今日は店を開いたがいつも見えるお客さんの姿はなく、もう冬支度というのではなか
ろうがボチボチと薪を準備のお客さんが見えた。世間話をする内、ふいに『炭はいつ
ごろから使われたの?』
炭は焼くが歴史までは・・・・苦しい言い訳。
気になったのでちょいと調べてみたら30万年前の遺跡から炭を使用した痕跡があり、
弥生後期(紀元後3世紀中頃)には鉄製農機具などの加工のための熱源として、更に
奈良時代(700年代)になると炭は改良され白炭が作られるようになり暖房用にも使われ
るようになった。以降1950年後半まで料理、暖房の主力として使われてきたがガス・電
気などの普及によりその座を追われた。近代では微粒子を吸着する等の性質を利用
して健康管理や日常生活での使用が注目されるようになった。
こうしてみるとお客さんの質問に対する答は『奈良時代』というのが正しいようだ。