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Tokyo Walker

諸事探訪

EE Auto C.C Petri 55mmF1.7

2021年10月11日 18時14分34秒 | カメラ

 10月10日(曇天)、午後遅く散歩に出掛けた。写真を撮るには遅すぎる時間帯だが、この時期適当な被写体も少ないので気にしない。今日は先日Maintenanceしたばかりの、「EE Auto C.C Petri 55mmF1.7」を持ち出した。勿論、Mount Adapterは自作のSpecial Partsだ。


 最初に、リンドウか何かの野草?、印象的なムラサキを撮ってみた。花が小さいのでかなり寄った近接撮影だが、落ち着いた発色は悪くないと思う。反射光源は比較的輪郭のはっきりした丸ボケが出来るらしい。


 野生のアザミだろうか、薄ムラサキの発色も悪くない。解像度もしっかりしている。近景の前ボケは柔らかいが、遠景はちょっとゴタつく。


 その典型がこれだ。何の花か実かは判らないが、この被写体の背景はかなりゴタついていて「滑らかに溶けるようにボケる」とは言えない。ちょっと煩わしいくらいなのだが、他のレンズでもこのような現象を見掛けたことがある。一段絞れば解消するようだが、歪率が大きいのか、収差が大きいのか原因は判らない。いろいろなレンズを試してみたが、開放時の被写体の前後両方の背景が「溶けるように」ボケるというのは結構難しいのかもしれない。

 
 例によって、初秋のススキ。


 ハギのトンネル。花の季節はとうに過ぎ去ったようだ。
一段絞ったと思うが、奥の緑がとても良い具合にボケている。


 残り少ないハギの花。



 咲き終わった大賀ハス、遠景のボケ具合は良し。さすがに古代ハス、よく見ると葉の大きさと言い、タネといい、なかなか気色悪いものだ。流石に恐竜が出てくるとまでは思わないが。

 ここまで撮ってみて「EE Auto C.C Petri 55mmF1.7」は何の変哲も無い、極めて真面目で当たり前のレンズだった。巷では「安モノ」の評価だが、高級レンズとどこが違うのか判らない。
1907年「栗林製作所」から創業し、1977年「ペトリカメラ」で倒産するまでのメーカーだが、経営戦力はともかく、モノは決して悪くない。
グリス交換のために分解清掃したのだが、作りも別段悪くなかった。この次は、晴天で撮ってみたい。改めて赤、黄色などの発色を是非見てみたいと思う。

Body  α7Ⅱ/SONY
Lens   EE Auto C.C Petri 55mmF1.7/Petri
Mount Adapter  Petri--NEX/自作
Filter  φ52mm MC UV(SL39)/KENKO
Hood  E-6575(φ52mmラバーHood)/ETSUMI




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