(2022-7-23付ブログ参照)
京都屈指のパワースポットとして知られており、
ご利益がすごいと評判の安井金比羅宮へ昨年に引き続き行ってきた。
昨年は早朝散歩で行ったためお参りしている人がほとんどいなく、
一度日中の混んでいる神社を、そしてお参りしている人達の雰囲気や表情を
じっくり見てみたいという悪趣味な発想で来てみた。
それにしても鳥居の下に「悪縁を切り良縁を結ぶ祈願所」の横断幕を掛けているとはすごいですね!
長い参道を進めていくと本堂にたどり着いた。
居る居る多くの参拝者が。
しかも圧倒的に若い女性達だ。
コロナもだいぶ治まってきて、一時感染防止のために止められていた手水舎も復活してきた。
通称縁切り神社と言われている当神社は天智天皇の時代に藤原鎌足が
当地に藤原家一門の繁栄を祈願した仏堂を建立し、
藤を植樹して藤寺と号したのがそもそもの始まり。
そして第二次世界大戦後、現在の名称になった。
主祭神は崇徳天皇、大物主神、源頼政だ。
京都最強の縁切り神社のメインイベントは「縁切り縁結び碑」をくぐること。
このために境内には長い長い列ができていた。
確かにこれは時間がかかる。
各人が様々な想いを込めてやるため大変だ。
この縁切り縁結び碑は中央の亀裂をつたって神様のお力が下の穴に注がれ、
穴をくぐりぬけてそのお力をお受けいただくことによって悪縁が切れ良縁に結ばれる。
まず願い事を「形代(かたしろ)」(身代わりのおふだ)にお書きになり、
次に願い事を想いながら碑の中央の円形の穴から表からくぐり抜けて悪縁を切り、
続いて裏からくぐり抜けて良縁を結び、最後に形代を碑に貼る。
男女の縁はもちろんのこと人間関係に関する縁だけでなく、
病気、酒、煙草、賭け事など自分が断ち切りたいと思っている全ての悪縁を切ってくれる神社だ。
なぜかというと主祭神の崇徳天皇は断ち物、縁切りの祈願所として信仰を集め、
大物主神は道開きの神様、開運や商売繫盛の神様だからだ。
縁切り縁結び碑の霊石の上にはご覧のようにおびただしい枚数の形代が貼られて、
その1枚1枚に想いが念じられていると思うと何か恐ろしささえ感じてしまう。