スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

谷川温泉 別邸・仙寿庵 PART Ⅱ~A

2021-09-10 06:15:40 | ホテル・旅館

昨年秋、GO TO トラベルを利用して谷川岳の麓、

谷川温泉の別邸・仙寿庵にお世話になり、

その建物・しつらえの素晴らしさ、おもてなしの温かさに感動して、

そのことが忘れられず、今年の夏、また来てしまいました。

そこで昨年に引き続き

A・・・一般編と建築的考察編

B・・・しつらえ編

C・・・おもてなし編

をアップしたいと思います。

下記を参照して下さい。

2020-10-7付 谷川温泉 別邸・仙寿庵

2020-10-8付 別邸・仙寿庵のしつらえ・おもてなし

2020-10-9付 別邸・仙寿庵の建築的考察

なお、今回は写真中心の内容にいたしました。

 

 

(別邸・仙寿庵編)

別邸・仙寿庵の古風な門とモダンなゲート。

入口のくまモンの人形に注目してください。

答えは昨年のブログ内に・・・。

当庵は日本の宿を守る会に所属。

当会の会長は当庵の社長が務めていました。

本来建物の廊下はあくまで脇役なのに本庵はこの大アールの廊下が主役、最大の売りになっている。

しかも夜の帳が下りこの廊下がライトアップされると

さらにその魅力がパワーアップする。

アールの片面全面ガラスフィックスの廊下空間を進んでいくとガラス面が終わり、

アール面が残って落ち着いた和の廊下が続く。

どこの温泉浴場もそうだが時間によって男女の浴室をチェンジしてくれる。

おかげで2つの趣きの違うお風呂を楽しむことができる。

仙寿庵の1つの大浴場が朱色の漆を塗ったような浴槽。

楕円型のフォルムが優しく美しい。

スミダマンはこちらの風呂がずっと好きです。

こちらは露天風呂。

風呂の床面に大きな丸石が敷かれているが、機能的には如何なものか?

もう一方の大風呂は岩をくり抜いたような岩風呂。

谷川温泉のお湯は肌に優しく体の温もりが消えないとてもグッドな温質だ。

この日はコロナ禍ということで8名までという入場制限がされて、

予約満室とはいえ前回と同じように人気がほとんど無く、

2ヶ所の大風呂の写真を自由に撮れ、皆様に紹介できた。

露天風呂に関しては隣りのものと意匠的にほとんど違いがない造りになっている。

この風呂の全面には清流が流れ、さらにその先には緑濃き山林が迫り、

すごい解放感のある大空間が広がっている。

そんな解放感を堪能する為のベンチ、椅子がセットされ、

これに座って自然の中にいると何か不思議な気持ちになる。(全裸ゆえ)

露天風呂の前に流れているのがこの川だ。

ここには「清流瞑想」という散策路が整備されている。

この先には鉄網状の展望台まで用意されている。

今年の盆休みは天候に恵まれず雨の日が続いた為、川の水流が多く、流れも激しい。

スミダマンの前に一組のカップルが散歩していた姿が自然に溶け込み、ポエムの世界だ。

清流瞑想で心爽やかに木々や草花からいただくなんとも澄んだ心地いい香り

冷たく爽やかな雪解け水の流れる川のせせらぎ

太陽と大地から感じる熱く力強いエネルギー

日々の忙しさにまぎれて忘れていた素晴らしい自然の恵み

軽く目を閉じて・・・ 肩の力を抜いて・・・

ひと呼吸こと呼吸ゆったりと・・・ 丁寧に・・・

体、心、魂が一体となり本当の自分を取り戻し「いま」を感じてみましょう

素晴らしい一日となりますように・・・

別邸 仙寿庵

大自然谷川岳を借景とした雄大なお庭。

昨年に続き今年も谷川岳の雄姿は天候不順の為、見ることはできなかった。

 

 

 

(建築的考察編)

2階の平面図。

このフロアーは7室、客室は全18室の6タイプある。

この平面図を見ればわかるが各部屋がジグザグの造りになっていて

全室から谷川岳が眺められるような設計になっている。

赤い動線の上部が当庵売りの大アール廊下だ。

スミダマンの部屋は一番奥の松月の間。

隣りにもう一つ翠月の間があり玄関扉が共用の造りとなっている。

階段を数段上がって内玄関、和の香りのする良い空間だ。

廊下のコーナーも落ち着いた雰囲気が流れている。

丸窓の下には大廊下が覗ける。

アールの大廊下の片側は自然豊かな庭が全体に見られるよう

フィックスの巨大なガラス面が宿泊客を圧倒する。

このガラスの工法は何というか忘れたが比較的新しい工法と理解している。

玄関エリアのディテールはかなり複雑でしかも素晴らしい。

この旅館の1、2番の売り空間ではないか。

最近の旅館・ホテルでは整備されてきたパソコン・インターネットルーム。

入口上のアップルのマークがお洒落だ。

昨年行った時は気が付かなかったが、

浴場の脱衣場から渡り廊下を渡って風呂場へ行く途中が

このような吹き抜けの中庭になっていた。

見えない所にも意匠のこだわりを持ったのか、あるいは何かの機能的役割があるのか。

浴室にはサウナがあり、一部ガラス張りで中が見えるが、

その目隠しとして白樺の木をルーバーにしているのが素敵だ。

アールのガラス張り廊下に次ぐアピール度の強いのが

廊下壁面の化粧左官仕上げだ。

前回はこれがとても斬新であったが、

今回はちょっとくどさを感じるようになったから不思議だ。

これが今回お世話になった松月の間。

今回もとっても良い感じでした。

ここは夜、朝食の食事処を出た所にある酒蔵と天井高のある空間がとても素晴らしくパチリ。

前回はもっと詳しく紹介したが、母屋から離れて散策コースの途中にある独立棟のライブラリー。

周りの自然に溶け込んでや山小屋風のライブラリープラスカフェになっている。

前回は気が付かなかったが早朝散歩で発見した施設。

ドームのような構築物は最近所々で見かけるようになってきた。

 

 

 


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