)2007/03厚生労働省〉

【次亜塩素酸の商品二態】

●次亜塩素酸水 
・食塩水、塩酸の電気分解によってえられるもので有効塩素濃度10~80ppm pH4~6の弱酸性が多いがpH3前後の製品もある。
・僅かに塩素臭を持つ場合があるが、水道水と同じく無臭であることが多い・

●(高濃度)次亜塩素酸 
・多くは次亜塩素酸ナトリウムを塩酸で中和したもので有効塩素濃度100ppmを超える。有効塩素濃度200ppm~5,000ppm一部それ以上の製品が見られる。pH3~5程度の製品が多いが、pH3以下の場合もある。
・強い塩素臭を持つものが多い。

 次亜塩素酸は、不安定なために製造しても徐々に分解し塩化水素(HCl)や酸素などになってしまいます。また光や熱によっても分解が促進されます。もともと5~6%と濃度が高く、製造後3年以内の条件付き品質維持*ができる次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイター)に比して、「次亜塩素酸水」は不安定且つ濃度が千分の一程度であること、高濃度次亜塩素酸も不安定且つ濃度が百分の一から十分の一程度である事から、製造後の品質維持期間がかなり短いものとなります。結果、期限を越えたのちの開封時には事実上ただの水になっていることもあり得ます。
〈*花王株式会社 「ハイター」と「キッチンハイター」の希釈の目安 (直射日光にあたる場所や高温での保管をしていない場合)〉

 次亜塩素酸塩である次亜塩素酸ナトリウムNaClOは、水溶液中でほぼ完全に電離しますので、Na+とClO-の陽イオンと陰イオンとして存在します。

 一方で次亜塩素酸はpHによって電離度が大きく変わりH+、ClO-、HClO、Cl2とイオンや分子など様々な化学形態で存在します。

 図を見るとよく分かるのですが、次亜塩素酸ナトリウムは、pH9以上でほぼ完全に電離するためにClO-(陰イオン)が有効塩素として働きます。

 ところが次亜塩素酸の場合、商品として多く見かけるpH4~6程度のものは、電離度が低いために殆どの有効塩素がHClO(分子)として存在します。

 次亜塩素酸類は、漂白、殺菌作用がその強い酸化力によって行われますが、次亜塩素酸と次亜塩素酸ナトリウムでは、その働きを持つ有効塩素の化学形態が異なります。これは化学的にとても面白く、理学部化学系や家政学部食品・環境系の卒論、修論としてはワクワクする古くて新しい研究対象です。だれかやらんかの?
新型コロナ対策へは「判断保留」せざるを得ない
 次亜塩素酸の商業的利用例としてよく知られるのはサンヨー(現ハイアール・AQUA)の電解水洗濯機です。残留塩素のあるプールや工場などの配管を洗浄する際に電解すると配管の汚れがゴッソリと落ちるという工場での経験則から開発されており、開発背景がたいへんに工学的です。この「先ずはやってみてできたらエエがな」という研究手法が認められるのが工学の面白さなのですが、理学研究者にはこれが絶対に納得できない人も多く見られます。

「次亜塩素酸水」は、アルカリ電解水の副産物として幾らでもできますのでもともと不要なものですからこれに殺菌などの機能があれば商品化の動機は強く働きます。家庭用のアルカリイオン整水器でも排水側のpH5~6程度の次亜塩素酸を「アストリンゼント水」として化粧水としての付加価値を付けています。人畜無害とされますが、筆者は水槽の水質調整用にアルカリイオン整水器のアルカリ水と酸性水を用いたところ、お魚は無事でしたが、水質の変化に弱いエビは壊滅してしまいました。

 この次亜塩素酸には強い酸化力が故に経験的に殺菌・消毒剤としての機能が期待され、厚労省や経産省からも報告がでていますがこれらについては、次回ご紹介します。
^ 近年では、弱酸性で皮膚への刺激が少ないことから手指消毒ができる汎用消毒剤として販売される事例が多く、また食品工業、生鮮食品店で次亜塩素酸製造装置を導入し、安価または無料で「次亜塩素酸水」を配布する事例もみられます。現在の新型コロナウィルス禍においてもアルコールの入手できない市民や組織へ勧める光景も見られます。

