「箱根より急?」急勾配坂道に驚きの声「あんな急な上り坂を入れるのあり?」日刊スポーツ新聞社 によるストーリー • 40 分
<パリオリンピック(五輪):陸上>◇11日◇女子マラソン◇パリ市庁舎-アンバリッド(廃兵院)急勾配の坂道がファンの注目を集めた。
先頭集団が29キロ地点前後の坂道を走り始めると、ファンから驚きの声があがった。
(旧ツイッター)では「パリオリンピックのマラソンコース、異常なくらい急な坂があって驚く。箱根より急なのでは?」、「『何だ坂、こんな坂…』と増田明美さんが繰り返しだした。マラソンコースの上り坂、とても急」、「あんな急な上り坂を入れるのありなの?」と声があがっている。
過酷なコースの中でも鈴木優花(24=第一生命グループ)は脱落することなく先頭集団に食らい付いている。
=============================================一山麻緒
女子マラソンが行われ、21年東京五輪8位の一山麻緒(資生堂)は2時間34分13秒で51位だった。
昨秋のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)2位の一山は序盤から苦しいレース。先頭集団についていけず、10キロ地点で40位、15キロ地点で45位、中間点では先頭と2分4秒差の56位に下がった。25キロ地点では61位まで後退したが、終盤に粘って順位アップ。最後は笑顔でフィニッシュした。
レース後のインタビューは涙を流しながら答えた。
▼一山 走る前は凄く怖くて仕方がなかったんですけど、実際に走ってみて、日本の方はもちろん世界中の方にたくさん応援してもらって、日本って凄く世界中から愛されてるんだなと、そんな日本を背負って走れたことが凄くうれしかったです。東京五輪とは全然違って、これが本当の五輪なんだって走って肌で感じましたし、みなさんの応援が凄くうれしかったし、応援に背中を押してもらいました(3年間)振り返ると本当に悔しいことの方が多くて、悶々とした3年間だったんですけどけ、今日スタートラインに立って、走るときは苦しかったんですけど、応援ををもらってうれしい気持ちでマラソンを走ることができて、最後までありがたいなという気持ちでした。
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エチオピア生まれのハッサンは、15歳の時に母親が飛行機に乗せてオランダに亡命。難民として認められ、2013年にオランダ国籍を手に入れた。現在は学生でもある。ハッサンは「自分の国はどこか、自分でもわからないことがある」と明かしつつ、「いずれにしろ私はオランダ人だと感じている」と話す。走ることはハッサンにとってリラックスするための手段だ。そんなハッサンの生い立ちに「走りながら勉強してたのも凄い」「苦労人」という感想もあった。
ちなみに、チェコスロバキア(当時)のエミール・ザトペックは1952年のヘルシンキ大会で、ハッサンと同じ3種目で「金」を獲得。「人間機関車」の異名で知られている。ハッサンも競技者として優勝し始めたころに、ザトペックを知った。ザトペックに関する映画を見て、「彼の大ファンになった。まさか彼のようになれるとは思ってもいなかった」とも話している。
1万メートルから中1日(34時間半)で出場したシファン・ハッサン パリ五輪は11日、女子マラソンが行われ、シファン・ハッサン(オランダ)が五輪新記録となる2時間22分55秒で金メダルを獲得した。今大会、5000メートル予選と決勝、1万メートル決勝と走り、マラソンを合わせて1大会で4レース計62.195キロという異例の超過酷ローテで衝撃のクライマックスが待っていた。
陸上界の鉄人がパリで超過酷ローテで駆け抜けた。ハッサンは今大会、2日の5000メートル予選で初レースを迎えた。14分57秒65の組2着で通過し、中2日の5日に行われた5000メートル決勝は14分30秒61で銅メダルを獲得。さらに中3日の9日に行われた1万メートル決勝で30分44秒12の銅メダル。今度は中1日(34時間半)という短さで、この日のマラソンに出場したのだ、
レース序盤から大きな集団から離れ、単独走で自分のリズムを刻んだハッサン。メダル争いから徐々に離脱していくサバイバルとなったが、40キロを過ぎると3人の金メダルに絞られた。ラスト1キロを切ってハッサンがスパート。信じられないスタミナで振り切り、先頭でゴールテープを切った。ネット上には「ハッサンの体力ってどうなってるんだろう」「タフすぎる」「ハッサンは人間じゃないwww」「トラック走ってマラソンもやるの? 超人すぎるでしょ」「どうやって調整していたんだろ??」と驚きの声があふれた。
常に挑戦を続けてきたアスリートだ。もともとトラック種目を専門とし、2021年の東京五輪は5000メートルと1万メートルの2冠を達成し、1500メートルも銅メダル。昨年からマラソンに挑戦し、10月のシカゴマラソンで世界歴代2位となる2分13秒44の好タイムで優勝した。
昨年のブダペスト世界陸上の1万メートル決勝では先頭を走りながらラスト20メートルで転倒。11位に終わったが、レース後は「人生は山あり谷あり。だから、人生は美しいのよ」という名言を残し、人格者としての素顔も話題を呼んだ。
THE ANSWER編集部
「パリ五輪・陸上女子マラソン」(11日、パリ市庁舎~アンバリッド)
今大会トラックの5000メートル、1万メートルで銅メダルを獲得しているシファン・ハッサン(31)=オランダ=が、五輪新記録となる2時間22分55秒で金メダルを獲得した。
東京五輪では5000、1万メートル2冠のトラック女王。最後はマラソンとは思えない驚異的なラストスパート勝負を制し、マラソンにも出場するという異例の挑戦を金メダルという形で結実させた。
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=今日の万歩計=
4541歩・3.3km・燃焼脂脂12.4g ・総消費量1721kcal
「珍しく 五輪マラソン 20kmから」ゴールまで試聴できました。
「鈴木優花 キツイ上りで 粘り先」集団へ・・
「オランダの ハッサン選手 スパートで」見事勝ち
「ザトペック この選手の 見本はネ」
==1年前の今日のブログから思い出す=
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