イエローストーン国立公園 ・トルコ・カッパドキア
・アフリカ・ビクトリアの滝・セントヘレンズ山 ブラタモリ
Il Postino Soundtrack
イエローストーン国立公園
世界で初めて国立公園として認定された「イエローストーン国立公園」。
アメリカ合衆国のモンタナ州・ワイオミング州・アイダホ州にまたがる総面積8,980km²もの広大な敷地に地球上の約半分の温泉、約3分の2もの間欠泉があり、
七色に輝く巨大な温泉など、熱水現象による極めて特異な自然景観を成しています。
1800年代に当時のトーマス・ジェファーソン大統領が、未開の地を調査するために構成した探検隊により初めて報告され、
それから数十年後のミシシッピ川上流域の調査により、ようやくその存在が知られるようになりました。
イエローストーンを初めて目にした人々はそのあまりに素晴らしい大自然の姿に「ここは全ての人類の霊域。
私有物として少数の利益のために開発すべきものではない」と政府に提言。
それがきっかけとなり1872年、ユリシス・グラント大統領が「イエローストーン公園法」に署名、世界初の国立公園が誕生しました。


トルコ・カッパドキア
見渡す限りに広がる奇妙な形の岩、岩、岩…。アナトリア高原中央部、南北約50kmにわたってさまざまな見どころが点在するカッパドキアは、
トルコ屈指の観光スポットとして絶大な人気を集めています。
世界に類を見ない奇岩群は、火山の噴火により堆積した凝灰岩や溶岩層が長い年月をかけて浸食されてできたもの。
エセンテペにある「3姉妹の岩」、パシャバーの「妖精の煙突」、デヴレントの「らくだ岩」は、絵はがきなどでもおなじみの風景です。
4~11世紀にかけて敬虔なキリスト教徒が造った岩窟教会が集まるギョレメの谷には、30以上の教会がギョレメ博物館として保存・公開されており、
内部の鮮やかなフレスコ画が見事。要塞のあったウチヒサールは、岩をくり抜いた住居が密集し、SF映画に登場してもおかしくない奇観。
頂上からは360度のパノラマが見渡せ、まるで違う星に舞い降りたような錯覚を覚えます。
夕日を浴びて燃えるように輝くローズバレーも必見。バラ色に波打つ奇岩はじーんと胸を打つ美しさです。
アヴァノスの陶器工房やユルギュップの絨毯工場、ワイナリーなど、伝統工芸品や特産物にも見どころは多く、1日ですべて見て回るのは不可能。
できれば名物の洞窟ホテルに泊まり、2~3日かけて不思議の世界にどっぷり浸ってみたいもの。


アフリカ・ビクトリアの滝
アフリカ南部、ジンバブエとザンビアの国境でたけり狂う巨大な飛瀑。
1855年、この滝に到達した探検家デビッド・リビングストンが、母国イギリスの女王にちなんで「ビクトリア」と命名。
滝幅約1,700m、落差約108mの威容を誇り、南米のイグアス、北米のナイアガラと並ぶ世界三大瀑布の一つに数えられています。
落下口がほぼ一直線なので、滝はまるで1枚の水のカーテンのように見えますが、実はデビルズキャタラクトをはじめとした6つのパートに分かれています。
滝の迫力を体感するなら、水量がピークに達する雨季がおすすめ。
空高く上った水煙が豪雨のように降り注ぎ、耳をつんざく轟音ははるか彼方まで響き渡ります。
現地ではモシ・オア・トゥンヤ(雷鳴の轟く水煙)と呼ばれ、畏怖の対象だったというのもうなずけます。
滝の全容を見るなら乾季に訪れるか、ヘリコプターに乗って上空から観察するのがいいでしょう。



セントヘレンズ山

アメリカ(ワシントン州)カスケード山脈に位置する、St. Helens(セントへレンズ)火山は、数十万年前から繰り返し爆発的な噴火や溶岩流の流出を行い、
富士山型の美しい円錐形の火山に成長した。その標高は約3,000 mであった。また北麓のSprit Lakeは人気のリゾート地であった。
しかし、1980年5月に、小規模な噴火活動のさなか、マグニチュード5.2の地震を引き金として、
その北側の山体が大規模に崩壊し、サージと呼ばれる爆風と、岩屑(がんせつ)なだれが北麓を襲った。
さらに下流には大規模な泥流が流下した。
山体が崩れたことによって地下にあったマグマが出やすくなり、プリニー式と呼ばれる大規模な爆発的噴火に移行し、最後に火口に粘り気の高いデイサイト質の溶岩がドーム状の地形を形成した。
崩壊地は深さ600 m、直径2 kmに及び、最高標高は約2500 mまで低くなった。一連の噴火災害で、火山学者を含む数十人が犠牲になったと推定されている。







セントヘレンズ山と日本の火山 共通点




