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7.万葉の岬 山部赤人 2015.01.10 「206」

2025-02-26 20:47:52 | 文学
7.万葉の岬  山部赤人 2015.01.10 

山部赤人が四国辺へ下るときの詠か。旅中望郷の歌。歌中の淡路から播磨にかけての地名がこの「万葉の岬」から一望のもとにある。

山部赤人辛荷島万葉歌碑

 妻に別れて、その手枕もせず、桜皮を巻いて作った舟に、左右の櫂をとりつけ漕いできて、淡路の野島も過ぎ、印南つまや唐荷の島の、

島の間から故郷の方をふりかえると、

   青山のどのあたりともわからず、白雲も幾重にも重なってきた。漕ぎめぐる島々、行きかくれる島の崎々、

どこへ行ってもわが家を思い続けて来ることだ、旅の日数も長いので。

 美しい藻を刈る唐荷の島で、魚をとる鵜ででもあったら、家を思わないでいられることであろうか-。

 島かげづたいに漕いでくると、うらやましいことよ、大和へ上る熊野の船が見える。

 風が吹くので浪が立とうかと、凪を待って都太の細江(姫路市飾磨区)で浦にかくれていることだ。

  生没年・伝記は不詳です。下級官吏として朝廷に仕え、神亀-天平8年(724~736)の間に、宮廷歌人として作品を残しています。

  この間、山部赤人は、紀伊に神亀元(724)年、吉野に神亀2(724)年と天平8(736)年、摂津に神亀2(724)年と天平6(734)年、

 播磨に神亀3(725)年、それぞれ天皇の行幸に従っています。また、下総・駿河・摂津・播磨などにも旅をしています。

 
 
鳴 島 なきしま


 

 

 

 

  

 

 

 万葉岬の椿園

 

 家島諸島

 

室津港

  

  

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