今回は別邸・仙寿庵の5つの大切なものの
Courtesy(心のこもったおもてなし)を中心に
Character(特色や個性あるスタイル)も交えて写真を中心にまとめてみました。
(おもてなし編)
当庵に到着するとラウンジでまずはチェックイン作業。
昨年に引き続き、目の前に一輪挿しの花が迎えてくれる。
最初の歓迎のおもてなしとしてアロエの水菓子と
リクエストで一口生ビールになんと気が利いておつまみの一口昆布までもが付いていた。
長い間ドライブして疲れた客にホッと以上の安らぎを与えてくれる。
この万年筆のケースを見て下さい。
お好みの万年筆でまずは宿帳に記入。
ビックリのおもてなしだ。
チェックインが終わるとロビーの後ろにある売店「みちくさ」で
ドライブモードから仙寿庵モードへチェンジする為のみちくさタイム。
そんなに広くないショップだが、一つ一つの品揃えのレベルが高く、
各品に目が止まってしまう。
後で知ることだが部屋にあるサービス食べ物は全てこのショップで売られている。
悪く言えば部屋で毒味して美味しいのでおみやげに買って下さいということでしょう。
素直に納得しました。
本日、松月の間の担当仲居さんから心あたたまるご挨拶と諸説明のおもてなし。
これが各浴衣と帯、そして布製のポシェット(小物入れ)。
このポシェットはおみやげ品。
これは他の旅館ではあまりないですネ。
そして癒しの丁子足袋。
これやはりおもてなしグッズ。
部屋にちょっとした漬物が。
山椒きゃらぶき、舞茸こんにゃく。
ちょこっとつまむのがことのほか美味しい。
やはり海老鯛でおみやげに買ってしまった。
ここでも器の素晴らしさを感じてしまう。
部屋のコーヒーもインスタントパックコーヒーではなく、
コーヒーメーカーで5種類も用意されていた。
これは針箱と薬箱。
昔から針箱はよく見たが現実的に必要性を感じたことはない。
また、薬箱には3種の薬が入っていたが、
わかるのは食べすぎ・飲みすぎ用のパンシロンだけだ。
これは風流な挨拶文だ。
月に合わせた「葉月」のご挨拶。
涼しさが一段と心地よい朝を迎える
木々の間から ひぐらしの声が満ちあふれている
立秋後の残暑は厳しく秋の到来を望むのは暑さにあきた心のゆえでしょうか?
でも、日中は気付かずに過ごしていたのに空の色・雲のかたち、
木の葉を鳴らす風の流れにそっとしのび寄る秋の気配が ー。
ー 名残りの夏と幼い秋がバトンタッチ ー
そしてすごいおもてなしが、枕と敷布団が選べるというシステム。
枕は高さとやわらかさで6タイプ、それにそばとテンピュールが選べる。
敷布団はコットンと備長炭のやわらかめ、かためも選べる。
ここまでやる旅館はそうはお目にかかれない。
このコップと水差しもお洒落でしょう。
本当にセンスがある。
今回テーブルの下の段に双眼鏡を発見。
谷川岳の地図が参考に付いている。
運が良ければカモシカや野うさぎが見つけられるなんて、もうメルヘンの世界だ。
洗面所にあるアメニティグッズ。
当庵ではモルトンブラウンを使用しているとか。
ここにも3色の巾着袋が用意されていた。
ここからは浴室のおもてなし表現を紹介します。
脱衣かごの中には脱衣した衣服を包む大きな風呂敷みたいなものがあった。
やはり人には見られたくないという心理に応えたのか。
脱衣所にはどこにでもある風呂上がりの水が用意されていた。
他と違うのは谷川の美味しい水と、そしてお洒落な陶器だ。
思わず多めに飲んでしまう。
なんだかわからないが脱衣かごの片隅には谷川の岩石標本の箱があった。
まるでタモリが来たら大喜びするような代物だ。
これはどこにでもある自動マッサージ機だが、
ここまで様々なおもてなしグッズを紹介すると
超高級マッサージ機に見えてきてしまうから不思議なものだ。
エレベーター内にさり気なくあまりない機能が付いたものを見つけてしまった。
それは静電気除去装置だ。
冷蔵庫とは別にアルコールのおつまみが4種用意されていた。
ビーフジャーキー、ポテトスナック、ドライフルーツ、かんでこんにゃく(ビーフ味)。
これは残念ながら有料であった。
冷蔵庫にはすいかスムージが・・・。
どこまで差別化するのだろう。
ロビーの所には朝、牛乳と野菜ジュースのサービスが用意されていたが、
売れ行きが良く残りは牛乳一杯のみ。
本来は仙寿庵編のジャンルになるのだろうが、
写真の量が多く混乱した為おもてなし編に。
1階ロビーのサイドチェアーとその奥の大人の雰囲気のラウンジ。
天体望遠鏡があるのは、星空を観察するためか?
当庵からは晴れて谷川岳の全貌が見えることが限られているのか、
雪のある谷川岳全体と模型がロビーに置いてあった。
スミダマンが泊まった間は、やはりほとんど谷川岳の雄姿を見ることができなかったが、
後日アップする天神平では2年越しの願いが叶って奇跡が起きた。