最近息子がお気に入りの絵本の一冊で、『がちゃがちゃ』という作品があります。
この絵本において、「がちゃがちゃ」とは、クツワムシのことです。
うしおと彼のお母さんがある夜クツワムシを捕まえに行くお話で、とにかくひたすらクツワムシを探す小さな冒険はなんだか心躍るものがあります。
そんなわけで、昨日の夕方は、妻と息子と三人で、がちゃがちゃを捕まえに行く予定で、息子は大喜びだったのですが、彼はその前に寝落ちてしまい、がちゃがちゃ取りは延期になりました。
今朝、息子と実家を訪ねたら、なんと中庭にがちゃがちゃがいて、すかさず捕まえました。毎年実家の周りではクツワムシがうるさいほどに鳴くのですが、その姿についてはこの絵本と出会うまで知りませんでした。
しかもこの絵本からは、クツワムシを捕まえるにはなかなかの知識と技術と幸運が必要であると伝わってくるので、まさかこんなに簡単に捕まえられるとは思いもよりませんでした。
それにしても大きくて立派なバッタです。クツワムシから一冊の絵本が生まれる訳もよく分かりました。
しかし息子が本当に欲しいのはクツワムシではなくてスイッチョンだと知りました。この作品ではうしおが目もくれないスイッチョンです。なかなか変則的です。スイッチョンも見つかると良いのですが。