恒例になった会館への門松立て、寒波到来で久しぶりの雪の中での行事になった。
勿論のことだが門松の材料はすべて会員の持ち寄り。竹は事前に切り出し中に入れ
る真砂土も用意しておく。見よう見まねの門松も年を重ねるごとに上手になっていき手
慣れた段取りで1時間弱で作業を終える。
作業後お茶をいただき、年末仕事の待つそれぞれの家に分かれる。
***** お断り *****
注文急増につき在庫がなくなりました。次回の窯出しは1月中旬の予定です。
ご不便をおかけし誠に申し訳ありません。
別所~桑並への峠
炭焼きをすると木炭と副産物の木酢液がある。それに少量ではあるが純粋の木灰があ
る。私たちは木灰を窯の補修や目塗に利用しており、価値の高いものと考えている。
昔なら火鉢やこたつの必需品として家庭で作られていたが今は極少数の人にしか必要
のないものになってしまった。だから必要な人には入手しにくいものになっている。
木灰は肥料にもなるから農業で利用されてきたがこれも今では別のものにとって変わら
れている。灰と同じく商品としていないものに、小さく欠けてしまった炭に灰が交じったも
のがある。
これについても少し手を加え利用目的を明確にした商品に仕上げられれば欲している
人に山の恩恵をお裾分けできるのではないかと、ぼんやり考えている。
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タイトルのようなオーバーな市ではないがことし最後の店はそこそこの品揃えとなり小雨
降る中、来客を待つ。天気でもよければお客さんを期待できるが、と案じていたが一気
に来客があり、対応にてんてこ舞い。野菜、炭の用意、木酢液の量り売りなどなどに追
われ嬉しい悲鳴・・・まではいかないが。
本業のカシ炭をてんこ盛りにして特価、大売り出しといきたがったが木炭販売は在庫不
足で細々となった。今年の作業は29日の門松立てを残すのみになった。
開店準備完了なれど雨模様
次のために頑張ろうということで急きょ決まった山行き、今朝は霜が降り気温は低いが
久しぶりにお日様の顔が見える。日向にいれば少し暖はあるが家の中は寒い。前回倒
したカシ材を山の中から引っ張り出す。谷は溝状になっているため泥濘、足場は悪く運
び出すには極めて不都合ながら、人海戦術で下に下に。2か所から集めた材は1窯を
立てるのに十分な全ての材料が整っている。この調子でと、午後からはこの場でカシの
伐採を始める。
ここでの伐採は電線に近いこともありワイヤーで引っ張る必要があり敬遠していたもの。
1本目、ワイヤーで山側に引っ張られたカシは目途通り倒れるはずだった。ところが上の
方で蔓が絡んで立ったままになってしまいニッチもサッチもいかなくなる。わいわいがや
がや、小田原評定を繰り返し試行錯誤の結果、やっと思いでいい位置に倒す。
幹や枝に絡みついたような蔓ではなかったがその抵抗に1時間以上のロスが生じた。
2本目は椎の木に寄っかかり始末するにもっと強力なワイヤーで引っ張る必要があり次
回までこのまま。ついでにと3本目、2本目の上に乗っかかったが20㌢ほどの木だったの
でワイヤーで引っ張り始末する。都合3本は倒したまま年越し、来年の山初仕事になる。
本当に天候不順の今年、今日はピンポイントの晴れ、小屋からの帰り道、小雨が落ち始
めた。これから再び不順な天気が続くらしい。
何はともあれ無事故で今年の炭焼き作業を終え感謝とともに安堵するばかり。
長閑な様子
午前中の作業でカシは十分そろう
2本目、3本目も谷渡り状態
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