うだるような1日を予感させる朝、作業開始の9時にお日様はsun sunと照り何処此
処と言わず熱をまき散らしている。昨シーズン最後の炭を窯から取り出す。
薪割用に切った樫の木が余りにも硬くて斧では割れない事から私たちの所にやっ
て来た代物。炭木は約70㌢だがこいつは約40㌢しかなく窯を立てる時は立てた上
に重ねるような恰好の変則的な窯。どんなものが出てくるのか不安混じりで窯を開
いてみると、悪い予想に反して短いながらも硬い良い炭に焼き上がり量もシッカリと
残っていた。最終の計測では約330㎏と近年では大漁、豊年満作の部類に入る。
途中で会長作の西瓜が振る舞われ一息を突いた後に、一気に窯出しを終え11時。
残りの時間に出来るだけ窯立てをしようと言うことになり、窯立てを始めるが1/3で
昼になる。続けて仕上げるか後日にするか即答会議となり、有志が4時から作業
続行となり一時散会。
4時前に来ると、先輩が大半を立て終えておられ残りを手伝い窯に火を入れること
になった。久しぶりの窯出し、窯立ては冬のいい雰囲気と異なり汗だくの作業に窯
の中の作業は時々、交代をしながらの汗労働。冬だと外気が数度しかないところか
ら翌朝60℃くらいとなるが、外気が夜間でも20℃以上あるからどんなスピードで変
化するのか楽しみな炭焼きでもある。明朝は炭窯の煙突から煙を吹き出しているだ
ろう。炭小屋はこうでなくては。
(午前の作業時、カメラを忘れ作業風景は午後のみ。)
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入口まで立てられた炭木
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焚口づくり
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17時頃に火入れ