3月17日からスタートした京都シリーズ、
前編の梅の時期が21作、後編の桜の時期が23作、
合計44作アップが本日最終版となりました。
約2ヶ月弱、京都の街をなるべく奥深く入りながら楽しみたいという旅が終わろうとしています。
2日目の夜は二条城の桜まつりネイキッドフラワーズのライトアップを見ようと
PM7:30頃に二条城に来たらご覧のような人・人・人。
しかも若い人の群れ。
聞いてみると入場するのに45分~1時間待ちだとか。
コロナ禍でインバウンド客もいないのに二条城だけは別世界であった。
とても待つ体力と気力もなくすぐ諦めた。
京都といえば「いけず(意地悪)」で街中にはこのようないけず石が大量に置かれている。
行けずの石というのは基本的には京都の古い町の町家の敷地に置かれている石のこと。
これによって車などが家の外壁などにぶつかるリスクを減らす京都の人が考えた知恵らしい。
二条城に来る間、タクシーの運転手さんといけず石の曲者さについて漫才のような本当の話を聞いた。
この写真の石も運転手さんが教えてくれたもの。
因みにこの交差点のあと二ヶ所にもいけず石があった。
京都市左京区岡崎にある日本の古美術を中心とした細見美術館。
大阪で毛織物で財を成した実業家・細見家三代が収集した東洋古美術品を展示している。
開館は平成10年であった。
この美術館は別名「琳派美術館」といわれる通り、
伊藤若冲や酒井抱一などの江戸琳派の作が多い。
尚、設計は大江匡で京都の町家のモチーフを取り入れた現代建築で建築業協会賞を受賞している。
ロームシアター京都は左京区岡崎最勝寺町、
細見美術館の前にあるコンサートホールで正式名称は京都会館。
設計は前川國男で昭和35年に開館した。
2012年よりネーミングライツ(命名権)で現名称に改称した。
ロームシアターの前にある京都市勧業館(通称みやこめっせ)。
1996年(平成8年)に建てられた建物は川崎清の設計で平安建都1200年記念事業の一つとして建設された。
館内は常設展示とイベント用の複数の展示場、会議室などがあり、延べ面積は京都府最大だ。
岡崎公園を中心としたこのエリアは京都市を代表する総合公園の一つで
いくつもの代表的な施設がある。
京都市美術館、琵琶湖疏水、そして紹介したロームシアター京都、
京都市勧業館みやこめっせ、京都国立近代美術館など様々な文化交流施設が集積している所だ。
大正天皇の結婚を記念して明治36年(1903年)4月に開園した京都市動物園。
東京の上野動物園に次ぐ日本で2番目に古い歴史を持つ。
2009年11月、京都市は「共汗で作る新京都市動物園構想」を発表。
開園以来の全面リニューアルを決定した。
ブロックごとの工事を行い2015年11月にリニューアルオープンをした。
この人気うどん店2店舗の前はよく車で通って、随分賑わっている店があるなー、
くらいの認識しかなかったが、実際来てみるとビックリで
特に山見麺蔵さんは予約OK時間が4時~5時と言われた。
それでは昼食でなくて夕食になってしまうではないか。
片や京うどん生蕎麦のおかきた(岡北)さんも超人気店らしく
両店の相乗効果でいきなりの訪問は全く無理であった。
創業300年、祇園の超人気甘味処の「鍵善良房 四条本店」。
店構えと店内は歴史の香りを感じさせる重厚さが伝わってくるが、
平成10年に建物は新しくなったそうだ。
当店の名物はなんといってもくずきり。
これは必食だ。
今回はおみやげを買いに来ただけだが、この販売スペースにいるだけでも
周囲に目が行ってしまう程、当店の歴史がプンプンする。
京都駅前にある10分の1で復元された平安京羅城門の模型。
羅城門は朱雀大路の南端に建てられた都の正門で、
外国からの便節を迎え入れるなど平安京のシンボルとしてその咸容を誇っていた。
しかし暴風により二度崩壊し980年以降、再建されることはなかった。
その復元は千年の時空を超えて現代に託されている。
この模型は1994年平安建都1200年記念事業として、
宮大工をはじめ京都の職人たちの技術の結集、製作された縮尺10分の1の復元モデルです。
3月17日の京都駅ビルから始まった長い長い京都シリーズも
この京都駅大階段の一番トップに戻って立ってパチリして終了といたします。
約2ヶ月弱の間、京都の梅と桜のブログ特集にお付き合いいただき有難うございました。
この大作は自分の将来の布石の1つとして考えています。
いつかこれが大きな花を開かせてくれることを切に願ってペンを置きます。