 「次亜塩素酸水」が、安定して十分な消毒能力を持ち、とくに現在は、新型コロナウィルスに「効果はバツグン」であることが担保されるならば筆者は次亜塩素酸を消毒用アルコール類の代用品としてお勧めできるのですが、現状ではその判断を留保するほかありません。

 理由は、次亜塩素酸の細菌、ウィルス類、とくに現在は、新型コロナウィルスへの効果、効果があるとしてその次亜塩素酸の濃度、作用時間、品質維持条件についてはっきりとした合意が得られていないためです。このため次亜塩素酸は、長年にわたり代表的なニセ科学インチキ商品論争となっています。これに事業者側の製品のなかには科学的にも工学的にも疑問を持つほか無いものがあることも加わり、論点が何処にあるのか非常に分かりにくいマラソン論争に陥っています。
先ずは仮の結論。新型コロナ禍で次亜塩素酸水溶液は使えるのか?
 この次亜塩素酸の消毒効果については非常に長くなりますので、ここでは仮の結論を出して詳細は次回とします。

 現状では、「次亜塩素酸水」のコロナウィルス、エンベロープウィルスへの効果および容量についての合意は暫定的であっても得られているとは言いがたく、公衆衛生および感染症防御の手段としては、筆者はお勧めできません。

 一方で、有効塩素濃度500ppm以上の高濃度次亜塩素酸水溶液については、キッチンハイター(次亜塩素酸ナトリウム)希釈液と同様に使えると考えています。

 手指消毒については、500ppm以上の高濃度次亜塩素酸水溶液が使えるか否かについては、判断を留保します。筆者のように毒劇物を手づかみしてきたようなアブない人間には大丈夫であっても、広く人々に安全であるかを判断できる材料が見当たらないからです。

 筆者は、次亜塩素酸水溶液については、個人としては使ってみたいと考えていますし、たいへんに好意的です。しかし筆者は高濃度アルコールを十分に備蓄していますので手指消毒などに次亜塩素酸を全く必要としません。

 一方で第三者にお勧めする場合は、学術的合意または所轄官庁=厚労省による合意ないし合意可能な資料の公開が必須と考えています。感染症防御において消毒は確実でなければならず、効果に問題のあった場合、それは防疫に大穴を開け、個人と集団を重大な危機に晒します。とくにCOVID-19は、感染症としては1918パンデミック=スペインかぜに匹敵、または凌駕する極めて危険な感染症である可能性があり、防御手段への確実性が強く求められます。

 次回ご紹介しますが、厚労省の研究報告などをみても「次亜塩素酸水」は、カビや細菌などにたいへんに優れた効果を示しているのですが、ウィルス(ノロウィルス)には殆ど効果を示していません。ノロウィルスはノンエンベロ-プウィルスですのでエンベロープウィルスであるコロナウィルスと挙動が異なる可能性がありますが、筆者はより安全な側へ判断をとります。理由は、判断を誤ると個人と集団の生命と健康が脅かされかねないからです。

 2020年05月01日に経産省の外郭団体であるNITE(製品評価技術基盤機構)が発表した委託評価事業の報告によれば「次亜塩素酸水」は、コロナウィルスへの効果がたいへんに高いとされていますが、資料はパワーポイントだけですし、非公開資料があるなどとても感染症防御における公的合意を得られる資料とは筆者には考え難いです。

 そもそも経産省は、厚労省のシマ荒らしをする前に、いまだに不作為を貫いている一般アルコールの感染症防御向け解放という仕事があります。それさえ行えば、消毒薬問題など「パパッと解決」することです。

 そもそも人命に深く関わる規制である消毒・殺菌剤の性能評価を経産省が行ったところで、極めて強いバイアスがかかり、のちに深刻な遺恨を残すであろうことは、これまでの原子力行政(福島核災害の共同正犯は経産省)、石炭・炭鉱行政他、市民の死体の山と瓦礫の山を残してきた様々な大失敗の歴史が物語っています。

 業界団体、業者の資料・広告、事業者と共同研究した学者のインタビューなどには客観性が全くありませんので今回の場合、いくら積み上げても全く意味がありません。研究者による新聞発表や学会発表は、それが学術的合意を得たことを意味しません。その前段階である、「何かやったよ」という合意を得るためのスタートラインに立ったに過ぎません。

 筆者は、次亜塩素酸水溶液をまがい物、インチキ品などとは考えていませんし、たいへんに魅力的と考えますが、そうであっても個人と集団の人命と健康が関わる以上、客観的且つ学術的合意か厚労省などの健康・保険行政の所轄官庁による合意または合意を得られる資料の公開は最低限必要なことです。それがない以上、現時点では公衆衛生および感染症防御の手段としては、筆者はお勧めできません。

 この稿、長くなってしまいますが、筆者が読み解いてきた厚労省や経産省の資料をご紹介し、筆者がこの判断に至った過程を論じます。

◆コロラド博士の「私はこの分野は専門外なのですが」新型コロナ感染症シリーズ9
【牧田寛】
Twitter ID:@BB45_Colorado

コメントから
ハイターは塩素臭を感じれば殺菌作用は保証できる。

アルコールも臭いと気化スピードで判断はできる。

洗剤や石鹸は、泡が出ればとりあえずは洗浄効果はある

次亜塩素酸水の中に、次亜塩素酸が含まれている保証はできない。

これが一番の問題。

銀行に入店する時の消毒液が次亜塩素酸水でした。透明の容器だったのですぐ効果がなくなっちゃうなぁと思いました。
毎日交換するなら良いけど、知らないで継ぎ足しとか無くなったら交換なんてしてたら弊害でしかない。
みんなが触るから、かえって感染リスクを高めてしまう

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官邸が直接テレビを監視していた!玉川徹氏や岡田晴恵氏らの発言を追跡 官邸の監視文書が発覚!

2020-05-23 | 日本問題

玉川徹氏、岡田晴恵氏らの発言を官邸が監視 文書は922枚に
https://news.yahoo.co.jp/articles/f14d2a42625380cfd811c7f4a5a021c29b0c73bc?page=1

この経緯に疑問を持った東京都内の会社員男性が、内閣官房でテレビ番組をチェックした記録文書等を情報公開請求し、本誌に提供した。

開示文書には、〈〇月〇日の報道番組概要〉〈内閣広報室 分析担当〉と記名があり、その日の一部のテレビ番組の内容をひたすら抽出したレポートになっている。2月1日から(開示請求が受け付けられた)3月9日までの1か月の期間で、その文書は922枚にも及ぶから、職員たちの苦労がしのばれる。

記録されている番組は、NHK「日曜討論」をはじめ「ニュースウオッチ9」、テレ朝の「報道ステーション」、TBSの「ニュース23」などの報道番組から、「スッキリ」(日本テレビ)、「ミヤネ屋」(同)、「とくダネ!」(フジテレビ)、「ひるおび!」(TBS)といったワイドショーや、情報バラエティ番組の「アッコにおまかせ!」(同)まである。

ツイートから

安倍政権の特徴は、徹底したメディア言論操作。

政権に敗北したメディアは、モーニングショーと週刊文春を見習った方が良い。

『玉川徹氏、岡田晴恵氏らの発言を官邸が監視 文書は922枚に』

週刊ポストのスクープ。官邸が羽鳥慎一モーニングショーを常時監視対象に。「政策に対する解釈、論評に政府が異論を唱えるのは、言論に圧力をかける一方的な行為です」田島泰彦・元上智大教授。→玉川徹氏、岡田晴恵氏らの発言を官邸が監視 文書は922枚に 5/22(金) 7:05配信

報道番組を記録監視って…
そんなことより記録監視する必要のあること
今はたくさんあるでしょ?
批判されてもぜんぜん不思議ではない状況続きで
なぁ~に言ってやがる!

国民の気持ちをメディアだけですべて
コントロールできると思うなよぉ~!!
ってんだ。

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